『トドメの接吻』第6話

ホームレスにしか見えないストリートミュージシャンが過去の干渉とか思わせぶりなことを言ってたけど、今回のラストに関しては単にサイコがキスした時点でエイトは既に死んでるからってだけじゃないのかな。キスで戻れるのはキスによって「死ぬ」からで、死んでる相手じゃダメだと、ただそれだけのことなんじゃなかろうか。
それについては次回を待つとして、サイコが誰かとキスをして戻ってエイトを助けられたとしても、視聴者的に布袋(宮沢氷魚の役名をようやっと確認しましたw)はエイトを殺したし、指示したことは長谷部からテープを取り戻すことだけ(その過程で多少痛めつけても構わないぐらいは言っただろう)だったとしてもなぜかそこに旺太郎が現れて流れで殺してしまったことを尊氏も黙認どころかちょっと嬉しそうに聞いたという事実は残るわけで、“エイトが何度もやり直しをするせいで変わってしまった”という尊氏に対する同情の余地はもはやなくなったよね。長谷部を追い詰め自殺に追いやった自覚はあるのにテープのことしか頭にないエイトは紛れもないクズだけど、尊氏はエイトとはまた質の違うクズ、いや「ワル」だよ。イエーッ!ワルいまっけんだいこうぶつー!!。
で、誰といつキスするのかによって戻る時点が変わるからそれはまだわからないけど、次回は『サイコがエイトを救う話』になるのはいいとして、戻った先のエイトにはその時点以降の記憶はないわけで、つまりサイコがあの時(弟を犠牲にして)助けた子供であることを知らないエイト、ということになるわけか。でもサイコにはその記憶がある。エイトに言われた言葉の、ぶつけられた感情の記憶がある。そのままいけばエイトを助けるためにはもう一度それを繰り返すことになるんだろうけど、でも光太の靴をエイトの目につかないところに隠せばその事実をエイトに知られることは回避できる。でもそれは“本来のエイト”ではないわけで、どっちにしても辛いわな。
そして誰とキスをするにせよ、キスで7日前に戻れることをその人物にも知られてしまうことになるだろうわけで、サイコにとって最優先事項は「エイトを助ける」ことにあるわけだから誰かとキスするのは確定だとして、誰を選ぶのだろうか。その相手によっては助けてもらったエイトさん激オコだろうなぁ・・・w。