『僕らは奇跡でできている』最終話

「このドラマはフィクションです」ってのがこれほどまでに意味を持つラストカットになるとは(笑)。

育美や虹一や虹一母、そしてドラマのトリを飾った樫野木先生をはじめ登場人物たちの抱える悩みであり苦しみであり生き辛さはとてもリアリティのある一方で、このドラマにはどこか浮世離れした感じというか、ファンタジーなところがあって、そのいい意味でのファンタジーさをとことんまで凝縮したトンデモラストシーンのおかげで終わってしまう寂しさが吹っ飛びました(笑)。

相河一輝という人間と出会い、その独特の考え方生き方、一輝の「光」によってそれぞれがそれぞれなりの影響を受け、自分と向き合い、そして自分なりの「一歩」を踏み出す。トンデモカットの前にそれぞれの“その後”が描かれましたが、そのなかに育美の元カレがいたのに愛を感じずにはいられませんでした。見た瞬間はコイツ誰だ?と思ったけどw、元カレもまた一輝を作った一人なんだよね。直接でなくとも人は数えきれないほどたくさんの人との出会いによってできているのだ。

虹一の成績が悪いのは視力の問題ではなくもともと勉強が苦手だったという事実にはトホホ・・・ってなったけどw。

あと育美の服の趣味が変わり過ぎてて、あ、男できたな?とか思ったですw。

前回のあの心が痛すぎる一輝と樫野木先生がどうなってしまうのかと思ったら、悲しかったのは「樫野木先生と仲良くしたかったからです」と言う一輝には敵わないなーと思いつつ(授業で樫野木先生の言葉を学生に伝える鮫島教授もさすが!)、樫野木先生もいい方向に進みそうでよかった、心から良かったよー!と感動していたというのに、バリバリフィールドワークしてた頃の樫野木先生が原人みたいでなんとも言えない気持ちになったりしましたがw、心が温かくなる最終回でだいまんぞく!。どこをきっても可愛い高橋一生しかいないドラマをありがとう!。