『仮面ライダービルド』第2話「無実のランナウェイ」

え?なんだよこいつ女いるのかよ・・・テンション下がるわー・・・とか日曜朝の子供番組に対して思っていたらですね、その彼女がサクっと怪人に改造されて消えちゃった(死んじゃった)ってマジかー。彼女のエキス(言い方w)からつくったドラゴンボトルが龍我の所有物となったことからしていずれ龍我はこれを使ってライダーになるのでしょうが(ライダーになるためのベルトは戦兎が作れるわけだし)、亡き彼女の力を使い彼女と共に戦うとかまさに2号ライダーに相応しい設定だし、そのために彼女をこういう形で亡くす必要があるとして、なまじ彼女とのことを描いてしまうと悲惨さや非道さが必要以上に出てしまうから彼女どころか龍我のひととなりすら描かれてない段階で(どうやらバカっぽいことは今回で察せられたけどww)この展開にしたんだろうなーとは思うもののそれにしたってスタートダッシュが過ぎるというか前半のノリと後半の話の落差がすごすぎてついていくのがたいへんです。
でも楽しい。すっごく面白い。
話のペースは速いけど、でもいきなりその存在が明かされ速攻死んだ彼女について『病気にかかっててその治療費を稼ぐために龍我は試合で八百長しそれが理由で格闘技の世界から追放された』『龍我が殺人の罪を着せられたのは彼女の勧めで出向いた先だったが、なぜ彼女が龍我を嵌めるようなことをしたのかと言うと実は彼女は追放処分をなかったことにしてもらえるかもしれないからとある男に言われたからだった』と龍我の事情も含め必要なことは全部しっかり説明してんだよね。それに、1話でビルドに倒されスマッシュから人間に戻った男は記憶を失ってはいるものの肉体に問題はないのに対し龍我の彼女は病弱なため人間に戻ることに耐えられない(から消滅する)こともわかった。加えて彼女にその話を持ちかけた男と刑務所で龍我の気を失わせた男が同一人物であることがわかったところで次回へ続く、と情報の出し方・見せ方とドラマとしての流れ(の作り方)が気持ちいい。彼女の病状について台詞で説明するのではなく龍我が贈ったであろう指輪が緩いのを見て「痩せたな」って言わせるだけとかすごくいいと思うし、今のところはとにかく面白いの一言で先が楽しみで仕方ない!。
ってなわけで、わたしのお目当てである前川泰之演じるマスターが早速タブレットをこねて孫の手にしちゃうというスゴ技を見せてくれたけど、娘は戦兎が回収してきたボトルを“浄化”する能力があるというし、この二人は地球人ではない・・・んじゃないかなぁ?。とすれば当然現在日本を三分割してる巨大壁を生み出したパンドラボックス、つまり火星と関係しているのではないか?と思うわけで、どんな目的で地球にやってきたにせよいかにもっぽい腕輪してる娘が火星の魔道士かなんかでマスターはその従者兼ボディーカードのような存在(二人は実は親子ではない)だったりしないかなー。まぁナイトローグさんの正体がマスターでもいいんだけどさ。
ナイトローグさんと言えば龍我から電話が掛かってきたその瞬間彼女がバスクリン水槽に沈められてるというグッドタイミングだかバットタイミングだかでしたが、龍我からいつ電話が掛かってきてもいいようにスタンバイして今か今かと待ってたのかと思うとちょっと笑っちゃうw。壁の上から見てたから仮面ライダーと一緒に居るであろうことは分かってるとしても拘束されてることまではさすがに知る由もないだろうから、さっさと電話してこいよ!って内心イライラしてたりしてねw。・・・・・・って今これを書きながら思ったんだけどその中身として一番しっくりくるのはやはり水上剣星の氷室幻徳なんだよなぁ。戦兎に「コウモリ男!」と言われて「ナイトローグだ」って訂正するあたりもそんな感じするわ。
それはそうと龍我のあたまのてっぺんが三本編み込みされてんのはなんなの?。あのヘアスタイルになんの意味があんの?。
それと龍我が戦兎を記憶喪失の『オッサン』っつってたけど、戦兎ってわたしに見えてるよりも劇中では年齢が上(に見える)設定なのかなぁ?記憶喪失『野郎』じゃ駄目でしたかね?。