『仮面ライダービルド』第23話「西のファントム」

あれだけ苦しんだというのにハザードになってでも黄羽の敵討ちをしたい戦兎の想いの背後には万丈の存在がある。万丈がいるからこそ戦兎は自らの手で人の命を奪った恐怖に打ち勝ったのだと、そう思う間もなく暴走しかけたところを万丈に物理的に阻止されハザード状態が解除された瞬間「仕留めきれなかったか」とか言ってて耳を疑いました。
戦兎の言う「仕留める」ってどういう意味?。グリスの実家に押しかけ関係者を人質にするわ黄羽をグリスを釣る餌にするわ、挙句黄羽の命を奪った奴らだけど、戦兎はどうしようとしてたの?なにをもって敵討ちとするつもりだったの?カシラは文字通り「敵討ち」するつもりだったと思うけど?。
自らの手で人の命を奪った恐怖を乗り越えたことで、人の命を奪う覚悟が出来たってことなの?。ちょっと理解が追い付かない。
ていうか、代表戦で東都は北都に「勝った」わけで、その結果をもって両国の戦争に決着がついたわけだよね?。だったら北都に東都の仮面ライダーが出張したってそれは侵略行為には当たらないと思うんだけど、なんなら黄羽含め“人質を救助する”という大義名分を掲げ北都に行けるとすら思うんだけど、戦争終結と同時に西都が北都政府を制圧したことで北都は西都のモノになった=北都へ行くことは西都への侵略になるということなの?じゃあ東都が代表戦で北都に勝った事実はどうなるの?。
それよりなにより、これ以上東都の民間人に被害が及ばないようにと代表戦を行ったはずなのに、北都には行けないけど西都の武力を引き連れて東都に逃げてきてくれれば防衛という理由で戦えるって、それじゃあ結局東都を戦場にすることになるけどいいんですか?と、北都の人間である黄羽の敵討ちが東都を守ることより上位に来ちゃってんだけどそれでいいのか?と、そこいらへんがわたしには理解できない。

で、東都に西都のライダーを引き入れてしまったわけですが、スクドラ万丈もスパークリング戦兎も圧倒する勢いで登場した新ライダーの正体は、なんとなんと幻徳さんでしたー!。
早くねえ!?幻徳さんの復帰早くねえ!??w。
氷室泰山が首相に復帰してから今現在どれぐらいの日数が経過してるのかはっきりとはわからないものの、そこまで経ってはいないと思うの。登場人物の服装に変化がないから少なくとも季節が変わる程の時が過ぎてるということはないはずだし、泰山の首相復帰=幻徳が東都を追われてからまだ長く見積もってもせいぜいが1か月経ってるかどうかってところだろうに、たった1か月かそこいらで幻徳さんがこんなになっちゃうとか急速すぎて笑うわw。しかも武力こそ以前よりも格段に上がったものの背後にはスタークがいて難波重工がいて内海がいるとか関係性としては以前と変わってないどころかそいつらの“道具”に成り下がってでも自分を切り捨てた東都と父親に復讐したい(んだよね?)とかつくづくお坊ちゃんだなとw。これまでのことを考えたら裏切られる未来しか見えないのになんでそんなキメ顔できんのw。
ていうか変身解除が早すぎるんだけど、仮面ライダーローグになったことを一刻も早く葛城巧に見せつけたかったんだと思うと、やっぱり幻徳さん憎めないんだよなーw。
それからいくらカッコよくてもオタクはオタクなんだな・・・心火を燃やしてフォーリンラブとか普通にキモいな・・・・・・な『猿渡一海 29歳独身』が握手の倍額でツーショットの交渉をしてたけど(ここをこうまでナチュラルかつ面白く演じられるのは武田航平の経験値の為せる業だろう!)、相場的には握手:ツーショット=1:3ですよ!と突如銭ゲバになった紗羽さんに教えてあげたいw。