『仮面ライダービルド』第30話「パンドラボックスの真実」

この作品の主人公は記憶喪失の状態から始まり、実は悪魔の科学者と呼ばれていた男で死を偽装するために顔を他人のもの(※元よりイケメン)に変えられていた戦争の元凶(のひとり)という大層盛り盛りの設定ですが、その相棒を自認する男は「人間じゃない(かもしれない)」ってマジかー(笑)。主人公より相棒の方がすごい設定だったー(笑)。
これまで散々っぱら「侵略行為になるから」と自らの感情を必死で抑え堪え苦しむ主人公(とその仲間たち)を描いてきたというのに、
首相から1ドルク奪った国家反逆罪でビルドの兵器認定解除→だから戦兎がパンドラボックス奪うべく西都(パンドラタワー)に行って暴れても問題なし→国家反逆罪の疑いがある戦兎を捕えパンドラボックスを守るという名目であれば万丈とカシラが西都(パンドラタワー)に行って戦闘活動しても問題なし
って、この理論がイマイチ理解できない(戦兎が考え(やり方)を変えると決意したのはわかるんだけど、戦兎はともかく万丈とカシラは東都首相の命を受けて西都に来てんじゃないの?西都に攻撃するつもりはなくあくまでも戦兎の捕獲が目的だから侵略じゃないですよーう!なんて言い分が通用すんの?)こととかどうでもよくなる「万丈、人間じゃないってよ」の破壊力よ。しかもそれ紗羽さんが一日やそこいら調べてわかったことですからね。さすが難波チルドレンってか。
美空に火星の王妃が寄生してて、変声機能搭載に騙されてたけどマスターも別人格に支配されているらしく、これまでの流れを見るにそれは当然火星の関係者であろうわけで、だからまぁ今更驚くことでもないと言えばそうなのかもしれないけど、一番ハードな人生を送ってると思ってた主人公が一番マシ(マトモ)だったとかちょっと気持ちが追い付かないです・・・。
あと美空のなかにいる火星の王妃の力がなくなったら抑止力がなくなるってんでその代わりにとパンドラボックス奪いに行くってな話になってるけど、これまでのことを考えるにパンドラボックス所持してることで何の抑止力になるのかとしか思えないんですが。現に今パンドラボックスは西都が所持してるけどそれを奪うために元を含め兵器が3体向かってるじゃん。抑止力どころかむしろ争いを招いてるじゃん。
ていうか初めて(だよな!?)のトリプルライダーキックが壁パカ→空振りってのに力抜けたわ・・・・・・。『画』自体は文句ナシにカッコいいのにそう簡単には真っ直ぐ燃えさせてくれないよね、ビルドってw。
みーたんなら何人でも構わないと言い切るカシラに幸あれ・・・と思ってたらラッキースケベならぬラッキーみーたんを膝枕できたもんでカシラよかったねカシラ!って心底から思いかけたのに即「い、いくらですかっ?いくらですかっ!?」と金払おうとしてて、なんかもう・・・骨の髄までカモなんだなって・・・もう北都政府から給料貰えないだろうにみーたんのためなら生活費がなくなろうが迷わず財布を開く・・・それがもはやカシラにとっての幸せ、いや生きがいなんだなって・・・気持ちは分かるような気がするけど(あくまでも「気がする」な!)わたしはこういう人間にならないようにしようと思う次第です・・・。