『新春浅草歌舞伎』@浅草公会堂

やっぱみのかずだよな!!!!!!!!!!!!!!!!!


今年はこの一言に尽きる。
プライベート含めありとあらゆる“関係性”を取っ払い、純粋に役者としての相性というかコンビ感というか、花形役者のなかでわたしがそれを最もいいと思うのが坂東巳之助さんと中村壱太郎さんでして、でも歌舞伎っていろいろあるからいつも一緒の舞台に上がってるよね?と思う人もいればなかなか共演できない相手がいたりするわけで、巳之助さんと壱太郎さんはここ数年後者だったわけで、なので絶望すぎる前半を耐え忍び、まさに奇跡!まさにミラクル!!が起きてウハウハしながら生着替えする巳之助さん又平を甲斐甲斐しく手伝う壱太郎さんおとくの記憶だけでわたし半年は生きられます。
事あるごとにみのしんでもみのはやでもなくみのかず派です!と言い続けているわたしにとって、ここ数年のみのかず不足が一気に満たされ充たされたわー。

巳之助さんが違和感でしかなかったという納涼で勘九郎さんと踊った棒しばりと違って(しつこいw)松也さんと踊る今回の棒しばりはなにも考えちゃうことなく素直に観られてアホ可愛い面白いし!。


若い歌舞伎役者が大きな役に挑戦するのが浅草歌舞伎ではありますが、今年はその選択肢があまりにも少ないというか、『このメンツで(この人数で)やれる作品』という演目選びだったのではないかと思うのだけど、観終えてみたらこれまでと人数的な差(違い)はさほど感じなかったし、舞台上に好きな役者さんしかいない!!!というわたしの言うことなので説得力はないかもですが、危惧してた“物足りなさ”もぜんぜんなかったです(壱太郎さんがいないので一部と二部を比べたら「かずがいない」という物足りなさはさすがにあったけど)。
実はさすがに今年はちょっと厳しいのではないかと思ってたんだけど、やれちゃうもんだね。
(でも「傾城反魂香」のみっさま・・・ものすごい汗ダクでお着替えされておった・・・。
お役目に向かうべく師匠が用意してくれてた綺麗なお召し物に着替えながら(ツンデレ師匠すぎるw)、袖口で顔を拭いそうになって「イカイカン着物が汚れてしまう」ってデヘデヘしながら言うんだけど、首元汗で色変わっちゃってて袖口どころの話じゃねーぞ!?と思わずにはいられなかった・・・。
発汗は生理現象であり体質だから気にしないとは思うものの、劇中の台詞で“着物を汚してはならん”というものがあるとさすがにいやいや襟元びしょびしょやん!!となってしまうわけで、体質だからこそその演目は避けるって選択もあると思うのね。二十代のみっさま又平とかずのおとくを観ることができたことは嬉しいし観られてよかったけど、もしかして、もうちょっと浅草に役者を投入してくれていたら別の演目が掛かった(選択肢があった)かもしれないなーってなことを観てる最中に思ってしまったことは書き残しておきたい)
(四人で徹子の部屋に出演されたとき、松也さんが巳之助さんにつけたキャッチフレーズ(この企画はとてもよかった!)が『繊細ムードメーカー』というもので、壱太郎さんが又平という役は巳之助さんが持つ「繊細さ」と「ムードメーカーっぷり」が両方楽しめると仰っていたのには「さすがかず超分かってる!!!」とぶんぶん頷きました)

改めて歌舞伎って、歌舞伎役者ってすごいなーと思いつつ、こういう年もあったなという思い出になるであろう2017年の浅草歌舞伎でした。




というわけで、みんな今すぐこれを見て!!!→http://www.highflyers.nu/ocu/minosukebando/
巳之助さん最高かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!(トップ画像があまりにも男前すぎて息止まりました)