『仮面ライダーエグゼイド』第9話「Dragonをぶっとばせ!」

先日読んだ小説の中で“血縁者の担当医にはなれない”という規則があるという記述を目にしたんだけど、命の恩人である日向先生は俺が治すんだっつって暴走する永夢を見て、こういうことになるからそういう規則が必要なんだろうなとおもいました。渋々になるのか今回だけの限定になるのか、とにかく4人で共闘ということになるのでしょうが、そのための前フリにしたって騙し討ちしたり他人の武器(医師がオペにつかう道具)を横取りして使い終わったらポイ捨てとか、医者としてもゲーマーとしても、なにより人間としてやっぱこの主人公好きになれないやとわたしの中でもう9割方定まっちゃったよ。
好みでいえばそういうキャラのほうがわたしは好きなんだけど、だってこれ、この主人公はそういうキャラとして作ってるわけじゃないでしょ?。命の恩人の命が掛かってるから豹変しちゃったってんじゃないんだもん。そういう面はあるにせよ元々そういう人間だとしか思えないんだよね。それが今回助長したというか、前面に出たというか、そういうふうにしか見えなくて、変身前に前髪上がってニヤっとすんのは“ゲームとなると人が変わる”ってな設定描写なんだろうけど普段はそうじゃないかっつったら自分の立場を弁えず知識・経験の足りなさを自覚せず自分の考えを相手に押し付けようとしてるし相手の話聞かないし協調性のなさについては他のライダーとどっこいなわけで、今回だけが“特別”だとは思えないもん。
で、そんな永夢に纏わる情報を集め個人の力だけで着々と真相に近づきつつあるっぽい貴利矢さんですが、情報収集能力という点に於いて貴利矢さんがあまりにも有能なのでなんか知るだけ知ったところで殺されそうな気がしてきたんだけど・・・。事務所的にこの作品に出ることにさしたるメリットがないと判断したらさっさと引き上げそうな感じあるしさ。ロクな奴がいない中でも貴利矢さんはなんつーか、そのロクでなさに筋が通ってるというか、貴利矢さんなりの意地でもってロクデナシをやってる感があるように思えるので、物語に対するフックとしてわたしには(今のところ)貴利矢さんが必要なのでもうちょっと生きて貴利矢さん・・・っ!(死ぬと決まったわけじゃないですがw)。
あとグラファイトさんがなんか必殺技らしきものを叫んでたような記憶があるんだけど、自分で技名考えてるグラファイトさん想像したらかなり可愛いw。
で、そのグラファイトさんは下手したら次回、次回でなくとも近々に散ってしまいそうな感じだけど、グラファイトさんって飛彩先生の恋人から生まれ、そして恋人を取り込んだ「仇」なわけですよね?。それこんなに早い段階で倒しちゃったら飛彩先生はこの先背負うドラマあんの?。