『動物戦隊 ジュウオウジャー』第3話「帰りたいけど帰れない」

今年の五人はほんっとイイな。
わたし自由気ままにふるまう系の戦隊女子って本来あんまり好きじゃないんですよね。直近で言えばニンニンジャーの風花とかトッキュウジャーのカグラとか、こういうタイプ苦手なんです。で、今回メインだったアムも完全にそのタイプかと思ったんだけど、なんか違う。明るく楽しくお気楽に見えて実は何かを抱えてるってのはこの手のキャラの定番設定なんで別にアムが特別ってんじゃないと思うんだけど、アムはなんか嫌じゃない。なんでだろう?。例に出した二人は一応無自覚・無邪気だったのに対し、アムは今回の買い物全部初めから大和に買わせるつもりで言ってる&やってたわけで、無邪気を装うことも含め完全に計算なわけで、その自覚はちゃんとあるわけで(この状況判断からくる諦めの早さというか、他の三人と比べると無駄な労力は使わないと判断できるところは「タイガー」の素質によるところが大きかったりするのかな?)、その違いかなぁ?。なんでなのかまだよくわからないんだけど、でもこういうポジションのキャラを好きだと思えることはわたし的にものすごく珍しいことなので、とても嬉しい。
ていうかまぁ全部安物なんだろうけど、それでもあれだけ大量に買い物すればそれなりの値段になるのではないか?と思うわけで、仕方ない(払わずにいられる状況ではない)とは言え現金なりカードなりで支払いができる大和は戦隊レッドにしては珍しくそれなりに稼ぎがある、ということなのだろうか。だとすればわたしの中での大和の評価を更に上げねばならん。
しかし、単なる武器アイテム(物体)ならばともかく意志のある生命体ということなんだろうに、それが戦力として仲間になる過程が
一般人が旅行先で拾ったそれを女に土産として渡してるのをたまたま目撃→慌ててカップルのところへ駆けつけたら「こんなのいらないから」っつって女から譲り受ける
って、雑というかなんというか、結構酷い流れで笑ったわ(笑)。キューブからキリンさんになるにあたって大和の想いに反応してというステップはしっかり踏んでるのでそこはいいんだけど、手に入れる流れがマジ酷い(笑)。
アムといいこの女の子といい、ていうかアムに振り回される大和といい彼女に土産いらないと言われてうわーんママー!というカップル男といい、世相を反映・・・・・・してるんですかね?w。某非公認戦隊のレッドのように戦隊でいろいろと目覚めてしまう少年も多くはないにしてもそれなりにいるであろうわけで、なんかちょっと・・・複雑な気持ちになりますなw。・・・って、あ!これその非公認戦隊の脚本家の作品じゃん!。おう、ちょっと腑に落ちたw。
その一方でジニス様率いるデスガリアンはゲームとして人間を殺してるんだよなー。直接描写こそないものの、今回の乗り物爆破とか明らかに死んでるもんね。
でもそのことに怒りを覚えているのは今のところ人間である大和だけで、ジュウマンたちがデスガリアンに対して現時点で抱いている怒りってのは大切なキューブを破壊されたことに対して「のみ」。これは過去作品でいえばゴーカイジャーの立ち位置に近いように思うのだけど、家事を分担しつつこれから人間界で暮らしていくなかで、ジュウマンたちの意識がどう変わっていくのか楽しみ。