『わたしを離さないで』第7話

介護人の希望として恭子を指名してたとはいえ、新しい介護人が来たと言われて「美人」だけでは半信半疑だったっぽいのに「おっぱいでかい」で『恭子!』と確信しちゃうとかトモお前・・・(笑)。
コテージによって雰囲気が違ったように回復センターによってもいろいろと違いはあるようですが、そういうのとは違う次元で恭子と美和がこんなにもピリピリした探り合いをしてるのに対しトモはやっぱり・・・・・・馬鹿なんだなーって、逃げ場皆無のこの息苦しい、生き苦しいドラマの中で、このシーンはホッとできた。
あと倒れたトモのことを介護人だけでなく提供が始まった人たちがみんな心から心配してたっぽいのもよかったなぁ。恭子に届いた提供開始通知が「間違いだった」で済まされてしまうことや、美和への三種提供=死の宣告が紙切れで行われることを思えば、他人が倒れようがなんだろうが“そういうもの”で済まされちゃいそうなもんだけど、実際提供者ではない一般人から見ればそういうものなのだろうけど、でも提供者として生きることを定められた彼らの中では倒れた友達のことはちゃんと心配するんだなーって、それはわたしにとって救いだった。
あと恭子に介護される柄本佑。柄本家のひとたちは常にどっちに転んでもおかしくないハラハラ感があるんだけど、今回は凪いだ海のような穏やかな役で、最初からこういう人間だったのかはわからないし、ここに至るまではいろいろとあったのかもしれないけど(だから柄本佑なのかもしれない)、それでも今この瞬間は恭子の話を静かに聞いてくれて、いい話が聞けてよかったと言ってくれた。
わたしこのドラマも朝ドラも週末にまとめて見てるんだけど、今柄本佑ヤバイわ。柄本佑の包容力ヤバイ。
でもこの人を焼却処分にするボタンも恭子が押すことになるんだよね・・・・・・・・・。