『仮面ライダーゴースト』第10話「終結!15の眼魂!」

「自己犠牲は尊い行いかも知れないが、必ずしも正しいとは限らない」と御成がもっともらしいことを言ったけど、「カノンちゃんを助けたい」というタケルは自分の命とカノンちゃんの命「どちらを選ぶか」という選択の答えを出したわけじゃない・・・よねぇ?。だってどっからどう見たってタケルとカノンちゃんの『現状(状況)』は違うじゃん?。タケルにタイムリミットがあることは初回から描かれていたし登場人物たちもその認識があるのに対し、眼魂妹カノンちゃんは今現在どういう状況なのか全くわからないわけで、自分の命よりもカノンちゃんの・・・復活?を選ぶなんて出来るわけがない。だからタケルの言う「カノンちゃんを助けたい」ってのは正確に言えば「カノンちゃんを助けたいけど自分も生き返りたいから協力しよう」ってことでしょ?。だから自分の持ってる眼魂をマコト兄ちゃんに渡さないわけでしょ?。
で、マコト兄ちゃんは助けたいのは妹だけで、タケルのことはどうなってもいいと思っているのかどうか。
アラン曰く親友・マコトが「変わった」のはタケルと逢ってからってな話だけど、ということはタケルの事情を知らないんじゃないか?。スペクターがタケル(ゴースト)の前に現れた時点ではまだアランはマコトを「親友」と呼んでたし会話も成立してたと思うんでそこでなんらかの情報が伝わってる可能性は否定できないし、初めて戦ったあと大天空寺に姿を見せた時にはゴースト=タケルであることはわかってただろうけど、タケルが現状幽体であり残り十数日で正真正銘「死んでしまう」(それを回避するために眼魂が必要だ)ってなことまで知ってるのかどうかってのは視聴者レベルではまだわからないよね。知ったからといって妹の命が最優先であることは変わらないだろうけど、それでも今よりはタケルの話に聞く耳持つんじゃなかろうか。と考えると知らないんじゃないかなーと。
だからこれは平成ライダーの定番ではあるけど、とりあえずお前ら話し合えよと、前回マコトは「お前に俺の何がわかるっ!?」と言ったけど、何があったか教えてくれなきゃわかるもんもわからないだろうってな話よね。
でもここで今回新たに投下されたマコト兄ちゃんの「俺はもう誰も信じない」ってな発言。誰も信じないから誰の話も聞かないということか。
なぜマコト兄ちゃんがもう誰も信じないと頑ななことを言うようになってしまったのか。もしかして・・・西園寺に言われたことが理由だったりします・・・か?。
タケルに会ってからマコトが変わったというアランの言葉を信じるならば、カノンが眼魂になってしまったことはその理由にはならないよね。だってタケルに初めて会った時点で既にカノンは眼魂だったから。
だとすると考えられるのは事故だと思ってた自分とカノンの“神隠し”が実は天空寺龍による「実験」によるものだったという西園寺の発言ぐらいだよな。
であれば、あの場でゴーストとスペクターが戦いそこへジャベルが乱入するなんて計画ではなく棚ボタだったんだろうになぜかあの場に装置を設置してたってのはいいとしてw、とにかく漁夫の利でもって全眼魂をゲットし手際よく結界?張った西園寺の話は嘘だったのではないか?と考えるのではないか。西園寺が眼魂15個あつめて何をしようとしてるかにもよるけど、まぁ普通に考えれば「俺は西園寺に騙されていたのか」となるだろう。で、そんでもっての予告にあったW変身になるわけか。話ができるようになるのはいいことだと思うけど、うーん・・・・・・マコト兄ちゃん浅はかすぎね??w。
西園寺が持ってた眼魂専用トランク、蓋パカっと開けたら眼魂自ら飛んできて収まったけど、これまでそんな現象が起こらなかったということは蓋パカの吸引力には距離的な制限があったりするのだろうかという素朴な疑問。
で、眼魂と専用トランク、それからゴーストとスペクターの変身システムなんかは天空寺龍率いる開発チームが造ったということでいいんだよね?(あれ?でもタケルのベルトって仙人がつくったんだっけ?)。何の為にそんな研究をしていたのか。『願いを叶える』ために眼魂15個集めて云々というシステムができたのか、それとも眼魂を開発したら『願いが叶う』ことが・・・わかった?のか、どっちだろう。西園寺の言動からして「眼魂が15個揃う」ってのは今回が初めて、ようやく出来たことなわけだよね?。つまり初めてのことになるんだろうけど、それが一度限りのことなのか、それとも一度願いが叶えられたら再収集開始となるのか、眼魂にされた英雄のメンツをみれば他にも「英雄」はたくさんいるだろうに、眼魂は今現在生成されている15個しかできないのか、であればなぜ15個しか出来えないのか、そこいらへんについて誰か正確に理解してんの??と思うんだけど。
そしてそれはタケルやマコトが「15個集めたら生き返ることができる(生き返らせることができる)」ことをどこまで理解してるのか?ってことに繋がるんだけど。
タケルは仙人のおっちゃんに言われたからってことでいいとしても、マコトは誰に何を言われて眼魂集めしてんの?。スペクターの行動理由が妹眼魂にあるという報告を受けていたことからして、アラン経由ではないよねえ?。
15個集まり儀式とやらが行われいよいよ何かが始まるようなんでそろそろそこいらへんの説明があるんじゃないかと思うけど、果たしてそれをできるひとがいるのだろうか。いるとすれば仙人だろうけど、でもあのひともあのひとで何か企んでそうだしなぁ・・・。
それはそうとして、今回アランには「兄上」がいるということが明らかになりました。そしてジャベルは大帝陛下ではなくその兄上の指揮下にあるらしいと。
兄と弟は時期大帝の座を争うライバルなのかしらっ!?。それとも出来がよく優等生の兄に対して弟は劣等感を感じていたりするのかしらっ!?。ジャベルのアランに向けるまなざしを見るにどちらかと言えば後者っぽいよなー。
開始当初は全く食指が動かなかったアランだけど、ジャベル登場後次々と投下されるその属性及び背景にちょっとやる気が出てきたかも。お団子みたいなルックスのアランに対し兄上がシュッとしたインテリタイプだったら妄想スイッチ連打するけど、考えたくはないけどまさか仙人が兄上だったりして・・・・・・・・・いや見た目年齢としてはむしろ大帝の方ですよね!兄上のセンはないよね!ね!??。