ドラマスペシャル『名探偵 キャサリン』

クレジット3番目なんで出番量を期待して見始めたものの、最初の1時間は2.3カットしか映らず、モブに毛が生えたような扱いなんで何よ客寄せパンダ!??と憤慨したわけですが(客寄せパンダになんてなるわけねーだろ!役者としての知名度なんて皆無だっつーの!ってなツッコミはしないであげてください・・・お願いですから・・・)、後半は怒涛であった。
松也演じる「愚息」こと和彦さんは華道の家元の息子なんだけど、ライバル流派のスターである笛木優子さんと恋仲なんですよね。でも華道会の会長の座を争うガチライバル関係にある両派なんで、当然二人の関係は許されざる恋なわけですよ。で、松也の流派には笛木さんと共に華道界の二大スターと言われている高岡早紀さんがいるんだけど、なんやかんやあって高岡さんもまた松也のことを好きなのです。松也への恋心が事件の鍵なのです。
劇中でシャロやんがそれを「まるでロミオとジュリエットみたい」とか言ってた気がしますが、高岡さんの存在は言うならばティボルトなわけですよ。
とすると・・・つまり松也がジュリエットじゃないか・・・・・・っ!!!。
いやこれわたしのあたまがおかしいんじゃないよ?ほんとにそういう構図なんだよ!?。
つーか高岡さんを松也が“落とした”シーンがヤバかった・・・。
松也は父親(絶食でおなじみ榎木さん)に反発して音楽をやってる(やってた)んだけど、花器の倉庫でコソ練してるところを高岡さんが見ちゃうのね。そしたら松也はちょっと悪い顔でニヤリって笑ったと思ったら、手をちょいちょいってして高岡さんを呼んだの。躊躇する高岡さんに「いいから、おいで」って口を動かして(声には出さず口パクで)さらに指先をピロピロってして高岡さんを呼ぶ松也が・・・松也が・・・・・・っ!めちゃめちゃかっこよかったんです!!!!!。この手つきと顔つきが絶妙に反抗坊ちゃんのソレでだな!わたしは悲鳴を堪えることができませんでした。
ほんとに・・・ほんとにかっこよかったの・・・信じて・・・・・・。
シャロやんの歌う愛燦々を聞きながら泣いたりもしたし(涙でなかったけどw)、和服はもちろん素敵だし、ひじょうに美味しいお役であった。
つーか久保田くんと松也が同じフレーム内にいるとか超絶違和感だったわ(笑)。