『若者たち』最終話

それぞれが幸せになるために家を売るという長男の言い分は理解するとしても、その背後にあるのが株で穴開けちゃったからその穴埋めのために金が必要ってなにその理由。そんで次男が実は3千万使ってないんですっつって猶予貰ったはいいけど使ってないってのは嘘で(結局ほんとに遊興費として使っちゃったってことなんだよね?)、期限までに金作るつもりだったって、何して作るつもりなんだよと。詐欺か?また詐欺るのか??と。つーかなんで元凶である次男を誰も責めないの?なんで長男が責められてんの?。最後の最後まで理解不能すぎた。
てか最終回にしてこのきょうだいが実は近所の人に迷惑かけまくってて度々苦情受けてたってな事実が明かされましたが、それはこのドラマの中で数少ない納得できる話なので、このきょうだいが引っ越すことになってご近所の人達がようやっと騒音問題から解放されるんだなーって思うとちょっと救われる。
そんなわけで、上から「デキ婚」「前科者(犯罪者)」「不倫」「ニート」「ストーカー」であるきょうだいの話を最後まで見続けたどころか感想も書き続けた自分の我慢強さを褒めてやりたい。わたしだけはわたしのこの不毛すぎる時間の使い方であり無駄な労力を「よく頑張ったね」って褒めてあげなきゃわたしが可哀想。
まぁ一番可哀想なのは聡ですけども。
絶対納得いかない展開や演出は少なからずあったと思うのよ。それでも聡は求められた役割をしっかり果たしたと思う。でもイメージとしては戦犯だよね。ほんとはもっと責められるべき人間はいるんだけど、普通にドラマ見てる人は演出とか脚本とかそんなことは気にしないわけでさ、「妻夫木のドラマつまんなかった」ってな印象になっちゃうと思うのよ。某映画監督が初めて手掛けた連続ドラマの大失敗を阿部ちゃんが背負う羽目になってしまったように、聡もまたこのドラマを背負うことになるのかと思うと胸が痛むわ(まぁ事務所力があるからだいじょうぶだろうけど)。