『若者たち2014』第5話

長澤まさみを押し倒す瑛太の図は見応えあったし、体調が思わしくない娘に対し内心の不安や心配を表面には出さず「なにがあっても娘の味方」を貫く余さんや目障りだから再雇用はしないけどツテ辿って働き口を世話してくれる岩松さんにはホッと出来たけど(でも多分この人貸した30万の返済のためってのもあるよねw)、それ以外ちょっと酷すぎんだろコレ。
仕事見つからないから本意ではないけど諦めるしかないってところでプロレスの人に偶然会って仕事世話してもらえるという奇跡が起こったからワーイ産むよ!ってそういうことじゃなくねーか・・・?。
いやそういうことじゃないってことはわかってるんだけど、聡にとってなにが一番大事なんだ?って話。
今の聡にとって守るべきは守らなきゃいけないのは嫁と嫁のお腹にいる未熟児で生まれてくるかもしれない子供なわけでしょ。健康だったら貧乏でもなんとかなるかもしれないけどさ、そうじゃないかもしれないから満島ちゃんと瑛太からちゃんと考えたほうがいいって言われたわけでしょ。
だったらまずは就職口を見つけることが最優先事項だろうが。いくら直前に言葉を交わした相手であり満島ちゃんから捜索を頼まれたとしても、心情的に放っておくことができなかったとしても、今の聡がすべきことは働き口を見つけること以外にはない。それが『親の責任』ってもんだろうが。無職の分際で「親が守ってやんなくてどうする!」だなんて偉そうなこと言うんじゃねーってな話だろ。
面接があるってのに何かに巻き込まれて面接に行けませんでしたってのはドラマの世界じゃよくあることだけど、問題なのはその先ですよ。面接のこと思いだして慌てて駆けつけたけど3時間遅刻だからダメだったやっぱりねーって展開に目と耳を疑ったわ。ハァ!?それじゃあ岩松社長のフォロー台無しじゃねーのって。ただの面接じゃないんだぜ?いろいろ因縁ある相手が世話してくれた話なんだぜ?。それを遅刻したからダメでしたで終わらせるとか意味がわからない。そこは岩松社長にも詫び入れたうえで土下座してでももう一度面接を頼むところじゃねーの?。
ていうか聡からは何がなんでも就職しなくてはならないって意志が全く感じられないよね。弟のことや首になった理由を隠して就職しても長続きしないだろうからそれをわかった上で雇ってもらいたいってのは一理あるとは思うよ。だけど聡が就職できない理由は多分そこじゃない。中卒で何の資格も持たず上司にドロップキックしてお前のことが嫌いだと言ったせいで長年勤めた会社を首になった弟が前科者の30歳というスペックも関係してはいるだろうけど、それよりも世話してもらった面接先に“連絡も入れずに遅刻する”という社会人としての能力の低さを見抜かれてるんだと思う。つまり本人の問題。ただでさえスペック最低なのにその上本人の能力・資質も低いってんじゃ話にならんだろ。それ聡本人は全く分かってない。それなのに最後はラッキー就職決定ってさぁ・・・。これがさ、能力はあるのに書類上のスペックが低いがためにどこからも門前払い喰らい続けた末に起こった奇跡ってんならまだよかったねって思える余地があるかもだけど、これまじでただのラッキーでしかないからね。しかもその直前まで就職決まらないから子供諦めるかーってな空気になってましたからね。こんなに安い奇跡があるかよ。
てか現実の話しても意味ないけどさ、聡ってまさか営業とかそういうスーツ着て働く仕事の面接に行ってたわけじゃないんですよね?。これまでと同じような現場の仕事に応募してたんですよね?。今肉体労働系すごい人手不足だって言うし“10年以上の現場経験があって、面接で前の会社を辞めた武勇伝を再現して喝采浴びる陽気で健康な30歳”なんてむしろぜひ来てくれって言われそうなもんなんだけど。そういう職種だったら学歴よりも実力だろうし。ハナからリアリティってか現代感ゼロのドラマではあるけど、あまりにも現実離れしすぎてて何を描いてるつもりなんだろう・・・?と思わずにはいられない。
ついでに言えば聡を満島ちゃんの患者に繋げるために“バスでぶつかられて封筒落とす→中身見る”→“病院の敷地内でぶつかられる→落し物を拾いその先にいた母親を見つける”って同じこと2度繰り返すのも安易ってかセンスねーなーと。
で、次回は本妻・斉藤由貴と愛人・満島ひかり吉岡秀隆を巡ってバトルですか・・・。ほんと何がしたいのかさっぱり・・・(斉藤由貴vS満島ひかりは純粋に興味あるけど)(そういう意味では新城の“女の好み”はなんかわかる)。