田中裕子が満島ちゃんの好物だからと過剰に梨を持たせてしまったせいで結果的に命を落とすことになってしまった・・・ってことなのかと思いきや、え?なに痴漢??痴漢の疑いかけられて電車から引きずり降ろされてホームで揉めた(背中押された)はずみで梨転がっちゃったって拾おうとして轢かれちゃったってな話なわけ・・・・・??
もう・・・・・・重すぎるよお・・・・・・・・・何この負の連鎖。
で、なに?二階堂ふみちゃんがそれに関わってるらしいと??。
ふみちゃんは4年間一度も電車に乗ってないってなことだけど、それがトラウマ的なソレによるものならばふみちゃんはおぐりさん痴漢疑惑の被害者もしくは目撃者なのではなかろうか。
で、ふみちゃんの部屋に大量に貼ってあった手のデッサンは轢かれて転がったおぐりさんの手、なのではないかなと。
もし被害者なのだとしたらそれによって人が一人轢死したという“事件”を田中裕子と小林薫の両親が知らないはずはないよね。そして死んだ“犯人”が青柳信であると知ることができたはず。犯人の名前なんて知りたくないと思ったとしてもどっかからか耳には入ったと思うんだ。でも二人ともおぐりさんが死んだことすら知らなかった。
ということは、ふみちゃんはおそらく目撃者、だよね。
おぐりさんは大量の梨を抱えてたわけだから普通に考えて両手ふさがってる状態だったはずじゃん?。だから痴漢してない(できない)よね。そこは完全に『冤罪』だったと確定していいと思う。
そしてその時点ではおぐりさんが自分の異父姉の旦那だと知ってか知らずかはまだわかんないし、その時点でおぐりさんになんらかの特別な感情を抱いていたのか否かってこともわからないし、もしかしたらふみちゃんがその場にいたのは正真正銘単なる偶然だったのかもしれないけど、とにかくふみちゃんはおぐりさんが痴漢の犯人ではないと判ってたと。でも殺伐とした状況に怯えたのか、生来の性格のせいなのか、それとも異父姉への複雑な感情からか、理由はわかんないけどそのことを言い出せず、言いだせないでいるうちにおぐりさんが梨を追って手を伸ばし、そして轢かれてしまう瞬間を見てしまったと。その記憶と後悔に苛まれてるふみちゃんはあの時目撃した犯人の、もしくは梨を拾おうとしたおぐりさんの手を描き続けてる・・・ってなところかなー。
とは思うものの、そこで罪の意識があるならば満島ちゃんへのあの名乗りはちょっとどうかな?ってか、罪悪感抱えてるようには見えなかった・・・かも。てか今感想打ちながら思い出したけど、長女に対して「お父さん電車の事故で死にましたよね」とか言ってたよね?。あれは確実に罪悪感抱えた人間の台詞(言い方)じゃなかったし、そう簡単な話じゃねーってことなのかなぁ・・・。
で、そこいらへんがどうやら白血病?再生不良性貧血?っぽい満島ちゃんへの骨髄移植に繋がるんじゃないかなと。
初回では母親から移植されることになるんだと思ったんだけど、これ移植するなら妹→姉だな。そんで真意はどうあれ「私の子供はふみちゃんだけ」と言い切る田中裕子も、母と恐らく今後夫の死に関わっていたと知るのであろう異父妹を憎む満島ちゃんも、ともに移植を拒み、でもそんな女たちを一生くんが一喝すると!。
350円の安ワインを巡ってのやりとりは心底キツかった・・・(今回の罪悪感ポイント)。