トッキュウジャーとのコラボでは特にそういう描写はなかったように記憶してるし話数としてもカウントされてなかったものの今回は「仮面ライダー鎧武 30話」であり劇中で「（29話の時点から）2週間前のことである」と明示されてるから、これ一応本編と地続き（って言い方でいいのかなぁ？）、本編の時間軸上にあった出来事、という解釈でいいんですよね？。
とは言えその2週間前が本編ではどの時点（あたり）のことであるのかハッキリしないんだけど、紘汰が『舞と一緒に』見た目は人間と変わらない“ロボット”と思しきものを溜まり場に連れてきたというのに、「REBOOT」の意味がわからないどころか読めもしなかったというのに、ミッチは舌打ちをしなかった。そこから判断するにまだ紘汰に敵意、いや殺意を抱く前のことだと判断していいと思う。つまり確実に言えることとしては紘汰が裕也のことを舞に話す前のことだと。そして鎧武のユニフォーム姿ではなく完全私服の白セーター姿だったことからして、貴虎兄さんが紘汰への興味・共感を抱いていることを隠さなくなり、舞さんに紘汰さんが暴走しそうになったら僕が止めますと言い、高校の同級生にお前らとは見てる世界が違うんだとかなんとか超上から目線で言っちゃってたあたりかなーと。話数でいうと24.25話あたり。
まぁキカイダーの新作映画の宣伝目的でのコラボであることは明らかなんでいくら地続きとは言え今後の展開でジローの存在が本編で何らかの役割を果たすことはないだろうから2週間前がいつ頃なのか考えることに意味はないでしょうが（おかずの数結構あったし、代用とかせず“レシピ通り”に作ろうと思ったら材料や調味料なんか結構揃えなきゃならないわけで、ここで何日間かはわからないけどジローに食事を作ってもらったから葛葉家は日々の食費にも困るような状況になったんですねと、そういう意味ではこれがあっての今があると受け止められなくはないけど）、でもさぁ・・・・・・・・・プロフェッサーがさぁ・・・・・・・・・・・・超マッドっぷりを発揮してたじゃないですかぁ・・・・・・。
最初は遠隔操作ってか意識を投影させるってか、なんかそんな意味での脳ミソこつんこつんだと思ってたんだけど、湊の「早く元の身体に戻ってください」という発言と凌馬の頭に包帯が巻かれていたこと、それってつまり自分の脳を謎の組織から調査を委託され預けられたアンドロイドの筐体（？）に移植し、そしてまた自分の身体に戻したってことなんじゃないの？（常識的に見れば頭蓋骨パカってするなら髪の毛剃らなきゃならないわけで、おでこに包帯2.3巻するぐらいじゃ済まねーだろって話だけど（髪の毛生えた状態で頭皮ごとズルっとしたのかもだけど・・・）。つーか2週間後の時点で手術痕なんてまったくない綺麗なおでこですけどねｗ）。そして凌馬はハカイダーとして紘汰たちの前に姿を現しデータ収集と称して戦ううちに破壊衝動に呑み込まれそうになったわけでさ、この実体験を凌馬が研究に活かさないわけがないと思うんだよね。それに、謎の組織「DARK」との繋がりは凌馬個人のことでハカイダーの調査・実験はユグドラシルとは関係がないとするならば（そうわたしは解釈してます）、その個人的な実験に湊を噛ませたこと、湊が協力したこと、これは二人の関係性を判断するうえで結構重要な材料だよね。さらに言えばこの世界には戦極凌馬をして「ヤバイ」と思わせるほどのアンドロイドを造る（造ろうと目論んでいる）組織が在るってことなわけで、その組織はこのまま行けばあと10年で地球終わること知ってんのかと。
ていうか一番重要なのは戦闘マシンとして作られたことに苦悩する相手に対し、自分の目的は街のみんなを守るためだと言ったうえで「誰かを守れる力があるのにそれを使わなくて後悔しないのか？」と迷いなく言い切る紘汰さんですよ。『2週間前』の紘汰がこういう発言をしたこと。まるで熱血ヒーローそのものであったこと。これが今後の紘汰さんの言動との間に齟齬であり矛盾となって表出しなければいいなと、そう思ってしまうわけですよ。これが純粋に特別回であるならばたまにはこんな紘汰さんもいいよねッ☆で済ませられるのに、これを本編の1話として作っちゃったことで話が破たんしなければいいなと。
・・・でも紘汰たちから見ればハカイダーは自分たちを襲う「敵」なわけで、その正体が戦極凌馬であることをどう解釈してるのだろうかと。まさかセルフ脳移植してるだなんて思ってないだろうし、こんなことがあったのにその2週間後呼び出されたからといってユグドラシルまでノコノコ出向き、シドが裏切ったことを聞かされシドの上司だから貴虎のことはシドに聞けと言われすごすごそれを聞き入れたってことになるわけだよね？。この先の展開を待たずしてすでに破たんしてる気がするけど、そこはまぁ「紘汰さん馬鹿だからねー」で納得すべきですよねー。
