『S-最後の警官-』最終話

まさかドラマ版の最終回でガチムチ外人に甚振られ口から血を流す南朋さんなどというものが拝めるとはっ!!!!!。
てか最後逆転できてよかった・・・警察庁一のキレ者という設定なのにあんな誰がどう見たって罠ってか嘘に引っ掛かってボコられる隊長とか厭すぎるもんw。
でもさぁ、これさぁ、これまで散々NPSを敵視してきたSATが命令を無視して、というか「現場(任務)を放棄して」NPSを助けるために駆けつけたわけだよね?。そこいらへんハッキリとは分かんなかったんだけど(あんまちゃんと見てなかったんだけどw)、完全に制圧完了したわけではなく蘇我が状況が“おかしい”ことに気づき、そこからこれは誘導であると、本命はNPSだと判断し独断でコンサートホールに向かったってことなんだよね?。だから霧山が「やってくれたな中丸隊長」とギリギリしたってことなんだよね?。
中丸隊長とその右腕だった香椎は理想というか考え方の違いから袂を分かつことになったけど、警察官としての根っこの部分は同じなんだろうなってことは想像がつくというか、そういうことなんだろうなーって頭で考えることは出来るけど、でももっと中丸と香椎の間、特に過去何があってなぜ今異なる「S」なのか、そこを掘り下げてくれていれば中丸隊長の判断にカタルシスが生まれたと思うんだよね。
テロリストに簡単にボコられたことからして頭はキレるけどそういうところはどこか抜けてる香椎さんと、なんだかんだでそんな香椎さんを助けちゃう中丸隊長なんて超美味しいネタなのにいいいいいいいいい!!。
ここだけでなくネタ的にはそれこそ海猿に匹敵するほどのものが揃っているというのに、何一つマトモに活かせなかったこの結果には心底ガッカリです。
てか一號とゆづるの抱擁はあってもいいけどラストカットはNPSの宴会シーンで終わるべきだろう。
あとオダギリさんはどうやらドンパチするつもりの時はスーツを脱いでラフな格好になるようですが、今回は『ネクタイを緩める(外す)』ところをしっかり見せてくれたんでヨシです!!。
綾野くんに銃を向けるオダギリさんは、これぞ当初この作品が発表された時にわたしが想像し求めたシーンだった。緊迫感の中に色気がみっちみちに詰まってるこういうシーンを求めてた。
多分綾野くんとオダギリさんって俳優を「素材」とか「ポジション」で分けるとしたら相当の要素で重なると思うのだけど、『華』は圧倒的にオダギリさんの方があるなと思った。綾野くんでも正木役をやれるとは思うんだけど、でもオダギリさんのような・・・なんて言えばいいのかなぁ・・・劇画調のカッコよさ?は綾野くんでは出ないかなーと。でも反対に蘇我をオダギリさんがやれるか?っつったら無理というか「合わない」だろうとも思うわけで、つまりキャスティングは悪くないのになぜそれを作品として昇華できなかったのかなーって、結局そこに行きつくよね。
映画かぁ・・・・・・・・・。