『獣電戦隊 キョウリュウジャー』ブレイブ18「つかんだッ!カンフーひっさつけん」

正直言うとキングの何がどう変わって精神的パワーアップと相成ったのかよくわかんなかったんだけどw、わからないなりにザックリ要約しちゃうと、キングはこれまで戦いの中で仲間を失うかもしれないと考えたことは1度もなかったと。だけどいざウッチーが捕らえられドゴルドさんにその身体を奪われようとしてると思ったら、再びウッチーの身体がドゴルドの好きにされてしまうと思ったら怖くなったと。一刻も早くウッチーを助けなきゃ!という想いを拳に乗せたらキョウリュウグレーの石頭にヒビ入れられたと。つまりその「仲間を失いたくない」という想いこそがキングの弱みであり、失わないために拳に乗せた想いこそが真のブレイブだと、そういうことなんですかね^^。
いやね、何がわからないってテッサイさん曰くキングは「怖いもの知らず」だってことでね、山の怖さを知らない登山家はいないってな話だったんだけどね、それをそっくりキングのケースに当て嵌めるならば戦いで仲間を失う怖さをしらない戦隊員はいないってことになるわけだけど、それを知ったキングがなぜ強くなるのか、そこがわからないわけですよw。
でもさ、キングってアミィとソウジが捕まった時「あいつらなら自力でなんとかするだろ」って言いきってた(信じきってた)わけでさ、実際あの時はアミィの足技(笑)でなんとかなったわけだけど、でも次はどうかわかんないよね。だけど今までのキングだったら次に誰が捕まろうが間違いなく同じことを言うはず。
で、この前後編だけ見ても分かる通りキングとウッチーを除く4人の間には圧倒的な能力(戦力)差がある。だからキング的には「あいつ(ら)なら大丈夫」だと思えても実際は大丈夫じゃないことってのがこの先出てくる可能性があるわけだよね。テッサイさんがやりたかったことは、今この時期にやらねばならないと強く思ったことは、キングにそのことを自覚させることだったのかなーと。“弱点がない”と自他ともに認めるこの男に、いざって時は俺が仲間を守ってやらなきゃならないと、キングにとっての戦う理由、背負うべき存在、そういう意識を持たせるための特訓だったのかなーと。そういうことならまぁ理解できるような。
その一方でそれって『戦隊』って言えるのかなぁ・・・・・・・・・って気もしなくはないですが^^。
まぁでもキング自身が「仲間を失う怖さを知ったことで俺は強くなった!」っつーんだからそれでいいです(笑)。
自分はリーダーの器じゃないしリーダーはキング殿以外にはありえないと言い切るウッチーを筆頭に、みんなそんなキングがだいすきだお!ってことでいいんですっ!!(笑)。


でもどうしても納得いかないことが一つ。
両手に鈍器(鉄球とハンマー)でカンフーってマジ意味わかんねーんすけどwww。
あと本来のテッサイさんはキングに厳しい特訓を課した(いやそんなに厳しくなかったけどw)あの武術家としての姿なのか、それともヒッピー姿のソレなのかどちらだろう・・・?と思うわけですが、あの状況あの話の内容ならばあの時すべきは釣り人もしくは山登り(トレッキング)スタイルだろうにそこであえてのヒッピー姿(というか流浪の民とかナチュラリストとかそういうイメージだったのだろうかw)だったということは、こちらこそが本来のテッサイさんだと、そう判断するのが妥当ですかね。で、そんなテッサイさんが初めてキョウリュウジャーになり、そして仲間を失い今のツルテカテッサイさんになったと。そう考えるとテッサイさんの物語にも興味わくわー。あと残りの獣電竜を探すテッサイさんとラミレスの旅にも(笑)。
相変わらず出合ちゃんの名乗りはいい声でした。