『仮面ライダーウィザード』第31話「涙」

仮面ライダーとして戦う男たちの“強い想い”によって男たちが新たな力を手に入れるってのはテンプレ展開というか、作品(の世界観)によってその想いを向ける対象や状況の違いはあれど“想い”が男たちを強くするってのはもはや定番でありそれ以外にはありえないわけですよね。だけどコヨミを想って、コヨミの為に、『晴人が流した涙』がまるでダイヤモンドのようなキラッキラの魔宝石=インフィニティになるってのはさすがに(笑)。普通こういうのはヒロインが流した涙じゃねー!?。
だがしかしどうよ!?晴人が零した涙が宝石に変わるこの圧倒的な(ビジュアル的)説得力!!!!!。
そら内藤さんも「下品だと思ってた仁藤だけと晴人への愛だけは認めざるを得ない。というよりこんなに下品な男にここまで美しい愛を抱かせる晴人マジ美!!」言うわなと!!!!!。
まぁね、晴人の中で仁藤+キマイラと共闘してたのに、強制排出された仁藤はビーストとともに無事で、でも晴人は魔力を失ったってことはドラゴンだけ倒されたっぽくって、でも晴人が泣いたらなんかドラゴン蘇れちゃったっぽくって、エラそうなこと言ってるわりにレギオンごときにやられた上に晴人のおかげで蘇ることができたくせしてありがとう言うどころか「心の強さで俺を蘇らせたお前はやっぱり面白いから引き続き力貸してやろう」って何言っちゃってんスかドラゴンさん^^^^って盛り上がりってかカタルシス皆無のパワーアップではあったけど、晴人が美しくてカッコいいからいいんです!いいったらいいの!!。
ていうか、晴人がコヨミをあすなろ抱き(別名取手ロック)したのって、あれ恋愛要素的なものと受け取るべきなの??。
晴人が出会った兄妹は“ああ見えて結構重い病気の妹とそんな妹の負担を少しでも軽くしてやるべく頑張る兄ちゃん”という見たまんまの存在でしたが、この回でわざわざこの兄妹との交流を描いたのは晴人とコヨミの関係性を投影させるためだとわたしは思ったんだけど。つまり晴人がコヨミに対して抱いている感情ってのは妹(家族)に対するソレってことだよねぇ?と。だって晴人ってあの状況で好きな女に取手ロックかけられるようなタイプじゃないと思うし(抱きしめようとして手を伸ばすけど寸前で躊躇って伸ばした手を握っちゃうタイプだと思う)。
・・・ん?わたし必死っぽいですか?^^すいません晴人本気廚で^^。
てかよー、魔力を失って混乱してる晴人は自分のことでいっぱいいっぱいで当然としても、おっちゃんまでコヨミのことまで頭回ってないってどうなのさ?。「そういや(コヨミの)姿が見えないな」ってこれは使えねーと言われても仕方ないだろ。指輪制作に夢中で気づかなかったと言うかもだけど、晴人が自力でインフィニティの指輪を作っちゃった(実現させちゃった)今となっちゃ『魔宝石を指輪にできる職人』という希少価値もなくなったわけだし、どんどんとリストラ(希望)候補が増えていく・・・。


で、自分はグレムリンではなくソラだと言い切ったソラは、ファントムの中に残っていたゲートの・・・意識?がグレムリン(ファントム)としての意識を抑え込んでいるってことなのかなぁ?。晴人がドラゴンを抑えているのの亜流バージョンというか。
しかしミサさん・・・反りの合わない男が上司となり、そのうち双子の妹が魔法少女となって自分を倒しにくるかもしれないだなんて、この番組で最も絶望に近い存在なのではなかろうかw。