『仮面ライダーウィザード』第41話「魔法使いは運命」

ああ、今回のエピソードに晴人がいる意味ほとんどなかったのって、仁藤最後のメインエピだからってわけじゃなく(そうだと思ってました)、白魔さんにとって古の魔法使いであるビーストは自身の目的には適さない、つまり眼中にない存在であり、ビーストこそが今後の展開の鍵を握ることになるその序章としての話だったからなのか。晴人も真由も魔法使いになることを“自分で選んだ”わけで、その上で二人が白魔さんがやろうとしてることに理由はどうあれ行動を共にするってんならその資格がない仁藤に口出しする余地はない(かもしれない)。でも「魔法使いにはなりたくない。あかり姉ちゃんに相応しい男になってもう一度会いにいく」というユズルの本心を知っていながら目の前でユズルを拉致られてしまった仁藤にとってもはや白魔さんのやろうとしてることは他人事じゃあないんだよね。ユズルを魔法使いにさせない。それは無理やり魔法使いにさせられた仁藤が自分で決めたことであり「自分のために」すること、なのだろう。
・・・ってな展開になるんだろうなーと予想するけど、これ本格的に仁藤=ビーストが物語の主役になりつつあって晴人が見たくてみてるわたしとしてはちょっと複雑・・・。背中合わせからのW変身とか今回やけに晴人と仁藤の共闘をカッコよく描いていたのも、残り話数を考えるともしかしたら純粋に二人が共闘するのはこれが最後だからってなことかもだし。となると視聴者目線的には断然仁藤のほうが共感しやすいわけで・・・・・・。
ていうか、白魔さんがやろうとしてることに魔法使いがあと2人必要と聞いてあったりまえに自分も必要な頭数としてカウントされてると思って「俺がいないと困るだろう」って言ったのに「いや、お前必要ないから」って言われちゃった仁藤の心中を思うとマジ泣ける(´Д⊂ヽ
あ、あと木崎さんの眼鏡がああああああああああ!!ってのもあったけど、レンズにヒビが入ってはいたものの眼鏡としての原型を留めていた=今現在の木崎さんということならば白魔さんによって絶望させられファントムを生みだしそうになったものの根性で抑え込み木崎さんもまた魔法使いになりましたー!ってな展開になるんだと信じてます!。ポーズ含め木崎さんの「変身」が楽しみすぎる!!。
ていうかさぁ・・・・・・魔法使いにならないか?と誘われたユズルを「ユズルはまだ中学生だぜ!?」と止めた仁藤に対し真由は「私は高校生です」って冷静に返してたけどw、二人は云わば“女子供”だよね。守られるべき“弱者”と言える。そんな二人が絶望に耐え抜き魔法使いとなる資格を得た。そこになんらかの意図があるのかなー。そこにここまできてもまだ曖昧な“晴人が戦う理由”を“具体的に”絡められればこれまでの評価がひっくり返る可能性はあるかなーなんて思うんだけど。
あーでも晴人の物語としては魔法使いになった真由ちゃんがコヨミに魔力供給してくれた=自分の代わりとなる存在ができたってことが重要か。あの瞬間ちょっと表情変わったしね。これまではコヨミのために負ける(死ぬ)わけにはいかなかったけど、万が一の時の対応策が出来たってことは晴人が戦い方を変えることになるかもしれないし、そしてそれ(真由と同様の存在)は多ければ多いに越したことはないわけで。
ていうか笛木って本名だったんかい!!・・・な成志白魔さんのデータの中に「笛木京子」という名前があったけど、もしかしてそれがコヨミだったりするのだろうか。もしくは京子は白魔さんの妻であり共同研究者で、コヨミは二人の娘、とか。普通に妻に似ている娘ってんならいいけどソラですらおかしいと首を傾げるほどの存在であり『人形』と呼ばれていることからして普通ではないのでは?と思わなくもないわけで、なんか変態チックなことになりそうで・・・(・・・ちょっと期待しちゃうw)。


わざわざ町はずれの採石場なんて素敵な場所に呼び出してくれた粟根さんの水色唇がこの時だけ薄かったのは吹き流しを設置し鉄骨釣り上げる準備に必死になるあまりメイク直しが間に合わなかったんだろうなーと思うとニヤニヤしたよねw。てか呼び出し状が空色の紙飛行機とかロマンチックすぎて超ときめいた!w。