『dinner』第3話

今回は倉科さん演じる支配人が「新生・ロッカビアンカ支配人」としてスタートラインに立ったってな話+料理人の中で対江崎の先鋒というか特攻隊長のような存在であるヤッシー演じるパスタ担当が、突然注文されたなんだっけ?ラディッキオ??のフルコースを作る様を見て“料理人として”その腕を認めるとともにそんな江崎から「パスタはお前の担当だろ」と言われたことで『はいいっちょ上がりー』ってな話だったわけですが、それはまぁいいとしても今回のゲストである2組の客がどっちもどっちだったのがなぁ・・・。
美食評論家とかいうブロガー(イマドキぶろがーてw)の特権意識ってか、取材のつもりなんだかしらんけどバシャバシャシャッター音響かせ写真撮ったり客席で大声で電話したりしてるのはもちろん批判されてしかるべきだし、江崎が言うように食事をする場所に香水の匂いプンプンさせてくるような奴に本当の味が判るはずないってのもその通りだと思う。だけどこの女が家族連れに対して言ったこともまたその通りなんだよね。もしわたしがあの家族の隣のテーブルで食事をしていたとしたら多分同じように眉しかめてたと思う。食事中に子供が騒いだり赤ちゃんの泣き声が耳に入るのはあまりいい気持ちはしないし、確かに親は気を使っていたとは思うけど気を使ってるからいいってことじゃないんだよね。子供がちょっと騒いでるぐらいは我慢するとしても(つっても電車の玩具で遊ばれるのは「ちょっと騒ぐ」レベルを超えてると思うけどね)、あんなまるきり赤ちゃんを連れてくるとかその時点でどうなのよ?ってな話。しかも“母親の誕生日会”のために(てか「母親」の誕生日用として花火立ってるケーキ持ってくる高級イタリアンレストランってなぁ?wそこはバースデープレートとかにしれくれませんかね?w)。
傲慢で横暴な美食評論家の対照としてこの小市民的な家族を用意したのでしょうが、その役目が評論家の隣の席に座ってた老夫婦じゃ駄目だったかなぁ?。まぁあの老夫婦じゃ評論家が喧嘩売る理由を用意できなかったかもだけど、もうちょいこの店のレベルに相応しい“被害者”を用意できなかったのかなーと。
で、結果的には美食評論家ではなく家族連れを取ったことで支配人として「ロッカビアンカのコンセプト」が決まったわけだけど、こんな家族連れも歓迎しちゃうようじゃ『気取らない』の種類が変わってきちゃうよね。少なくとも1話に出てた伊武雅人演じる国際的指揮者や大使夫人のような客はもう来なくなるんじゃないかな。これまでの常連客を捨ててでもご家族連れ歓迎の気取らない店にするってんならまぁそれでいいけどさ、とりあえず家族連れ用の個室作れよとは思いました。


お寿司屋さんで目を輝かせる江崎さんは相変わらず料理キチ可愛い(笑)。