『特命戦隊 ゴーバスターズ』Mission24「トレビアンな夏祭り」

あのさー、昔のヒロムとか、ヒロムが先生に対して抱いてる想いとか、そういうものとは別次元の話としてね、この女の先生って頭おかしいんじゃないかなぁ?。だって自分じゃお手玉3個すらできないわけでしょう?(わたしだってあれぐらいならできるのに)。生徒達が先生の送別会を兼ねてイベント開いてるところへあんなピラピラした格好で出向いてるってことは今だって当時と大差ないってか恐らく何の芸もできない女のまんまなのだと思うの。なのに大道芸のよさを世界中に知ってもらうために外国へ行くって?。え?あんた自分じゃなんにもできないくせにどうやってその良さを広めるつもりなの?と(脳内では大道芸人の彼氏にくっついていくんだと、つまり先生が広めたいのは大きな意味での『大道芸』ではなくて『彼氏の大道芸』なのだと補完したけどw)。
描きたいことは“中学生当時早く特命に入って戦いたいとしか考えてなくて、自分の周囲に壁を作り他者を拒絶というか排除というか、友人という存在を「邪魔」とか「不要」であると考えていたヒロムに他人と関わることを、誰かが喜んでくれることがどれほど素晴らしいことなのかを教えてくれたのが先生である”ってことと、“安全効率の為に祭りは中止すべきだという判断を真っ先に下すのが本来のヒロムであるはずなのに、先生を送り出すためのイベント(夏祭り)をなんとしても開催したいと願い、そんなヒロムの想いに応えるべく頑張るゴーバスターズの仲間達”ってことだったと思うのね。だったら別に先生をこんなあの程度のジャグリングすら出来ないドジっ子ってか天然ってか、そんなキャラにする必要なくない?。
むしろ先生はあんな外見で超絶ジャグリング技術の持ち主で、「成績はそれなりに取ってます」とか豪語するぐらいだから当時からなんでもそこそここなせちゃう天才タイプの少年であったであろうヒロムが初めて「勝てない」と思い、(誰にも見られてないところで)必死で練習しやがてあのジャグリングだけならば先生でも敵わないってぐらいまで巧くなったと。だからヒロムにとってあのピエロの格好ってのは思い出深い扮装で、そして先生はヒロムにとって云わば『初めての女』で『特別な女』だからなんとしてもイベントを開催してやりたいんだってな方が断然イイと思うんだけどなー。脚本の人かPの人かはたまた両方かわかりませんが、なにがなんでも「ヒロムはなんでもできちゃう天才」ってな風に描きたいみたいだけど、わたしはヒロムのそういうところには魅力を感じないんだよなぁ。天才エースパイロットとして管理局の人たちから憧れだったり尊敬だったり信頼だったり、そういう目を向けられてるヒロムだけど、ヒロムだって最初から何もかも出来るわけじゃない、出来ないことがあれば誰よりも努力をするし、その努力の積み重ねがあるからこその今のエースパイロットの地位なわけで、そしてその努力を見せないからこそヒロムさんかっけええええええ!!・・・んじゃないのかなーってわたしは思うわけでさ、今だってチョイチョイ訓練してる様子は描かれてるんだけど、そういうんじゃなくってもっと根本的な、桜田ヒロムという青年の根っこの部分がそうであることを見せるには今回の過去エピが最適だったのになーと。
ていうかこんな恩師のみならず今もああやって笑顔で言葉を交し合える「友達」がいるならば、特命部に加入した当初のあの対人態度はなんだったの?って思っちゃったんだけど。
まぁ「中学校の部活動」と「職務として人々の生活(安全)を守ること」は全くの別物なわけで(30分後の部活動のことは考えない方向でお願いします)、芸を通して楽しい時間を共有する「仲間」と共に戦う中で命を預けられる「仲間」もまた意味合いが全く違うものだと思うわけで、そこらへんにもヒロムの冷静さであり合理的な物事の考え方が反映されているのだろうなーと思える程度にはわたしなりにヒロムのことを理解してるつもりではあるんだけど、ちょっと・・・違和感を覚えはしたかなー。そういう意味でもヒロムの思い入れは対先生1人に絞ったほうがよかった気がする。
ていうか大道芸部の仲間の中にどう見ても中学生のツラじゃない人がチラホラいてだな(笑)。
一応この先高校時代のエピソードもあって、そこでこの中学生ヒロムから初期のあのあまり感じの良くない言動を取るヒロムになってしまった理由が描かれるかもという期待はもっておくけど。
あとリュウさんとヨーコの格好を見て大道芸仲間?と先生が聞いてたし(休暇を取って(たまたま非番だったからだっけ?)イベントに参加してるヒロムのところへノコノコと様子見にいくプロ戦隊って(笑)ってとこには目を瞑ってやるのが優しさってものですよね^^)、ヒロムの『やりたい事』の具体的な中身も先生には言ってなかったみたいだからゴーバスターズの存在は一般にはさして認知されてないってか、おおっぴらにその存在を明かしてるわけではないのかなーって思ったんだけど、でも小学生でも知ってる子は知ってんだよなぁ・・・・・・。エネトロンといいゴーバスターズといい、ほんとよくわかんない存在だわ。とりあえず『アバター』については次回説明がなされるみたいだけど(←あんまり期待してない)。


パーフェクトミッション?メガゾードの転送が完了しバディロボが出動する時にオペ子とオペ男のデスクが移動するあたりから掛かった曲はめっちゃめちゃ格好よかったし、ブルーバスター&イエローバスターの合わせ必殺技もロボ戦もそれに負けないカッコよさでこれは久々にいいバトル映像だった!
・・・・・・んだけど、なにもこのほのぼの話でこんなカッコいいバトル映像にしなくても・・・と思ったり^^。だって相手エネトロンで綿あめ作ってキャッキャしてただけだし、しかもそれ樹液が喰って喜んでたぐらいなのに^^。


浴衣エンター様は最高でした。