スティーブン・キング『アンダー・ザ・ドーム』

アンダー・ザ・ドーム 上

アンダー・ザ・ドーム 上

アンダー・ザ・ドーム 下

アンダー・ザ・ドーム 下

肩こったー!(笑)。
内容がどうこうではなく物理的というか肉体的に。これソフトカバーなものの上下巻とも厚さが3.5センチぐらいあるもんで、2冊持ち歩くのキツイのなんのって。
2冊いっぺんに持ち歩かなけりゃいいじゃんって?。いやいやいやいや、だって上巻読み終わったら即下巻読みたくなるに決まってるじゃないですか!持ち歩かないという選択肢はありませんよ!(注:私の読書空間は常に通勤電車内です)。
全盛期に匹敵する面白さという話を聞きつけ久々にキングを手に取ったわけですが、ストーリー自体は間違いなくこっちの方が読みやすい(とっつきやすい)はずなのにちょっと前に読んだソ連が舞台の某作品と比べて目が滑るのなんのって。主な登場人物表が50人オーバー+わんこ3頭!わんこ3頭!!(わんこが活躍するというだけでその作品に対する私の評価は基本3割高まります)なんで非常に多視点で描かれているわけですが、視点の切り替えはもちろん会話や心の声の中に出てくる名前が誰のことなのか理解するまでに結構な時間がかかりました。序盤辛かったー。
でもその中でも本当の意味で『主要人物』が分かり、そこから派生する人間関係が見えてくると一気読み。ある町がまるごとまるっと目に見えない壁、透明のドームで覆われてしまうという設定なので町全体が舞台になるのですが、人間関係と同時になんとなく位置関係を含め町の様子が俯瞰的に見えてもくるのでそうするともう5倍ぐらいのスピードで手がページをめくるめくる(笑)。
内容自体は舞台設定そのものはもう“いかにも”なんだけど、その中で描かれる物語は欲とエゴが渦巻く非常に濃くて狭い人間模様で、よくも悪くも単純な権力者が圧倒的な敵として君臨し、それに勇気と良識ある人々が立ち向かう物語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かと思いきや、下巻の中盤あたりから「ええっ!?」「ええええっ!?」「えええええええええっ!?!?(笑)」が連発される超展開に(笑)。なんだこのアホ小説(笑)
と思ったらわんこが・・・。
到底めでたしめでたしとは思えないというか、まぁ・・・アメリカ的思考ですねとしか言いようがない結末ではありますが、読んでる間の数時間完全に現実を忘れさせてくれるってのはやっぱすごいなー。