『孤独のグルメ』

これよこれ!!。主人公の心の声を多用するならばこれぐらい声で演技してくれなきゃ見ててつらいっての。
“主人公(おっさん)が取引き先に出向き一人で喋り捲るおばさんに生気吸い取られたところで入った焼き鳥屋があたりでした”って言ってしまえばただそれだけの話なんだけど、たとえそれが心の中で独り言いいつつおっさんが飯食ってるだけの画であろうとも、ちゃんと「見られる」画面になってる。まぁドラマとグルメ番組半々みたいなもんだからドラマとしては果たしてどうかと思わなくはないし、そもそもターゲットが全く違うわけだから比べることになんの意味もないんだけどね、同じ30分でもこうも違うか・・・と。
でも原作者による「劇中で主人公が訪れた店レポート」はいらんやろwww。なんでも原作で使われた(モデルとなった?)お店は使ってくれるなというのが原作者が出した実写化の条件だそうなので、このコーナーはドラマ制作班VS原作者ってな見所なのかもしれませんが、少なくともわたしは見知らぬおっさんがさっき松重さんが食べてたものを食べて感想言う映像みても面白くもなんともねーぞ(笑)。
で、「孤独」ってのはマイナスの意味ではなくむしろ「孤高」というか、誰にも邪魔されず一人でゆっくり食事を楽しむってことなんですね。なら松重さんのストイックなイメージと合致する。