『美男ですね』第9話

一応柊さんに何て言おう・・・と気にしてはいたもののいつ戻ってくるのか等を確認するでもなく、それどころか柊さんがいない空間を満喫するかのごとくウッキウキで「おかえりなさいっ廉さん!(はぁと)」と言った先にいたのが柊さんだったと分かった瞬間の美男の顔ったら・・・・・・この気まずさったら・・・・・・・・・・・・・・・・これはもう自我が粉々に砕けていいレベル。それなのに諦めるどころかこれから本気出す宣言だなんて、柊さんパねえ!!!。柊さんの打たれ強さはまじはんぱねえ!!!。「俺は美男のことを諦めない」なら分かるけど「美男だけは譲れない」ってなにその上目線(笑)。譲るもなにも柊さんの所有物でもなんでもねーし(笑)。
相変わらず絶妙なタイミングで廉さんと美男の修羅場を目撃するところまではこれまで通りだけど、そこで号泣する美男の肩を抱き寄せ「いつも隣にいるから」と言ってやるのもこれまで通りのスキンシップ&優しさだけど、今回はそこでさらに抱いた美男の肩を指先でチロチロ優しく撫でるところに柊さんの本気を見ましたっ!!!。この人まじやるきマンマンです!!!(笑)。
ていうか、曲の方向性はともかく柊さんA.N.JELLのリーダーになりたかったんですか・・・・・・。わたしのイメージでは「リーダーなんて俺の柄じゃないよ(ふわっとスマイル)」とか言いそうなんで、ちょっと驚いてしまいました。むしろ美男に対して見せる顔、つまり柊派の視聴者女子をメロメロにしてるあの決して報われない優しさからくる切なさは柊さん本来の姿ではない、ということのなのだろうか・・・。もしお土産持って帰ってきたシーンでは身を引くというか、美男が幸せならそれでいいと、それでも俺はずっと美男の味方だから何かあったらすぐ言えよとかね、そういうことを言ってあげて、そんでラストの号泣美男を見ちゃって、俺はお前をこんな風に泣かせたりしない、やっぱり俺はお前を諦めないってな展開だったらカッコイイのにそうはならないのが柊さん・・・・・・なんですよねー^^。
一方、気持ちを確かめあった途端にバカップル全開の廉さんってばもうね(笑)。馬渕の誤解を解くべく美男が好きなのは柊ではなく俺だと行動で示したのはいいとしても(あのリハ室どこまでの人間が立ち入りできる空間なんだろうね^^)そのドヤ顔はwww。ていうか美男が見つけた☆を写真に撮りスクラップしてニヤニヤしつつ廉さんに見せてて、いや、美男が廉さんを称して言う「星」とか二人で見る星ってのはモチーフとしての「☆」のことじゃないんじゃねーの??とか思ったのに、「今日は3つしか見つけられませんでしたー><」「うむ。明日は頑張れ」って廉さんの指示かよ!本気でズコーーー!となったわ(笑)。
とまぁ幸せ絶頂の前半でしたが、水沢麗子が豹変して以降空気が一変。廉が美男に怒りをぶつけることに対しては後述するとして、まずは水沢麗子の言い分ですよ。美男たちの父親である桜庭某と愛し合ってたってのはまぁいいよ。法的にはよろしくないけどまぁいいよ。で、当初は愛する男の遺児である双子に何がしかのものを譲渡したいと、そう言ってたわけだよね?。それなのに美男が実は妹の美子であるとわかった途端に「私の廉」とか言い出しちゃって嫉妬むき出しってなにそれ。美男(美子)のことを憎々しげに「あの女に似てる」とか呟いてたけど、愛した男の息子ならいいけど娘は嫌ってか。
ていうか本当に美男(美子)が“あの女”に似ているのであれば、むしろ捨てられたのは水沢麗子の方なんじゃないかなぁ?。もしくは形だけは妻子を捨て水沢麗子の元へ来たけれど、結局最後まで気持ちは妻と双子にあった・・・とか。それについては目を逸らし続けるうちに愛されたのは自分であると事実を捻じ曲げ記憶してるのかもだけど、それでも心のどこかでは真実を理解してるから“あの女の娘”が“私の廉”を奪うのではないかと怯えてる・・・とか?。
で、そんな女が母親ならば息子も息子ってかさぁ・・・廉さんのあの言い分も理解できない・・・・・・よなぁ。まぁ美男が母親を奪った憎い男の娘であるという事実そのものよりも、初めて心から信じ分かり合うことができると思った美男が「知ってた」のに自分に隠してたということに怒りを覚えてるっぽいからそこはわからなくもないんだけど、だとしても美男に「お前の顔なんてもう二度と見たくない」などという言葉を投げつけるべきじゃないよねー。それって美男に対する好意よりも母親を奪った男の子供に対する憎しみの方が強いってことでしょ?。どんだけマザコンだっつーの。ていうかちっちぇーよ廉さん!。まぁあんな風に声押し殺してボロ泣きしちゃうぐらいだからちっちぇー男であることは間違いないんだけどさ(笑)。
わたしの感覚では母親を奪った男、それも妻子がいる男に怒りを向けたとしてもその子供にまで怒りを向ける理由はないと思うし、それどころか自分と同じような立場であるからと共感の念すら抱くのではないか?と思うぐらいなんだけど、廉さんのあの一族もろとも呪ってやる〜!な勢いはやっぱりあの国特有の考え方、ということなのだろうか。これが廉目線で語るとするならば、双子の母親から自分の母親が桜庭某を奪い妻の座に収まり、何もしらない双子が自分の母親のことを「ママ」と呼んで幸せな家庭を築きましたってんなら双子に怒りが向いてもおかしくないけどそういうんじゃないじゃん?。日本だったらお互いの親にどんな愛憎劇があろうがそれが子供同士の関係性に直接影響を及ぼすことはあんまりないかなーと思うんだよね、ここまでラブラブになってるんであれば。まぁ付き合ってみたらお互いの親が愛人関係にあったなどというシチュエーションはそうそうないだろうからわかんないけどさw、それこそ実は血の繋がった兄妹だったのだー!!なんてことでもない限り、わりとあっさり親は親俺らは俺らって割り切れるんじゃないかなーって気がするんだけど。
てかちょっと疑問に思ったんだけど、桜庭某の妹である井森は双子の母親の名前を知らないの・・・?。てことは双子の両親の結婚にも何らかの問題とか反対があって、勘当とか駆け落ち状態で一緒になったとかそんな感じだったりするのだろうか。なんかめんどくせーな(笑)。


美男が好きなのは実は廉さんであると知った馬渕が「なんで廉なんだよ。あんなめんどくさい男」とかなんとかボソっと言ったのには超同意wwwと笑いつつ、だからわたしはこれまで廉さんなんかやめて柊さんにしなよー!と思ってたのですが、今回を見ていや選ぶならば勇気じゃね??と。勇気がそこまで美男を好きになる理由こそよく分からないものの^^、某実はリーダーになりたかった人と違って美男に廉さんと上手くやれよ!と自分の気持ちよりも美男の幸せを願ってくれるぐらいだし、一番純粋に美男のことを好いてくれてるのは勇気だよねぇ。
ていうか一番ビビッたのはホンモノの美男が廉さんと柊さんと勇気のいいとこ全部を兼ね備えた最高の男だってことですよ!!。なにそのチート設定!!!。そんなすごい人が今のドジっ子美男(美子)と入れ替わったら日本中が戸惑うわよ!?(笑)。