『クリスタル』第1話

なにこの自主制作みたいな映像は。何らかの意図があってあえてそういう映像にしてるのではなく単純に20年ぐらい前の映像っぽい感じなんだけど・・・。
で、

タイトルのクリスタル〈水晶〉は最も有名なパワーストーンで、日本の国石でもあり、純度100%の結晶体は、透明で美しく、神秘的です。しかし、その構成成分である『二酸化ケイ素』とは、いわゆる『砂』です。海岸でも、公園のお砂場でも、見慣れたアノ『砂』が、長い年月をかけて純度100%の結晶体となると、かくも美しくなるという不思議を知り、まるで、人の心と同じだと感じ、テーマとなりました。登場人物のクリスタルを描く事を通し、視聴者の皆さんに、自身の心の中にある『純度100%の大切な想い』を見つめ直して、勇気を与えられるような作品となっています。

千葉テレビの番組紹介にありましたが、何度読んでも意味が分からない(笑)。なんとなくコンセプトというか云わんとしてることはわかるような気がしなくもないですが、初回を見た限りではこのドラマのなにがどう「クリスタル」なのか、わたしには理解できませんでした。
恐らく見られない人が多いと思うので初回のあらすじをちょっと詳しめに書くとですね、まず勝吾演じる主人公の大島は多分大学生で多分付き合ってる彼女のために就職しようとしてるのね。ことごとく不採用通知が届く中、リサーチ会社から面接のお知らせが届きます。勇んで会社へ向かった勝吾でしたがその会社はスナック(クラブ?)の一角にあり所長とラフな格好の事務員(女)が一人だけとすこぶるつきの胡散臭さ。なんとかその場から逃げ出そうと質問(面接)に対してことごとく適当かつ夢があるのでちゃんと働く気は全くありません!という回答をするも気に入られ、即採用されてしまう。そのまま“誘拐犯”の張り込みにつれていかれ、その場の機転で犯人確保と相成りましたが実は誘拐事件とは犬(だったか猫だったか・・・)のことで、そんなこんなで翌日「絶対に辞める」と決意して会社に向かった勝吾でしたが次の仕事に向かうハメに・・・。
とまぁこんな感じです。冒頭で多分が続くのはそこいらへんよくわからなかったからでして、まぁ・・・察して(笑)。
で、勝吾と絡みまくりの人の話を全く聞かない強引で傲慢な変人女所長が遠藤久美子という誰得すぎるキャスティングで、勝吾のことを「おおとり(大鳥)」と呼び勝吾が「大島(おおしま)です」と訂正するのがお約束なようですが、なにもかもが微妙すぎてどう対応すればいいのか^^。基本この女所長のボケに勝吾がつっこむという構図のようで、そこはまぁ勝吾らしいってかぶつぶつ文句いいつつも結局フォローしてあげちゃうってのはイメージ通りなんだけど、もう一度書くけどその相手がエンクミ(←懐かしいなこの呼び方w)ってなぁ・・・。これまた千葉テレビの紹介内に

主演の大島は、『侍戦隊シンケンジャー』シンケングリーン・谷千明役で人気を博し、30代の主婦層に絶大な人気を持つ鈴木勝吾。

え?『30代の主婦層』限定ってどこ調べ!?!?ってな記述がありましてw、つまり勝吾のファン層が自己投影できるキャスティング=エンクミということなのでしょうが、えーっと・・・・・・微妙だべ(笑)。
この大島克己という青年には一応「役者」という夢があるようで彼女も「克己が役者辞められるわけないじゃん」と言ったような発言をしていたので、恐らく今後の展開としては探偵活動中(あ、このクリスタルリサーチ社?とかいう会社は探偵業を営んでるようです^^)に捜査の一環としていろんな役を「演じる」ことで「役者になりたい」という夢と本気で向き合いそして夢を叶えるべく覚悟を決める、それこそが勝吾のクリスタルだ!・・・ってな展開になるのでしょうが、予算の都合だかなんだか知らんけど絡むのがほぼエンクミだけってのは・・・微妙すぎんべ(笑)。
で、トメ扱い!?と思ったガウチはというとですね、勝吾と同じアパートの住人で友人なのかと思ったら「ルームメイト」だそうで、そういやあたりまえに勝吾の部屋にサキイカ持って入ってきてるし郵便物も持ってきてましたが、ルームメイトなどという大切なことはちゃんと説明してくれなければ困りますッ!!w。
キャラとしては調子良さそうな兄ちゃん(笑)。普段のガウチからカッコつけ成分を除いた感じの気のいい兄ちゃんっぽい(笑)。毎回勝吾の部屋で飲んだり食ったりしながら勝吾の愚痴を聞いてやったり大学で彼女やその友人に勝吾の様子を伝えるという役回りなのでしょうが、だったらなんでこんなクレジットの仕方なの・・・(目論みはわかりますが^^)。しかも“空手の有段者”という設定がくっついてて、ただの設定だけかと思ったら劇中でも
勝吾「空手と柔道の有段者のフリさせられてさ」
ガウチ「まじでwじゃあ今度組んでみる?(ニヤニヤ)」
勝吾「有段者となんて無理に決まってんじゃんw」
みたいな会話があって、それなんか意味あんのかと・・・。
そのうちこの設定が活かされるイベントが待っているからこそのこのクレジットなのかしらっ!?とついつい期待してしまいそうになりますが、でもこれ30分の全4話だからね・・・^^。どうせならガウチも探偵仲間にして腕は立つけど頭はからきしってなキャラにして、腕っぷしはそうでもないけど演技力と機転は利くぜ!な勝吾とバディものにすればよかったのにー。