最終回が始まるや否や地震速報て･･･ドシリアスな素顔パートだってのにおもきしテロップ被さっちゃってるって･･････。そしてものっそい熱いシーンをぶった斬る怖すぎるお詫びCM･････････。なんかもう･･･あまりにもあまりにもなこの作品を象徴するかのごとき最終回の出だしでさぁ･･････さすがにちょっと･･･言葉が出ないよね･･･。ブラジラさんが何をやりたいのかとかゴセイパワーって何なのかとか天の塔とは何なのかとか分からないこと山盛りなものの「理解」することはもう無理だなと諦めて望んだ最終回だったけど、それでも覚悟してた以上のガッカリ最終回でした。
天使たちは羽つけろー！と2クールぐらいまでは熱く主張してたような気がするけど、いざ羽生えてパタパタ飛ばれたらなんかとても･･･恥ずかしかったです･･････。ブラジラさんは素敵だったけどｗ。
ブラジラさんはさー、護星の使命を果たすべく頑張ったのに褒めてもらえなかったどころか怒られたから悪い天使になったわけだよね。そんで自分の王国を作るべくまずは星（地球）を壊してから自分好みに作り変えようと思ってたってことなわけだよね。で、計画が見習い天使によって阻止されると「せめて破壊だけでも」と命と引き換えに自らのダークゴセイパワー注入と。それって所謂「道連れ」ってやつですよね。ほんと迷惑な存在だわ。で、地球滅亡まで残り10分しかなくて、こうしている間に残り時間は刻一刻と減っているというのに “どうしてブラジラに地球の素晴らしさを思い出させてやれなかったんだろう”とかなんとかいつものようにのんびりと喋りだしたアラタには殺意湧いたわｗ。最後の最後まで緊迫感皆無ｗ。結局、地球の力でとか人々に協力してもらってとか“護るべき地球と護星天使が力を合わせて奇跡を起こした”みたいなことのようでしたが、ちゃんと見てたのにほんっとに言葉が入ってこないんだよね。
ラストバトルの頃って役と役者がシンクロしまくってるもんだから定番セリフをアレンジしたようなものでもやたらと熱くなれちゃったりするもんなんだけどさ、ゴセイはそういうの全くなかったよなぁ。アラタの千葉ちゃんを筆頭に役者の演技自体は悪くないんだよ。千葉ちゃんなんてアフレコ超上手くなったしさ、お兄ちゃんまおまおも歴代戦士の中でも有数の「男っぽさ」を見せてくれたと思う。だけどそういう彼らの頑張りと魅力をキャラの魅力であり成長として見せることができなかったってのが最大の敗因ではないかなと思う。1年演じ続ける中で役者はみんな成長するわけで、その成長と劇中のヒーローとしての成長がシンクロすることがスーパー戦隊の強みってか「作品のパワー」だろうに、役者の成長に脚本が追いついてないってまさに悲劇以外のナニモンでもないわ。
最初から唐突に（天使たちの思い込み一つで）発動する『奇跡戦隊』だったから最後まで奇跡で解決するのはいいし、その勢いで孤立無援の見習い天使が護星界が必死で再建を試みてた（んだよな！？）天の塔を復活させたんだから正規の天使に昇格できたのも当然ですよ。でも晴れて正規の天使となったアラタたちがもう少し地球に残りたいと言うと「なにっ！？（お前ら正気か！？）」ってそこまで驚くことですか･･･？。『地球（ほし）を護るは天使の使命』なんですよね？。だったら「これまでは見習いとしてだったけど、これからは正規の天使として引き続き持ち場を護ります！」ってそんなに驚くことですか？？と思うんだけど。少なくとも一万年の歴史があるというのにこれまで正規の天使と認められた後そのまま任務を続けたいと希望した天使が「一人もいなかった」という事実の方がわたしはビックリだよ。てことはあれっしょ？護星天使にとっては護星界＞＞＞＞＞＞∞＞＞＞＞＞＞護る星ってことなわけでしょ？。正規の天使が普段何をしてるのか知らんけど、これまでの護星天使たちにとって護る星は言ってしまえば「見習い期間の研修先」ってことなわけですよね？。もちろんこれまでの地球も。それなのにその研修先で天使同士が大喧嘩ってか。地球にしてみりゃ勘弁してくださいよー＾＾としか言えんだろｗ。まぁ「これまでそんなことを言った天使は「一人もいなかった」」と断言したマスターヘッドですが、ブラジラさんのことはよく知らなかったわけだしナイトさんのことだってあんまりわかってなかったぐらいなんで、この人の言うことは話半分として聞いておくのが正解でしょうが＾＾。
つーか護星界って何なんだろうなぁホント。敵は「宇宙人」と「地球古来の生物」と「機械」だったわけだけど、そんな多種多様な敵と戦う天使が属する護星界（護星天使）と地球の関係性は分からないままだったもんね。なんかブラジラさんも含めて「地球に育まれた命」とかなんとか言ってたけど、それならばなぜ自分たちが上位種であるような言動なんだろう･･･と思うよなぁ。「僕達はいつも見守ってるよ」とかヒーローがお別れするときのテンプレセリフなのに、護星天使に言われるとすごく･･･押し付けがましい気分になるのはなぜなのかとｗ。
そうそう、まだやり残したことがあるから地球に残るという天使たちに対し不満を隠そうとしないデータスには笑うしかなかったけど、あれだけ死亡フラグ立てまくってたナイトさんの状態が「眠れば回復する」程度だったってのは衝撃でした･･･。そしてやはり思う、ゴセイパワーとは何なのかと･･･。望も結局視聴者目線にはなりきれなかったどころか「地球の未来を担うのは自分たちなんだ」と理解しつつやってることと言えば危険を顧みずにリンゴの芽を守るというちぐはぐっぷりだったし、一応アラタたちの頑張りを最前列で見てたんだろうに出て行くと聞かされると「一緒に育てるっていったじゃないか！アラタなんか嫌いだ！」とかいかにもなセリフ言わされてるしなぁ･･･。
そんでもっていちばん酷かったのが肝心の「護星天使たちが地球に残りたい理由」な。エリの「幸せな人々を見ていたい」もイミフだけどモネの「お兄ちゃんより強くなりたい」にはアホか（笑）としか思えない。いや、これまでのモネの言動からして発言内容自体は分かるんだけどさ、別に護星界に帰ってトレーニングを積みそしてお兄ちゃんに挑戦するってんでも一向に構わないわけでしょ？なんたって護星界には「正規の護星天使」がいっぱいいるわけだから。地球に残ってお兄ちゃんとしこしこトレーニングするよりも護星界で正規の護星天使相手にトレーニングしたほうがいいんじゃね？と思うじゃんね。つまり地球に残りたいという理由になってねーんだよ。つーか前述したけどブラジラさんと護星天使の戦いって結局のところ天使同士の争いなわけでさ、地球はその舞台になっただけ、巻き沿い食っただけなわけで、またそんなことになったら困るからとりあえず帰ってくれと、地球はゴーカイジャーが守ってくれるから大丈夫ですから！って感じよねｗ。
つーかハイドさんだけは一旦護星界に帰ってマジスの家族にマジスのことを伝えなければならないと思うの！。ハイドさんがマジスの恋人にマジスのことを告げるシーンを、「マジスの変わりに俺が貴女を守ります」と言うハイドさんをわたしがどれだけ妄想したと思ってるんですかっ！。･･･ってのは冗談にしても（本気だけどｗ）、海を見つめるハイドさんに「マジス･･･。俺はお前が命を賭けて護ったこの地球にもうちょっと残ることにした。お前なら分かってくれるよな」みたいなことを一言いわせるだけでぜんっぜん違うと思うのよ。尺ならあった！確実にあっただろ！。そういうのこそが「積み重ね」なんです！と誰かあのバカプロデューサーに教えてやってくれよ･･･。
はぁ〜〜〜っ、けんととまおまおが一緒にヒーローになると知ったあの頃は幸せだったなぁ･･･。今となっては溜息しかでないわ、ほんと。でも何度も挫折しそうになりながらも結局感想書ききったのは、キャストの頑張りに反応してあげたい一心で、でした。感想の中で何度も書いてきましたが、キャストは全く悪くなかった。それどころか戦隊前を知っているけんととまおまおは期待以上の大健闘と言っていいぐらい成長してくれたと思います。だから尚更こういう結果になってしまったことが気の毒なんだよねぇ。この内容でこれだけの成長を見せてくれた彼らだからせめてもうちょっとだけでも“マシ”な脚本で演じられていたらなぁと思わずにはいられません。戦隊って、イベントやショーの反応とか玩具の売上とかで作品を作ってる最中も視聴者の反応をダイレクトに感じられるわけだよね。それらがよければ役者やスタッフはノッて作れるんだろうけど（ゴーオンもシンケンもまさにソレだったよね）、逆だとキツイ撮影が更にキツイものになるんじゃないかなーと想像できるわけでさ、5人にとってこの1年、特に後半の半年はどんな時間だったんだろうなぁ･･･と思ってしまう。しかも最終回当日の素顔ショーはそういうファンの声が一番ダイレクトに響く日なわけでさ、特にゴセイジャーにとってはある意味最高の晴れ舞台と言ってもいいぐらいだったと思うのよ。それなのにこういうことになっちゃって、つくづく可哀想すぎるよなぁ。
でも厳しい現場で経験する1年という時間は内容がどうあれ絶対に糧にはなると思うので、その上メンタル的に背負わなくてもいい苦しみを背負って戦ってきたゴセイジャーたちにはこれから頑張れ！これを乗り越えたきみたちはこの先絶対いいことが待ってるはずだから頑張れちょう頑張れ！！と言ってあげたい気持ちでいっぱいです。毎年毎年ヒーローを卒業した人たちに対してこれからが楽しみだと、期待してると思うのだけど、ゴセイジャーたちにはこれまでの10倍そう思うよ。
こんなクソ脚本でも天使たちは可愛かった。それは間違いない事実なので、自分たちはやれることをやったと自信を持って次のステージに進んでください！。天使たちに最大級のお疲れ様を贈ります。
さて、アラたんとマーベラス様のバトンタッチにあらゆる意味で漲りまくりなわけですが、番組開始時にイチイチ入る地デジカのテロップあれどうにかなりませんかね･･･。なんのために地デジにしたと思ってんのかと。わたしはゴーカイ開始に合わせて家中の環境を地デジにしたの！マジで！。それなのにあのクソシカがうろうろしてるとか許せないんですけど！！！！！。テロップなしが欲しけりゃDVD買えってか？。おのれ地デジカ･･････っ！。
