『フリーター、家を買う』第7話「怖さとつきあって、みな生きてる」

「フリーター」は思い出したように親父の説教とかハロワ行きとかかろうじて引っかかってはいたものの、もはや「家を買う」は欠片もねー(笑)。家を買うってのはこのドラマが描く「家族の再建」の象徴のようなもので実際に家を買うまでを描くドラマではないってことは理解してるつもりだけど、今回は「家族」の話ですらないからね。てか「いい人がいる会社で働きたい」なら大悦土木最強だろ。全員が「立場上は上司にあたる女」を気遣い励ましメール送る職場とかありえねー。こんないい職場絶対にない!断言できる。もう誠治は大悦土木に骨埋めたらいいと思うよ、マジで。
時給いいし融通利くし(バイトなのに・・・)ってんで職場環境的には文句ナシだけど、哲平の事故で潰しが利かない危険と隣り合わせの仕事をしてることと、真奈美のことでは・・・働く上での責任?というリスク的なことを描いたのかなーと思ったんだけど、どっちも結局ファンタジー展開なもんで誠治(の成長)には関係ありありだとしても蛇足な感じは否めません。
てかリアルな話、哲平の補償とかどうなるのよ。哲平自身は「お互い様や」とか言ってるけどさ、アルバイトに怪我させた責任は大悦土木にあることは間違いないだろうし(真奈美については補償額をどの程度の割合で折半するか大悦土木と小島建設だっけ?そことの話し合いってことになるのだろう)、社員と違ってそこまでの補償はなされないとしても大悦土木にとっては少なくない額を払わなきゃならないと思うよね。それが当然のこととは言えそれでも復帰したアルバイトの哲平を快く迎えてあげられるのかと。これまでと変わらず仕事させられるのかと。ドラマなんだからそんなことまでキッチリ描けとは言いませんが、全員揃って待ってるよメール送ってるけどあんたらそこいらへんどう考えてんの?と思ってしまった。だってあまりにもいい人達すぎんだもん。てっしーとか「バーベキュー大会楽しみにしてます♪」てお前そんなキャラちゃうやろと(笑)。
あかりちゃんの豹変は押してだめなら引いてみろ的なソレかと思いましたが、よくよく考えると違うなと。哲平の補償金目当てだなと。あかりちゃんはそういう女w。


お薬表を自作したり(ちゃんと確認しなかったけどマジック+定規で書いてたよね(笑))病院に付き添ったりと急速に妻デレし出したハゲ親父はちょっと可愛かったw。これまでのハゲ親父は言ってることは正論だけどひたすら世間体を気にしてってか、「定職に付かずフラフラしてる息子だなんて『俺が』恥ずかしい」ってな理由で説教してたから頷けはするもののムカムカしたんだけど、今回の「お前が就職活動できるようにいろいろ努力してるのになにやってんだ」ってのはまるっとその通り!と思えたなぁ。言ってることの浸透度が段違い。多分今のハゲ親父って妻を気遣うことが楽しいんじゃないかなー。楽しいってか、頼られ必要とされてると実感してんじゃないかなと。そう思うとちょっと・・・可愛いよなw。