『獣医ドリトル』第4話

無理だー。やだやだ野良犬わんこ死んじゃやだよー。確かにあの状況を見たらわたしだって野良犬わんこを追い払っただろうけど、でもドラマなので「そんなにそのチャンピオン犬が大切なら家の外に出してんじゃねーよ!家の中に隠しとけ!」などと身勝手なイチャモンつけながら見てたし、そのチャンピオン犬が妊娠してるってのには「ホラ見ろ。だから言ったじゃねーか」と勝ち誇る気持ちにすらなったんだけど、なぜエリが家の外へ出てたのか、そのエリの側で野良犬が威嚇していたのか、その真相が明らかになった瞬間、ダーーーーーーと滂沱の涙が・・・。
窓の外をじっと見てるエリの様子から想像するに、野良犬とエリは身分違いの恋をしてたんだよね、きっと。必死で愛するお嬢様わんこを守ったのにその飼い主に邪慳にされて、思わず塀にもたれかかっちゃった瞬間の哀しげな目と、痛む身体を引きずるようにしてとぼとぼと去っていく寂しげな後ろ姿の意味が分かってみると無理だってば・・・。そして一人ぼっちで傷ついた身体を横たえ命の火が消える瞬間を待ってるだなんてさぁ・・・・・・カッコよすぎるだろう野良犬わんこ!。毎回動物に「がんばれよ」って声かけるの、ドリトル先生が本当は優しいんだってのをわかりやすく見せるためでしょうがそんなことしなくてもドリトル先生がそう思ってるってのは伝わってくるから(毎回)言わない方がいいんじゃないかなーって思ってたんだけど、今回ばかりはドリトル先生の「がんばれよ」がその通りすぎてさぁ・・・。
だから戻って欲しかった。おとぎ話と言われようが野良犬わんこは元気になって、洗ったら超イケわんこで、敦夫さんちに引き取られエリと仔犬と仲良く暮らせるようになって欲しかった。医療ドラマ好きなんで心マしながら「戻ってこい!」っての結構見てるけど、わたしのドラマ視聴史上最も本気で「戻れ!!」と思ったもん(´;ω;`)。
ていうか、エリのお腹にいる子供の父親は野良犬わんこで間違いないのだろうか。野良犬わんこが身体横たえる場所を目掛けて一目散に駆け、そしてその横に寄り添うようにしながらペロペロ舐めてあげるエリなので、そうであって欲しいとは思うんだけどさ、敦夫さんの様子からしてそれこそ空き巣に入られるなどというイレギュラーなことでもなければエリと野良犬を近づけるようなことはしないと思うのよね・・・。だとすると子供の父親はドッグランやドッグカフェで知り合った別のわんこで、お腹に別のわんこの子供がいながらも身体を張って自分を守ってくれた野良犬わんこに恋をしてしまった・・・なんてこともありうるかも?。エリめ(笑)。野良犬わんこの忘れ形見のつもりで子供産ませてみたら全然面影なくて敦夫さんビックリ!とかね(笑)。
そんな風にでも思わなきゃやってられません><。わたし今これ打ちながら思い出してまた涙目になってるわよw。
でさー、野良犬わんこの命を救うために力合わせて必死で頑張るドリトル先生と花菱先生の図ってのがさー・・・・・・モエたわよねええええええええええええええええええええええ!。ドリトル先生が心マをし、花菱先生が電気ショックを充電し、余計な言葉一切なくまさに阿吽の呼吸でお互いの動きをわかりあってて、あの時二人の心は「この犬を救う」って想いで一つになっててさ、たまんねーだろこれ。なにがいいって処置台を挟んで向かい合わせではなく並んでるってとこがわかりすぎててツライ><。しかも同じ回で動物の命を救うために獣医を目指しているのに、獣医になるために命を奪わなければならなず雨に打たれながら両手を見つめるドリトル先生の過去が描かれ、花菱先生はかつて飼い犬を救えなかったという言わずもがなのトラウマ持ちだしってんで、そんな二人が今こうやって“野良犬”を救おうとしてるってのがさー、グッときたわぁ。
てか鳥取先生と花菱先生の間であったりまえのように患畜の行き来や設備の貸し借りしてんじゃん。めんどくせーからもう二人でやっちまえよと何度言えばわかるのか(笑)。
前回はあれだけ花菱病院をライバル視してた土門先生サイドがいきなり(表向き)花菱先生に協力を求めてたもんで、わたしの知らないこの2週間の間に何があったのっ!?と思ったわけですがw、なるほど、土門先生は花菱先生の『知名度』を利用することにしたってことか。花菱先生を動物総合医療センターの『顔』として前面に出し、センターが軌道に乗ったところで捨てると、こういうわけですね。理想と希望に燃える花菱先生が土門先生に裏切られるのは確定と言ってもいいでしょうが、ドリトル先生はボロボロに傷ついた花菱先生を優しく慰めてくれるようなお方ではないので、その時のナリ様花菱先生は楽しみではあるw。そしてドリトル先生がどれほどの凄まじきツンデレを発揮してくれるのかw。
一方の土門家。山本学さん演じる老人はドリトル先生のお父上なのでは!?と思わせる予告にまんまと釣られて東大医学部ドリトル先生に抱いたわたしのハァハァを返せ!w。
で、弟のフィリップくんはやっぱ父親に反感持ってそうだな。少なくとも今回祖父の存在を自分たちにも隠し施設に預けっぱなしにしていたことを知り、父親に対してマイナスの感情を抱いたことは確かだよね。兄も兄で総合医療センターの建設予定地に連れて行ってもらえなかったことと、一方的にライバル視している花菱先生と父親が手を組み自分は“病院を任された”という理由で疎外されていることが面白くないって顔してた。これまでの展開からし患畜とともにドリトル先生が治療する「人間」の最後を飾るのは土門家の皆さんってなことになるだろうけど、そのとっかかりは兄と弟どっちだろう。兄はプライドだけはありまくりっぽいし、ここはやっぱ弟だよね!。キッカケは恐らく・・・傷つけられた矢ガモや子わんこなのでしょうが、その犯人がフィリップくんであれ兄であれ、最終的に父親のような獣医にはならないと宣言したフィリップくんが鳥取・花菱動物病院で助手として働くことになるといいなー。なんというイケメン動物病院!100万貯めますッ!!(あすかは・・・受付ぐらいならいてもいいよw)。