『獣医ドリトル』最終話

バルザックさんがテレビドラマのこと分かりすぎてて辛い・・・バルザックさんの引っ張りテクが見事すぎて憎らしい・・・もうダメかと思って涙でかけたところでようやく心臓が動いた瞬間本気の本気で安堵したあまり鳥肌立ったじゃないの!もう・・・バルザックさんのいじわるっ><。
治療費500万の支払いを父親に拒絶されたフィリップくんの絶望に打ちひしがれる表情は非常に宜しかったですが、あーあ・・・やっぱ全てフィリップくんの仕業だったかー。でも全てフィリップくんの仕業だったということは長男はただの小細工好きのダメ獣医だったってことで、そこまで土門家が暗黒家族ではなかったってことだからまぁ・・・いいのかなw。
でも500万の工面がつかず(簡単に「自分の借金に上乗せしてください」とか言うあすかには心底イラついたわ・・・。現時点で借金がいくらあるんかしらんけど500万とか返せるつもりなのかと。つーかお前「借金あるから」を口実にドリトル先生の側に居続けたいだけだろうがと。ドリトル先生には花菱先生がいるんだからねッ!あんたの入り込む隙なんてないんだからバーカ!デーコ!!とおもいました。)じゃあバルザックさんどうなっちゃうんだよおおおおおおおおおお><って思ったところで500万が入った袋をドリトル先生にグイっと突き出し、おまけに輸血用の血液も持ってきた土門長男には全力ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン><てなりました。500万を一括払いできる財力に☆。人間的にやや欠陥があるとしても500万をポンッと用意できる+弟はフィリップくん・・・・・・わ、わたし長男と結婚したいかも・・・・・・(笑)。
こんなことを思えるのも全てバルザックさんが助かってくれたからです。バルザックさんが助かってよかった。ほんとうに良かったです。


それにしても、フィリップくんの「動機」には戦慄が走りました・・・。父親がどうとか家庭がどうとかそういう原因があるとしても「動物が忌まわしい」「動物の痛みが分からない」ってのは相当問題だろ。それこそ小学生ぐらいまでの「子供」ならばともかく18歳にもなってそういうことを考えていたってのはマズイと思うの。それでいて自分の「飼い犬」だけは可愛がるって歪みすぎだろ。でもまぁここで安易に“動物の痛みを知ったお前が獣医になって一頭一羽一匹でも多くの命を救うことが贖罪に繋がる”なんて展開にならなかったことは評価します。結果的にはこの先そういう展開が待っているにせよドリトル先生がビシっと「お前のやったことは紛れもない犯罪だ」と言ってくれ、ちゃんと出頭させたのは良かったと思う。
そんなわけで、泣くわ喚くわ怯えるわ、呆然とするわ父ちゃんに縋るわと、最終回はまさしくフィリップくんSPでした。特にバルザックを人質にされて(ドリトル先生鬼すぎるw)チューブを切ったのは自分だと白状し、ドリトル先生に殴られるのを覚悟しながらブルブル怯える様が巣晴らしすぎた。乱れた髪の間から怯えた潤み目が見えるとか甚振られるフィリップくん最高じゃねーの。作品内で浮かせることなくこれだけの扱いをさせるとは、トップコートめなかなかやるな・・・・・・。
土門家の話とブルセラ犬達の安楽死問題の繋がり方はその過程も含めて予想通りではありましたが、ドラマであることを承知してはいるもののやっぱり・・・モニョッたなぁ。20頭のわんこが助かったのは素直によかったと思うよ?。でも助かった理由が「土門先生の心変わり」ってのがどうもなぁ・・・。言い方悪いけど結局人間の都合で命弄ばれてるみたいなもんじゃん。もう一度書くけどこれぞ「ドラマ的展開」ではあるんだけどさ、あの今にも安楽死の薬打たれそうになってたわんこの気持ちはどうなるのかと。犬だって心があるわけでさ、あのわんこがトラウマ抱えちゃわないか心配です・・・。まぁそれもこれも土門会長が「許可してくれたおかげで」命が助かったからこそ心配できるんだけどさー。
あとあすかお手製のドッグフード。一応ちゃんと手作りごはんの本を参考にして作ったんだろうけど、黄色いご飯らしきものあれ何・・・・・・おまけに☆型の人参とか舐めてんのかと。「犬のための」食事であってお前の自己満足のためじゃねーんだぞ。大型犬ならともかく小型犬にあの大きさの人参だすなよと。なんのためにドッグフードが5ミリ角程度の大きさであったり半生タイプは“食べやすい大きさにほぐしてください”と書かれてると思ってるのかと。いいドラマだと思うだけにこういうおかしな“見映え”描写はやめてほしかったなぁ。
ていうかすいません、実を言うとドリトル先生と花菱先生の間をうろちょろするあすかが気に入らないだけです^^。


というわけで。ドリトル先生は本当はアフリカに行きたかったのかなぁ。確かドリトル先生が呼ばれた理由って“未知の伝染病が発生したから”ってことだったよね?。ドリトル先生に求められているのはその伝染病の解明=治療法を見つけることなのか、それとも治療法はある程度分かっているから治療法の実行役として必要とされてるってことなのかどっちだろ。前者なら花菱先生を送るのはむしろ正解だと思うのだけど、後者で治療法に“手術”が必要だとしたら花菱先生現地で使えねえええええええええええ!と言われちゃうんじゃないかとw。でもでもドリトル先生のことだからそこいらへんはちゃーんと確認した上で花菱先生に話を持っていったに違いない。ついでに「世界一の内科診療医を行かせる。腕は俺が保証する。よろしく頼む」なんつって花菱先生が受け入れられるための下準備をしっかりと整えた上で送りだしたに決まってますよね。
でさあああああああ、そんなドリトル先生に見送られタクシーに乗り込む花菱先生のあの切なそうな顔ったらもうもうもうもうっっっっ(床バンバン)。お互いの気持ちは分かってる。離れていても心はしっかり繋がってることは分かってる。今は離ればなれにならなくちゃならない。ドリトルに釣り合う自分になるために。でもやっぱり離れるのは淋しいしちょっぴり不安。そんな想いがダダ漏れしてる花菱先生の表情はまさにナリ様の真骨頂でございました。ルミのこととか全くもって眼中に入ってねーんだもん(笑)。
この後アフリカに到着した花菱先生はその報告を電話・・・は時差があるしお金もかかるからメールでするよね、きっと。でもその後は異国の環境に一日でも早く慣れようと必死でついついドリトル先生に連絡しそびれてしまうと。で、ドリトル先生超不機嫌になるんだろうなー(笑)。やべー遠距離超モエる(笑)。


そんなことばっかり書いてましたが^^、かわいい動物たちの名演技には毎回泣かされまくりでした。「命」という難しい題材を扱いながらも毎回心があったかくなる日曜の夜に相応しいドラマだったと思います。続編を期待したいところではありますがメインの3人だけでなくやはり土門家あってこその獣医ドリトルだと思うので、となるとスケジュールの調整は至難の業でしょうが・・・SPでもいいからドリトル先生と花菱先生の恋の続き(え?)を見せて欲しいです!!。