『TOKYO23〜サバイバルシティ〜』1stクロス:起動

ありがちっちゃありがちな話ではありますが結構面白い初回でした。臨場感やスピード感であったり怪しさいかがわしさを出すためか、ブレブレで荒めな映像は好み。
柳楽くん演じるノボルと奏多くん演じるダンは最初から二人1組でゲームに参加することを義務付けられているわけではなく、成り行き的にバディを組むことになったわけですが、足元に死体がゴロゴロ転がっているという危機的状況に加えノボルの楽天的で真摯な性格が二人を結びつける発端となるってのはすんなり受け止められる感じ。てっきり一度クロスした相手とは二度とできないのかと思いきやそれも運ってか賭けってか、同じ相手と二度クロスしても両方セーフの場合もあるってのがややご都合ルールな気がしなくもないですが、次もセーフかどうかってのも駆け引きの材料になるんだろうし、そういうのも含めて今後の展開に期待。
柳楽くんの演技は思ってたよりもデカイというか、わたしの中の柳楽くんは立ってるだけで何かを訴える力がある人で、だからむしろ感覚的で繊細な演技をするってイメージだったんだけど、役柄のせいかなぁ?分りやすい演技・・・だなーと感じました。テレビサイズというか。あとやっぱ多少勝手が違う部分もあるのかなぁ、ちょっと硬いなと思った。
でも存在感はやっぱ独特なものがある。でんでんとのスパーリングシーンの吸引力はもちろんのこと、ただ自転車を漕ぎ出す背中だけでもフレームにキチっと収まるとその瞬間「オッ?」って目を惹かれるもん。
相棒役の奏多くんはポストの脇にちんまりと座ってんのあれ卑怯。可愛すぎるw。期待通り腕力は柳楽くん、頭脳は奏多くんが担当するっぽいんだけど、えーっと・・・奏多くんはパソコンに強い(ハッカー?)設定なんですよね?。だったらネットにアクセスできるモバイル端末ぐらい持ち歩きそうなもんじゃね?ていうか持ち歩いてて欲しい。だって課題(次にクロスする区)が与えられるたびにタクシーで移動しネットカフェで検索ってさぁ・・・時間の無駄ってかちょっとカッコ悪くない?(笑)。だって各区につき持ち時間1時間しかないわけでしょう?タクシーだから移動にさほどの時間はかからないとしても最近のネットカフェって身分証明書見せて会員証作らなきゃ入れなかったりするんですよね?(ほとんど立ち入らない世界なのでよく知らないで言ったけど)となるとあまり効率的とは言えないような・・・。まー引きこもりっぽかったから持ち運ぶためのモバイルなんて持ってねーよってことかもだけど、だったらなぜそんなダンがゲームに参加するために外出したのか?って話になるじゃん。それは今後の展開の鍵なんだろうけど。
参加理由と言えばノボルがゲームに参加した理由はジムを再開するための資金稼ぎってことで間違いないとしても本来はノボルの彼女が参加予定というか選ばれた(?)わけで、例えばネット上に1分間だけゲームの告知がなされそれをたまたま見た人間がゲームに参加するとかさ、そういう“自主参加型”ではなく、最初から選ばれたものしかゲームの存在を知ることができない“招待型”である以上、参加者には選ばれるだけの何らかの理由があるはずだよね。おまけに野波さん演じる結城望を追う謎の女(某ミュージアムの「虫食べる?」の処刑人かと思ったw)なんて存在もいるあたり、おそらくこのゲームを賭けの対象にしてるとか、そういう所謂神視点の人物だか組織だかがあるのかなーと。ダンとクロスして死んだ男みたいないかにもオタクってヤツも参加してるわけだし、なるべく多くの属性を参加させることでゲームをより面白くしようとしてるとかね。あー、でもノボルとダンが2回目のクロスをした倉庫に転がってた死体はそこまで多種多様な属性ってわけでもなかったような・・・。ま、そこいらへんも追々ということで。


てか今回は江東区江戸川区墨田区葛飾区と下町であり近隣の区ばかりだったけど、やっぱ1時間で移動できる区を指定されんのかなぁ。移動手段は問わないみたいだけど、例えば中野区→大田区とか言われたらチャリじゃ無理じゃね?。