『仮面ライダーW』第39話「Gの可能性/バッドシネマパラダイス」

なんだこれ(笑)。
今回の話って、園咲家的にはとても重要な話になるっぽいよね。ミュージアムそのものであるという若菜はお父様からの贈り物=新たな力を手にしようとしていて、そんな妹と父親に復讐心を燃やす冴子さんは元夫のメモリを直挿ししレベル3へ到達。そして末っ子・来人ことフィリップくんは「こうなったら仕方ない」と姉・若菜を戦うことを決意・・・・・・した?ってな感じよね?。それをそのまんま描けばドシリアスになるんだろうけど、そこを「あえて」・・・・・・と言っていいのかなぁ?亜樹子の暴走話にするとはねw。
ネタはいちいち面白かったんですよ。風の左平次3D!!とか、スリッパ扱わせたら右に出るものはいないほどの腕前のはずの亜樹子なのに左平次に動揺したのかモタついてるのとか、ていうかガチオタのくせに映画化されんの知らなかったのかよ!!(笑)とか、3D眼鏡かけて高笑いでスキップする成人二人・・・とか、上映時間が7時間19分で上映までに支配人と交渉したりなんやかんやしてたことを考えるに少なく見積もっても8時間は経過してるだろうに外まだこんなに明るいのかよ!?とか、亜樹子「映画泥棒―!」とか(笑)、ちょこまか小細工しながら逃げるジードーパントに痺れを切らしたのか、ヒートで出した炎を顔面に押し付け「熱いぞコラ!」とお前どこのチンピラよwwwな翔太郎とか(笑)、その右手を葉っぱつかって牛くんパペットに変えられて・・・・・・
「あーーっ!?手がぁっ!?(牛くん「モー」)手手手手がぁーーっ!?牛くんにー!ヤッベエ!!!(モー)俺の手が、手手手がっ!牛くんに!(モー)手が!手が!手が牛っ!?手!あーーーっ!?(モー)」
って落ち着け翔太郎wwwwwwwとか、牛くんがメモリチェンジ!キャワキャワ!とか、「これが俺の手だ(ちょう安堵)」って翔太郎どんだけwwwとか、同じ天使なのに30分前の可愛い天使たちとはえらい違いですねマッキー☆とか、スナフキンな照井たんかーーーわーーーーいーーーーいーーーーーーーーっん><とか、それどころか「あきP??」って照井たんもコテンw頭コテンwww可愛すぎんぞコンチクショーーー!とか(笑)、そういや亜樹子は警察に通報するのはちょっと待ってと言ったわけで、ということはマッキーはともかく照井たんは映画撮影の場に刑事としてではなく個人的に参加してるんですね!他ならぬ所長の頼みだからと!(手でハートマーク作ってくねくねで)とか、(上戸さん「会議ハツラツゥ?」)→CM明けの翔太郎「元気ハツラツなヒロインになったなー」とか、てか元気ハツラツって日常会話で使わないよね(笑)とか、あきPの脳内クランクアップ時のロン改め川相くんやだちょっとカッコいい!!!とか、ドッカンドッカン爆発する中エクストリームにトライアル、クレイドールに加えてレベル3のナスカ冴子さんVer!!!が四つ巴バトル繰り広げてる前で筆談→「ほんとは満足してなかったのーーーーー!?」と頭抱えて鼻の穴おっ広げる亜樹子wwwwwとか、その背後でちょ!!!トライアル大爆発!!!!!!!!!とか、まさにてんこ盛りの面白さではありました。でもね、どうでもいい(笑)。これだけ作りこんでくれてるってのにどうでもいいとしか思えないってとこがすごいよなw。
亜樹子が川相くんの恋路に過剰に介入しようとしてるのは、そういうネタ大好物だからってのは多々あるにしてもw、川相くんがフィリップくんと同じく「問題ない」という言葉を口にしたから、だよね。つまり川相くんの向こうにフィリップくんを見てるというか、若菜のことを「彼女は結局ガイアメモリの毒に負けたのだろう」と言うフィリップくんは自分や翔太郎、そして若菜姫に“言いたいことを言えないでいる”と思ってて、川相くんがメモリの力を使ってではなく自分自身の力で自分の口からあいさんに想いを伝えることができたならばきっとフィリップくんも言いたいことを言えるようになるはず!と思っての行動なんだろうなってのはわかるから、ちゃんと本筋の補強となるであろうエピソードなんだとは思うんですよ。でもどうでもいいとしか思えないのよね、肝心の川相くんの恋の行方が。つーか川相くんは多分あいちゃんのこと“そういう好き”ではないよね?。好きだからあいさんを撮りたいのではなく、自分の理想の映像を作るための被写体としてちょうど良かったとかその程度なんじゃないかと思うんだけど。それどころか結局「ジーンメモリ使って一人でやらせてくれ」ってことは、生身のあいさんすら不要ってことじゃん。それを亜樹子が一方的に川相くんはあいさんにラブラブと解釈し、暴走しちゃったってのが今回の事件の肝なんだろうけど、ノリノリで川相くんの応援をする亜樹子は確かにアホ可愛いんだけどさ、亜樹子がそういうやつだってことはもういやってほど知ってるしw、恐らく川相くんの本心を知った亜樹子がショックを受け、そんな亜樹子の本心(本当の目的は川相くんの恋の成就ではなく自分のためだった)を知ったフィリップくんの心境がまた一つ変化することになるんだろうしってんで、川相くんの話としてはそれ以上何かを思うことってのはないよなーと。てか今回必要だったのは「遺伝子組み換え能力を持つジーンメモリ」であって、それを登場させるために川相くんの話を作ったってのがミエミエだもんね。やっぱりまず描きたい話があってそれに見合うメモリを登場させるのと、登場させたいメモリありきで作られた話とじゃ密度が違うのは仕方ないかなと。
で、そのジーンメモリがクレイドール若菜のパワーアップにどう関係するのか?ってことは気になりまくり。確かフィリップくん経由で翔太郎がジーンメモリの能力を「遺伝子を組み替えて別なものにすることができる。つまり生体組織であれば自分の体ですら好きな形につくりかえることができる」とか言ってたけど、生体組織ってことはつまり「生物」でなければ作り変えることができないってことだよね?。琉兵衛さんが若菜に贈ったものの名前は「有機情報制御器官試作体・ガイアプログレッサー」とか言うらしいのですが、その「試作体」ってのはあのケースのことなの?それともその中にあるもののことなの?。いずれにしても、今のあのケースの状態ではクレイドール若菜がその力を身に付ける(体内に取り込む・同化する)ことは無理で、それを可能にするのがジーンメモリの力、そしてその力を最大限引き出すことができるのが、ジーンメモリの過剰適合者・川相くんだということか。
それにしても、フィリップくんって今のこの状況をどう思ってんだろ。翔太郎や亜樹子には若菜さんはメモリの力に負けたんだ的なことを言ってたし、「フィリップの気持ちも考えてやってくれ。ミュージアムから離れるんだ!」という翔太郎に「不可能よ。だって私自身がミュージアムなんだから」と何の躊躇いもなく返す姉・若菜の言葉を聞いて、「もう仕方ないんだ。戦うしか・・・ない・・・・・・」と苦しげな口調で呟いたけど、多分フィリップくんではなく来人としては若菜さんが言う「私自身がミュージアム」ってのがどういうことなのか分かってるんじゃないのかなー。普通だったら相手の急激すぎる心変わりを不審に思うと思うのよ。自分の記憶が弄られていたことを知ったわけだから、若菜さんもまた組織の手によって“何か”されたんじゃないか?って考えるのが普通だと思うんだよね。でも姉さんを助けるべく行動に出ようとする気配は今のところ一切ないし、それどころか仕方ないといいながらも戦う姿勢を見せている。それはそういう“運命”なんだと頭のどこかで分かってるからなんじゃないかなーと。
でさ、それでベッドに腰掛けてうじうじ考えてるってんならまだ分かるんだけど、フィリップくんならばそれが「無意味なことだ」と分かるだろうにノコノコとあきPプロデュースによる映画撮影に付き合い、照井たんたちとともに「あきP??」と頭コテンってして、なんつーか、あんまりこれまでと変わらないように見えるのが謎なのよね・・・。“ジーンメモリの力とその保有者に興味があるから”ってのは理由の一つとしてありそうだし、考えてることをあまり表に出さないのがフィリップくんという人間なのだろうからこれでいいのかもだけど、フィリップくんがこの先家族とどう向き合うつもりなのか見えてこないからどうも落ち着かないんだよなぁ。ていうかフィリップくんの中では今はまだ若菜さんが実の姉だったという衝撃の事実だけで手一杯なんだろうけど、今君の目の前で霧彦のメモリを使ってナスカになった園咲冴子も若菜の姉ということはイコール君のもう一人の姉さんになるんだってこと分かってる??と思ったわw。
それを言ったら翔太郎もなんだけど、でも翔太郎がフィリップが園咲来人であることを知ってもこれまでとなんら変わりなく接してるのはフィリップくんのソレとはちょっと違って、俺(と亜樹子)にとってフィリップはフィリップであり、何があっても相棒であることに変わりなく、その上でフィリップの考えであり気持ちを尊重するってスタンスなんじゃないかなーって想像ができるんだよね。だから翔太郎に関してはそこいらへんの心配はしてません。まぁこの先翔太郎の扱いがどうなるのだろうか・・・という一抹の不安はありますが(笑)。
でさあああああああああ、清掃員に変装して元夫・霧彦さんのメモリを手に入れた冴子さんですが(ディガルコーポレーションのセキュリティ大丈夫か・・・^^)、泥まみれの妹を嘲笑し愚弄するためにわざわざ「高いところ」に登ったところまではいいんだけど(いいのか!?w)、「今見せてあげる、姉の意地を」とナスカメモリを直挿しする瞬間呟いた名前が「・・・・・井坂先生」って、えーーーーーーーーーー!!!!?そこはまず「・・・・・・霧彦さん」、そして「・・・・・・井坂先生」だろうがよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!。しかもいくらドライバーを介さず直挿しとは言え、まさしく“一瞬で”霧彦さんが為しえなかったレベル3に到達しちゃうとか・・・ひどい・・・ひどいよお姉様・・・・・・。 
しかしCJX・・・必殺技の準備に時間がかかるってのが唯一の弱点なのかと思いきや、全てのメモリを無効する方法が分かっていながら純粋にスピードで負ける相手だとその方法を実行することができないって・・・ショボくねーかw。おまけにそれをトライアルが補ってくれるのかと思ったのにどうやらRナスカにはわずかにスピードが及ばないみたいだし!スピードに特化したはずのトライアルなのに!!。
そうそう、若菜が「園咲若菜?本物!?」とテンションあがりまくる一般人の視線を一切気にせずクレイドール化してたけど、一般人はともかくアクセル・照井たん(あとマッキーも)のことはいいのだろうか。照井たんが刑事でありアクセルであるってことは知ってるよねぇ?。それを見て翔太郎が「照井、マッキー、みんなを避難させてくれ!」とか指示出してたのもあれ?って思ったんだけど・・・。照井たんだけならいいんだけどさ、マッキーは気絶要員なわけじゃん?(笑)。照井たんが「みなの安全の確保はお前に任せた。頼んだぞ!」とかなんとか上手いこと言いくるめてくれただろうけど、でも実際には川相くんと亜樹子は戦闘場所へ戻ってきちゃってるわけでさ、それを「二人ともこっちへ!」なんつって追いかけてきたマッキーがクレイドールと戦う2体の仮面ライダーを目撃し、課長と探偵は?→まさかあの二人があの仮面ライダーなのでは!?と考えても不思議じゃないよね。つーかそう考えるだろフツーw。川相くんとあいさんはともかくマッキーとウォッチャマンを気絶させなかったってことは、そろそろ翔太郎とフィリップと照井たんが仮面ライダーだと関係者バレさせるつもりなのかなー。
財団からの使者・加頭順はやはり財団の命ではなく「個人の意思で」冴子さんを助けたのかー。その理由を「好きだからですよ? あなたが」と言い切った加頭はこれ何なんだろうなぁ。当然この「心のこもってない告白」をその通りに受け止めることはできないとして、果たして何を考えているのだろうか。