参加すると聞いたその瞬間から待ちに待ってたかずきさん脚本回!。かずきさんならば大丈夫だろうと思う一方で独特なだけでなくもはや美しいと言ってもいいほどのスタイルが出来上がってしまっているWなので、そこにどうかずきさん色を注入するのかできるのか?しかも前回翔太郎とフィリップくんの愛があれだけ盛り上がった直後に!と期待と不安が半々ぐらいだったわけですが・・・面白かった!。基本は前後編両方を見終えた時点でエピソードを評価してるつもりなのですが、翔太郎かフィリップくん自身の物語(仮面ライダーWという作品における本筋)回以外で、前半単体でもこれだけ面白いというか見応えがあった話はちょっと他に思いつかないぐらいです。永瀬さん(踊りながらプール飛び込むとかちょっとおかしな人すぎるw)大活躍wwwのアバンで謎というかネタは早々に割れちゃったんだけどさ、見せ方が上手いっていうのかなぁ?まず「きのう」が猫の名前って時点でなんだよそりゃ(笑)だし、これは大人の見方だとは思うけど、翔太郎と夕子こと雪絵が「ニャ〜オニャ〜オ」って猫の真似してキャッキャしてるあたりは完全に「巨匠・・・・・(しろめ)」とか思ってたんだけど、でもそのアホな行動(笑)はメモリの力が発動して以降の翔太郎の動きをより分かりやすくそして効果的に見せるための演出だったんだ!「巨匠の演出」というその情報すら引っ掛けだったんだ!と気づいてからはもううわっ!うわっ!!うわああああっ!!!って食いつきっぱなしですよ(笑)。当然この先翔太郎がどういう行動を取るのか分かってるわけでさ、ホールの前で猫真似してるところまでは馬鹿wwwwwって笑って見てられたしフィリップくんにはメモリの影響はないわけだから変身しなきゃいいだけじゃん?と思ったところで翔太郎が超絶カッコつけポーズ(笑)で落下→変身するしかない状況を用意してたんだ!!とかね、上手すぎるだろ。これ思わずゾクッとなったもん。ホールのロビーで「安心しろ、今日は休館日だ。誰もいねえ」とか言うあたりではもう本気で「ダメー!フィリップくんなんとかしてえええええええええ><」って本気で思ったもんねw。これはこの後の展開が分かっているからこそのドキドキ感なわけで、“予め定めてあった時刻になると昨日の同時刻にとった言動をそっくりそのまま繰り返させることができる”というイエスタデイメモリの能力を最高に生かしてたと思いました。さすがかずきさん!!。そうそう!昨日同様客席に駆け込み戦ってる(つもりの)翔太郎にフィリップくんが「翔太郎!(止めるんだ)」と言い、それに対して翔太郎が昨日と同じタイミングで
「効(聞)いちゃいねえよ!!」
と返したのがかずきさんぽかったわーw。こういうくすぐり大好き。
で、フィリップくんですら翔太郎を制御できない(これってイエスタデイメモリによる操り力が強いからなのか、それともエクストリーム化したことで翔太郎とフィリップくんのパワー差はなくなったからなのかどっちだろ?)となるとこれどう収拾つけるんだろう?と思ったら、エクストリームの能力をこういう形で使ってくるかー!。これは予想できなかったから驚いた。エクストリームが “メモリの力を無効化できる”ってのは前回明らかになったことであり、当然イエスタデイの力にも通用するだろうと考えて然るべきなのに、この使い方は全く思いつかなかったもんなぁ。でさ、なんとなくだけど最強フォーム登場直後ときたら暫くはその力でもって圧勝するイメージってあるじゃないですか。そこで2回目にして攻撃ではなく防御というか、現状から抜け出すためにその力を使うってのが結構目からウロコな展開だなーと。おまけにその直後に「メモリブレイクだ」とアクセルに指示され敵の攻撃を楯で防ぎながらMDを準備するCJXの手際が悪いというかw、メモリを一本一本挿さなければならない=MDにいくまでに多少時間がかかる(そこを攻撃されたら尚更)という弱点・・・まではいかないか、欠点があることが見えたのもよかったと思った。最強フォームって燃える反面圧倒的すぎると萎える部分ってあるわけですよ、我儘な言い分なんだけどさ(笑)。特にエクストリームは全てのメモリの無効化などというチート能力を保持しているわけで、だったらこの先は全部CJXで戦えばいいじゃん・・・となるところをこの展開で上手いこと回避したよね。今回の様子からしてMDを準備してる間はメモリの能力無効化能力(ヘンな言い方w)は使えないみたいってかメモリの特徴である能力(今回で言えば記憶の操作)以外の攻撃そのものは有効みたいだし、ということは今回のイエスタデイは真正面からドーナツみたいな黄色い輪っか(あれなに?)で攻撃してきたからいいものの、動きが素早いドーパントや分身できるドーパント(複数犯とか)を相手にしたらちょっと厄介なことになるかもだしね。その場合ファングや他のフォームの方が適してるという展開も作れるだろうし。ほんとWは上手いこと考えてるよなー。
あ、でもただ一つ・・・翔太郎とフィリップくんの「魂」に反応したエクストリームなのに、一度CJXになったらあとはもう翔太郎が操られてても普通に変身できちゃうってのはちょっとガッカリだなぁ。それを言ったら“フィリップくんのピンチになるとどこからともなく助けに現れる”はずのファングも普通に馴染んじゃってるんだけどね(笑)。
ところで、フィリップくんに翔太郎(W)を外に出してくれ!と言われたアクセルでしたが、あれほとんどW轢いてるよね(笑)。でも真正面から轢いてぶっ飛ばすのではなく横すべりっぽい感じでなるべく衝撃が少ない方法をとってるあたりやっぱり照井たんいいやつだよなー。てか久々に照井たんの「所長!無事かっ!?」が聞けて本気でハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン☆てなりました><。
そして照井たんと言えばやはりスイッチ入った翔太郎とのこの会話ですよねw。
亜「翔太郎くんはああ(デスクチェアに体育座り状態でぐるぐる回りながら夕子さんホンワ〜)だから、竜くんお願い」
イエスタデイメモリの力発動
翔「わかった。俺に任せてくれ」
照「お前はいいと言ったはずだ」
翔「お前にはわかんねーよ」
と言いながら、亜樹子をデコピン
亜「へっ?」
亜樹子が持ってた写真を取り上げ
翔「これはただの猫じゃない。猫の形をした大切な思い出なんだ。そうだろ?」
照「全然違う。猫じゃない、それは人間だ」
照井たんの手をギュッと握り
翔「猫!・・・むしろ得意です。さあ、行きましょう、お嬢さん」
照「お嬢さん・・・?俺に言ってるのか?馬鹿にしてるのか?」
翔「えっ?」
照「その顔は挑発と考えていいな?」
翔「無くしたきのうを探すのは、探偵の仕事ですよ。どうぞ(入り口を指してエスコート)」
照「お前の頭を探して来い」
翔「いよっしゃー!!」
照「なんなんだ!?あいつは!?」
微妙に噛み合ってんのがなんともシュールwwwww。「猫じゃない、それは人間だ」って冷静に突っ込むところで既に腹筋崩壊しそうだったんだけど、「お前の頭を探して来い」てwwwww。これはわたしには到底できない突っ込みだわ(笑)。馬鹿にしてるのか?→え?(超絶間抜け面w)→その顔は挑発と考えていいな のあたりとか最高すぎるw。当然最初から“一人昨日をなぞってる翔太郎と今日を生きてる誰かとの会話”を織り込むつもりではあっただろうし、その相手として最適なのはやはり照井たんなわけだけど、その上で↑このやりとりは照井たんが事務所にいた理由や亜樹子の手に写真があったことも含めてとてもスムーズで、笑いながらも上手いよなぁと感心しきりでございました。
てかさ、亜樹子が一生懸命コーヒー淹れたのって、やっぱり照井たんが来たからだよねー(ニヤニヤ)。
でもフィリップくんの検索的には今回の亜樹ちゃんの行動の基にあるのは「嫉妬?」らしいけどw。でもでも結論は、亜樹ちゃんは『翔太郎<お金』らしいですwwwww。てか夕子さんの依頼を受ける一連の会話を聞いてフィリップくんが興味を持ったのが『恋愛』だとは思いませんでしたw。つーかあんたこそ若菜姫とどうなってんのよ(笑)。
で。「困ったことがあれば風都の鳴海探偵事務所へ行け」と夕子こと雪絵に教えたのはやはり・・・・・・お兄ちゃんだよねええええええええええええええええええええ(ダダ泣き)。冴子さんのポスターにちょこんと描かれていた(ものすごく浮いていたw)ふうとくんを見て「可愛いですね」という雪絵に、「俺も持ってますよ。この街を、とても愛していた男から受けとった・・・」と言いながらポケットに入っていたふうとくんを見せる翔太郎。わたしはてっきり霧彦さんからもらったふうとくんは翔太郎のデスクの上に鎮座してるとばかり思ってたんで、翔太郎がいつも持ち歩いてたってだけでもうウルウル目になりました。だってさ、だって霧彦さんは翔太郎とともに今も風都の街を守ってるってことだもんね・・・。そこで雪絵が浮かべた躊躇いとも憎しみとも痛みとも見える表情の意味は今はまだ分からないけど、誰よりも風都を愛した男の妹である雪絵もまた風都を愛する人間であって欲しいなと思う。霧彦さんの妹が所持するメモリが「イエスタデイ」だってのも興味深いよね。昨日ってのは一番近い過去なわけでさ、つまり兄の死という過去に誰よりも捕らわれているのは妹である雪絵・・・ってな話になるのかなぁ。・・・・・・と思いつつも、わたしですら未だふとした瞬間(画面の端っこあたりw)に霧彦さんの存在を探してしまうわけで、雪絵の気持ちは分かる、よーーーく分かるつもりだぞ!。
復讐と見せかけておいてその実組織と通じるのが目的だったジャスミンの例があるから、兄の後釜に座ろうとしてると見せかけてその実兄の復讐が目的であった!というストレートな話にはならないんじゃないかなぁ・・・でもかずきさんだからあえて後半は王道で真っ向勝負してくるかなぁ・・・なんていろいろと考えてしまうわけですが、それはさておき、雪絵さんのあの服装はどなたの趣味ですか?(笑)キャラ設定の話ではなく演出上の話として(笑)。それこそマジシャンとかならまだしも普通にあれをイイと思って着てるとなると雪絵さんのセンスって一体・・・・・・。あーでも霧彦さんが日の丸スカーフ(血のついたソレを雪絵さんが持ってたけど、あれはやはり霧彦さんの想いが風に乗って雪絵の元へ届けられた・・・ということなのだろうなぁ)(って言ったら友達は冷静に「警察が遺品っつって届けたんだろ」と斬って捨ててくれましたがw)と愛用してたことを思うに、兄妹そろって素敵センス☆と言うべきなんだろうなw。
ところで、脅迫状が届いたことである程度の予想はしてだだろうけど、WにMDぶち込まれそうになっても微動だにしなかった冴子さんはあれアクセルが横入りしなかったらどうするつもりだったんだろうなぁ。井坂先生が近くにいた様子もなかったし。とりあえず次回は霧彦さんの妹である雪絵がミュージアムの幹部入り志願することになるようだし、冴子さんは脅迫状からそれらしきもの、つまり目的は自分を殺すことではなく組織へのデモンストレーションであるということを読み取っていたから逃げなかった・・・とか?。ていうか、フィリップくんは檀上に立っている女が「ビギンズナイトの幹部」であり「自分を“ライト”と呼ぶ存在」であることは認識してるんですよね?。そしてホール周辺に貼られたポスターやらなにやらでその女が「園咲冴子」であることも知ってるよね、当然。で、若菜姫が園咲冴子を助けようとしたのも見た・・・よねぇ?。翔太郎を抑えようとするのに必死で若菜姫の存在が目に入らなかったってことはなくはないと思うけど、翔太郎ならともかくフィリップくんがそこまで視野が狭いとは思えんしなぁ。ということは、フィリップくんは若菜姫が組織の幹部と少なくとも繋がってることは分かってる・・・ってことなのか?。若菜姫がお父様に言われた言葉の意味を考え始めてたしいよいよ園咲家=ミュージアムサイドでも何かが起こりそうな(不穏な)空気がビンビンなので、その流れで関係者たちがそれぞれどこまで状況を認識しているのかってこともそろそろ説明されるかなぁ。