『天装戦隊 ゴセイジャー』epic15「カウントダウン!地球の命」

ごめん、わたし第一期を引っ張ってくださったドレイク様の最期よりも次回からの新しい敵が気になって仕方ありません(笑)。
だってさ、ドレイク様も護星天使たちもそんだけの力あるんだったらもっと早くから発揮しててくださいよ(笑)ってな感じなんだもの。ゴセイって、ロボ戦も含め戦闘シーンは文句ナシにカッコいいのにそこに至る過程にカタルシスがほとんどないもんだから燃えた気持ちのもって行き所がないんだよなぁ。それに、「応援も戦力のうち、一緒に戦ってるんだ」ってのが本筋に絡むのかと思いきや結局それはそのまんまというか、諦めかけた望が「今日頑張れば明日は必ずやってくる。だからやれることをやる」とアラタに言われたことを自分なりに考えた結果友達引っ張ってサッカー練習させるってだけだったし。確かに明日=試合のために今日できること=練習ではあるんだろうけどさ、現実問題地球滅亡寸前なわけだし、そうでなくとも大人でもぶっ倒れるほど酸素薄くなってるわけだし、そんな状況でサッカーするとか危ねーだろうがとw。地球規模で酸素不足+建物や電車が次々と消えているという非常事態が起こってるってのに(建物の消滅と酸素不足の間になんか関係あったのか?酸素と建物は別攻撃なの??)、博士や望やその友人たちは建物がなくなろうが酸素が薄くなろうが全く影響を受けずに(受けてるようには見えずに)UFOが落ちてくるアワワワー><ゴール決まったやったー!ってなんだよそれ(笑)って感じじゃん。つーか肝心の望は応援してるだけだからね(笑)。逆上がりできないけど絵は小学生レベルを超えた上手さなことから判断するに望は文系の子なんだろうけど、だったらサッカーなんかじゃなくそんな望が自ら明日のために出来ることを用意してやれよと思ったわ。多分W杯を控えてるからサッカーネタ入れたかったってだけなんだろうけどさ、だったらせめてそのサポーターは12番目の選手だという関係性をゴセイと望(と子供達)との絡みに繋げられませんでしたか?と。『今日頑張れば明日は必ずやってくる』という今回のテーマとして拾うべきなのはどう考えても「サッカー」ではなく「応援してる人たちも一緒に戦ってる」の方だろう。そして今回応援すべきは間違いなく護星天使だろうがと。
イマイチよく分からないものの、ゴセイジャーという作品はアラタを中心とする護星天使たちの成長とともに天使と生活をともにすることで望という普通の少年の成長をも描こうとしてるのだとは思うので、だからアラタたちはアラタたちのやるべきことをやり、望は望のやるべきことをやるっていうのは方向性として間違ってないのかもしれません。あの状況で望が友達のサッカー練習を応援できたのはアラタたちを信じてるからってのもあるだろうし。でもさ、護星天使たちは地球(と書いて“ほし”と読む)とそこに暮らす人々を護ってるわけじゃん?そのゴセイジャーが地球上の全人類に向けてこの星を征服するぜ宣言をぶちかましたドレイク様と戦ってるわけじゃん?そこへ持ってきて「応援も戦力のうち」ときたらこの状況で望が果たすべき役割はやっぱり『ゴセイジャーを応援すること』じゃねーのかよと思うなぁ。みんなが絶望にうちひしがれる中、望が「頑張れゴセイジャー」と声を上げ、その声が友達に、そして世界中に広まり地球の皆さんが酸素不足で苦しみながらもゴセイジャーを応援する声を上げる。その声がゴセイジャーの力となりヘッダーたちを目覚めさせるとかさ、いくらでも盛り上げられると思うんだよね。ついでに戦いを終えた後それだけの応援を受けながらもメモリウォッシュしなくてはならず、ちょっとガッカリするエリモネあたりにハイドさんが「人々の辛い記憶を消すのも俺たちの仕事だ。大丈夫。みんなの声は俺たちの胸にずっと響いてる」と言ってニッコリ笑うとかさ!メモリウォッシュにもちょっとしたロマンを加えることだってできるじゃないか!。
つーかメモリウォッシュみんな出来るのかよー。てっきりハイドさんのお仕事だとばかり思ってたんでちょっとガッカリですw。まーね、どうやら通常(基本形態)は種族ごとで戦ってたみたいだからシーイック族以外も出来てしかるべきなんだけど。てか望が「天使って信じる?」とか言ってたけど、望の記憶はどうなってんの?。あの状況で望の記憶だけ残すとか無理っぽいし残せるとするならば望だけは辛い記憶抱えたまんまでいいのかよ!って話になると思うんだけど・・・。でもさ、望の記憶は別としても確かにだんだん酸素がなくなり建物が消えていく記憶は辛く恐ろしいものだとは思うけど、子供たちにとってはそれよりも“そんな最中に明日を信じて必死でサッカーの練習をした”という記憶というか、その想い、その経験の方がよっぽどこの先生きていく上では大切だと思うんだけどな。そこいらへんお構いなしに問答無用で記憶を消去してしまうところが人間よりも上位種である天使らしい見方(考え方)だなーとも思うんだけど。
護星天使たちもなぁ・・・天使たち自体は一生懸命頑張ってるってのは伝わってくるんだけど、ドレイク様にボコられる→屋敷に帰って傷の手当て→何の策もなく「やるべきことをやる」という思いだけで再び特攻ってさぁ・・・・・・これまでもずっと『気持ち』でどうにかなってきた護星天使なんで最終的には気持ちが決め手になるってのはかまわないんだけど、その気持ちの発動にさしてドラマがないというか、ステップ踏んでくれないんだよなぁ。傷の手当てしたあと特訓・・・は時間がないから無理だとしても何らかの作戦ぐらい立ててくれよと思うのって贅沢ですかね。しかも敵が“酸素を吸い取ってる”ことをゴセイジャーが知ったのはインターネットで検索して、ですからね(笑)。ついでにUFO(ウォースターの母艦)が地球目掛けてやってくるのも察知できてなかったみたいだし、データスなにやっとんねんと。かと思いきやミスティックブラザーをタケコプター状態にして合体してるし・・・。完全に情報分析<<<直接戦闘になってますよね。天知博士の扱いも微妙ってか、せっかくUFOの情報をくれてるのに全く取り合おうとせずまるで面倒臭い人扱いだし。博士だってひとかどの研究者なんだから博士の情報を自分たちが天使であり地球を護ろうとしてると悟らせずに上手いこと引き出し、それをデータスが分析することで結果的に共闘したことになるとかさ、もうちょい使えるだろうと思うんだけどなー。なんかもう全てが残念だわ。
で、ドレイク様率いるウォースターは結局のところ地球という星が欲しかったというよりも地球上の全ての生命を絶滅させることが目的だったということでいいのでしょうか。星を支配するのではなく星を滅亡させることが目的だったと。征服することそのものが目的なので征服した地球はポイ捨てし、また次の星を侵略すべく旅立つつもりだった・・・のか。でも母艦地球にぶつけちゃったら足なくなっちゃうんじゃないの??とか思ったんだけどw。それを言ったら母艦ごと地球にぶつかり大爆発を起こすのはいいけどドレイク様とブレドランさんの安全は確保されているのですか??なんだけどねw。まぁそういういい言い方をすれば潔さであり悪い言い方をすれば考えなし(笑)なのがウォースターという組織なんですよねw。
でもさ、それこそ『たかが一太刀』でビービ虫使うってのはさすがに前のめりすぎだと思いました(笑)。ていうか素朴な疑問なんだけど、巨大化した後で元のサイズに戻れるのかなぁ?。


ところで、デレプタさんが破壊した天の塔に関しては第一期が終了しても一向になんの音沙汰もありませんが、そこいらへんの設定は二期にもちゃんと引き継がれるのでしょうか^^。