- 作者: 南々井梢
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2009/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以下、軽く内容に触れてます
舞台対策として読んだのですが、現在(2010年4月クール)放送中の某ドラマと高校の男子新体操部が舞台だという共通点だけでなく、主要人物の一人の名前が「悠太」に「病弱」に「同性愛」とネタモロ被りでびっくらこきました。ちなみに後ろの二つは同一人物ね。どんだけ(笑)。
で、某ドラマが主人公が新体操を始めるところから物語がスタートするのに対し、こちらは既にチーム(部)としてそれなりの活動をしているところから始まります。舞台のあらすじで「キャプテンのいない間に、新体操部をHIP HOP部に変えちゃうぞ!クーデターを起こすぞ!」みたいなことが書いてあって、読む前からオイお前らちょっと待てふざけんなってな気持ちでいたのですが、部員に学校のアタマ(笑)がいるわけではない「普通の」男子新体操部なので周囲から思いっきり嘲笑され「キモイ」と言われ続け、もう限界とばかりに今にも心が折れる寸前だってのは・・・分かる気がしました。新体操は好きだけど、悪いことしてるわけじゃないのに後ろ指を指され酷いこと言われてまで新体操に拘る必要なんてないんじゃないか?って思っちゃったってのはそりゃそうだろうなぁと妙に納得できちゃった。
で、いざクーデターを起こすと決めた新体操部の1.2年の7人は、特攻隊長タイプの豪ちゃんの主導によりすみやかに事を起こすわけですが、一年生部員が主席入学者に元ジャ●と噂される超イケメンだったり、学校の理事長が豪ちゃんの叔父さんだったり、謎の美少女が絡んできたりイケメン顧問の友人として月9で主演を努めるほどの人気俳優が絡んできたりと、まぁ展開は漫画チックではありますが、股割りがいかにキツイものなのかとかタンブリング練習は楽しいけど振り練習はイヤだ(恥ずかしい)など新体操部員の気持ちや、新体操という競技の現状や将来性、そして実際の演技描写などなど、あらゆる場面で妙に詳しいというかやけにリアリティを感じるなーと思ったら、作者の弟さんが高校で新体操部に入っていたそうで、あーなるほど!これ姉目線だわー!!ってストンと納得。それが分かってみると漫画チックというより女ならではの夢物語ってかドラマティック展開って感じだなーと。男の子たちはみんな外見だけでなく中身も可愛く描かれているのに女子はギャーギャー喚いてるだけだってのも女目線だなーと思うし、あとついでに主人公(悠太)の姉がやたらカッコよかったりってのもなるほどねー(笑)だし。
計画通りに進むかと思ったクーデターでしたが、キャプテンがインターハイで優勝しちゃったことで風向きが変わり、結局一周回って元通りってな展開は予想通りでしたが、複雑な想いを抱えてのキャプテンとの最後の団体演技には思わず本気で泣いてしまいました。いつものことですが、電車の中で(笑)。だってホラ、今私男子新体操のことが知りたくて動画漁ったりしちゃってるもんだから容易にその演技が想像できるわけですよ。もちろん南々井さんの演技描写が上手いってこともあるんだけど。だもんで渾身の演技が出来てもう余計なモヤモヤなんてその時は全然どっかに行っちゃって、ただただ泣きながらキャプテンに謝る後輩達の気持ちが分かる・・・・・・ってんじゃないけどやたらとその気持ちに同調しちゃって堪える間もなく涙ダラーーーーって出ちゃった(笑)。しかもね、このキャプテンってのがめっちゃめちゃカッコいいんですよ!!!そら早川(ゲイの1年生)も惚れるわ!!っつーのw。お気楽バカな後輩達に対し侍のごときキャプテンタマラン><。おまけにキャプテンに寄り添うマネージャーがクソデブだってのも高ポイント(笑)。キャプテンとデブの3年間を妄想するとそれだけで一つの物語が出来るぐらいだもん。登場人物はみんなそこまで掘り下げられているというわけではないのですが、だからこそ逆に想像(妄想)し甲斐があるw。
というわけで舞台ですが、恐らくテレビの取材とかは省くだろうしキャストから想像される舞台の性質上女性キャストはいないのではないかと予想するので美少女も女子部もナシだと思います。
で、現在までで発表になってるキャストが7人と。部員は3年生のキャプテンに2年生が4人1年生が3人、あとマネージャーのデブの計9人なのですが、デブもストーリーには直接関わらないからカットかなー。トメ扱いのますんこと増田さんは年齢的に間違いなくイケメン顧問の西谷で決定だよね。とすると残りは6人なんだけど、どういう改変がなされるとしても私がボロ泣きしたキャプテンとの最後の演技は必ずやる(やってほしい)に違いないと思うのですが、とりあえず6人いれば演技は出来るんだよなぁ。
舞台化とともに発表された第一弾キャストを見て、あらすじだけ読んで絶対番長(北代くん)が3年生だと思ったんだけど、もしかしたら番長は豪ちゃんかもなぁ。キャプテンはなんといってもインハイで優勝するぐらいだからそれ相応の新体操技(演技)が出来なきゃダメだと思うのね。とするとキャプテンは鯛造くん・・・ってこともありえるっ!?わたしのイメージする鯛造くんは完全なる末っ子体質なんで(キングオブ童顔+最遊記の印象が強いせいだと思う)孤高の戦士であるキャプテンのイメージとは真逆なんだけど・・・。うーむ・・・となるとやっぱ番長だよなぁ。
キャプテン役を除けば現段階で決まっているのは残り5人か。まだ正式にはチケット発売されてないんで希望を込めてあと2人追加キャストがあると思うんだけどなぁ。ていうか2年生が物語の中心となるのかと思いきや、むしろ凡人の集まりである2年生よりも強すぎる個性の持ち主たちである1年生の方がキャラ立ちしてたんで、1年の3人は削って欲しくない。もちろん2年はバランス的に全員必要だし。
キャプテンは番長と予想するとして、まずクーデターの首謀者でありみんなをノリとパワーでもって引っ張る豪ちゃんは元気がいいです!元気と予想なんじゃなくて元気がいい(笑)。私ミュ以外の元気って内に熱さは秘めてるものの表向きはクールな役か、敵とは限らなくとも主人公サイドではない役しか見たことない気がするんだよなー。だから思いっきり元気な元気が見たいです!。
舞台でも主人公になるのかなぁ?物語の視点であり部では豪ちゃんが“キャプテン”だとしたら“部長”ポジションの悠太はキャスティング順からして真山くんなんだろうけど、イメージ的には村井くんなんだよな。真山くんはむしろ男でも参ってしまいそうな爽やか笑顔の超イケメン・清宮のイメージ。ていうか今上がってる名前の中で『イケメン』と言われて誰もが納得できるのって真山くんだけじゃね?(笑)。あ、でも清宮はヒップホップダンスが上手いという設定もあったんだ・・・・・・。ま、真山くんINDIGO4だし、き、きっと踊れる・・・・・・わよね?(笑)。
平田は・・・新体操部員唯一の彼女持ちでありのほほ〜んとしてそうな河合ちゃんかなぁ。願望としては番長に恋心を抱いて欲しい、つまり早川役をやってほしくはあるんだけど。絶対可愛いと思うんだよなー。
となると鯛造くんはお笑い芸人を目指す部のムードメーカー浜野役かな。原作ではさしてスポットが当たらないんだけど、文字ではなく舞台だったら動きで浜野の魅力が伝えられると思うんだよね。そういう意味では舞台化にあたり一番化けそうなキャラが浜野だと思う。で、鯛造くんならばきっととてもアホ可愛い浜野になるんじゃないかなと。
あと一人結構重要なポジションである1年の保田ってのがいるんだけど、入試トップで新入生総代を務めたような子だからそれなりに頭良さそうに見えなきゃってか見えて欲しいと思うのですが、残念ながら現在発表されているキャストの中に該当しそうな人がいない・・・(笑)。
・・・・・・・・・ってちょっと待てよ。ストーリー展開だけでなくキャラの設定もあるかもしれない・・・・・・・・・のか?。