『ヤマトナデシコ七変化』第8話

前半はすこぶる面白かったです。能面婚約者に『嫌われようとして』、恭平→雪之丞→武長と同居人たちの真似をするってのはその真似っぷりもかなり面白かったんだけど嫌われるために同居人の個性を使うという蘭様のブラックさ(本音)が見えたしw、親に言われるがままに政略結婚を受け入れたのだと思われていた珠緒さんが実は蘭丸に一目惚れで、長年ずーーーっと想い続けてたというロマンチックな展開もよかった。で、大勢の女性と交際する蘭様は実は相手の誰をも愛してはおらず『愛しているのは自分だけ』で、でも最初からそうだったわけではなく、実はかつて本気で恋した女の子との関係を父親に妨害され別れさせられたという過去があったのだということが明らかになり、でもそれは逃げているだけで、そろそろ本当の自分であり自分が抱えている問題に向き合わなくてはならないと、その流れに恭平の問題を絡めるところまではよかったと思った。後述しますが超絶可愛い武長くんというスパイスも効いてたしね!。でもその先が・・・・・・。このドラマのテーマは「コンプレックスと向き合う」ことなわけで、クライマックスに向けてもう一山あるだろうことは予想できました。前回のエピソードでコンプレックスの根本的な解消とまではいかずとも自分の殻を一つぶち破ったことでスナコちゃんパートは終了ということになるだろうから、その山は対恭平のものだろうってことも当然予想できました。でもまさかここまでドシリアスだとは・・・。重い・・・重過ぎる。麻生さん熱演しすぎ・・・・・・・・・。はっきり言ってこういうのってかここまでは求めてないんです・・・・・・。
恭平が抱えるコンプレックスってのはズバリ「自分の顔」なんだよね?。その理由はその顔のせいで大好きな両親に疎まれた挙句忌み嫌われたから。わたし初回からずっと秘かにだったら整形すりゃいいじゃんって思ってたんだけどw、それでは問題の解決にはならない・・・のか。恭平が抱えてる問題ってのは両親との関係であって、顔を変えたからといって両親、特に母親の中にある恐ろしくて辛い記憶は消えないと、そいういうことなのかー。でもさ、それって恭平自身ではどうにもならないことじゃん。恭平だけが頑張ったってどうにもならないことだし、ましてやそのことに対してスナコちゃんや武長くんたちに協力してあげられることがあるとは思えない。むしろ今できる最善の方法は父親が言うように“母親にはもう二度と会わない”ってことだろうと。だから恭平に出来ることってか恭平がすべきことは母親に会えない寂しさを堪えることだけじゃないのかなと思う。だってさ、あの希望の丘だったかでお弁当食べてた時代って多分恭平が中学生時分だよね?、そんな頃から既に母親の心は壊れ始めてたわけでさ、つまり恭平の中にある“母親との幸せだった時間”は母親にとってはむしろ“苦痛の時間”でしかなかったってことでしょう?。多分恭平は自分の方が可哀想というか、こんな顔に生まれたくて生まれたわけじゃないのに、生んだ張本人の母親に忌み嫌われたって被害者意識すら持ってたんじゃないかと思うのね。確かにそれはそうってか、恭平が一番苦しんでるという見方は出来る。だから恭平にしてみりゃ自分が折れるというか、自分が“両親に会いに行ってやる”って感覚だったんじゃないかなーと。自分がアクション起こすことで両親との溝を埋められると思ってたのだと思う。でも実際には恭平の中にある幸せな記憶は母親の我慢と犠牲の上で作られたものであって、それだけ根深い問題を今更どうにかできるとは思えないじゃん。年単位で会わない時間を作っても恭平のたった一言で母親はああも簡単に壊れてしまうような状態でさ、しかも恭平自身は何がその引き金になるか分からないわけよね。恭平としてはそういうつもりではなかったわけだから。これはもう恭平の気持ちでどうにかなる話じゃないだろ。恭平と両親の関係をここまで悲惨な状況に追い詰めて、この先どういう形で恭平に「コンプレックスを乗り越えさせる」つもりなのか全く想像できませんが、今回は蘭様と珠緒お嬢様の恋物語をじっくり描き、次回はそんな二人を見て俺も自分と向き合わなくちゃと考え母親に会いにいく決心をする恭平に乃衣に告ろうと決意する武長くん(イヤだけど!!!)、そんで最終回はアバンでチャチャっと武長くんの告白をやって残りは今回の母親に会いに行きスナコちゃんとエビフライを作るって流れで充分だと思うんだけどなぁ。そんで最後に恭平がスナコちゃんを「お前はブスナコなんかじゃない。最高の女だ」なんつってギューっと抱きしめて、それを雪之丞たちがニヤニヤ見てて、照れた恭平が「おまえらああああああ!」って追いかけるとかさ、そういうベッタベタなラブコメでいいんですけど・・・。


というわけで今回のラブコメ担当武長くん。
武長くんってかピロキの萌え袖激キャワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あれね、2階から3人の真似する蘭様を見てる場面ね。「(武長は)いつも冷静でイラっとする」と恭平にズバリ言われて「えっ!?」って恭平を見るこの顔がめったくそ可愛い!!!!!!!!!。
みんなガシガシボトル掴んでドバドバ注いでるってのに、一人だけちゃんとボトルの底を持って優雅に注ぐ武長くん素敵っ><育ちってこういうところで出るんですよねー。
「それは分かる。好きとかさ、そんな簡単に言えないよね。ずっとそばにいてくれるとは限らないのに・・・」
これ!これこれこれ!光の加減と相まって美!!!めちゃめっちゃ美!!!!!!!!!!!「麗しいアホ」とはピロキのためにある言葉!!!
「どうせ俺ははっきり言えないもん。別れが怖くて始められないもん。いくじなしだもんっ」
「飲むもんっ」
「おいしーーっ☆おいしーもーーーーーーーーーんっ☆」
なんだこれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwカワイイ!可愛すぎるっ!!こんなピロキをありがとうございますっ!
酔うと普段の口調が入れ替わる武長くんと乃衣、あと恭平みたいになっちゃうスナコちゃん可愛いなーw。てか男子チームが白ワインで女子チームが赤ワインってのがなんかちょっと面白いw。やっぱガッツリ飲むなら赤だよな!w。
てか酔っ払い武長くんに「ゆっきー」呼びされた雪之丞がこのラブコメに関しては思いっきり蚊帳の外なのが気の毒すぎるwww。タケルがいたらこんな風に泥酔祭するのは無理だっただろうけど、今回ばかりは雪之丞が可哀想だからタケル早く帰ってきてあげて><と思いましたw。


ところで、蘭丸の子供時代も恭平の子供時代も今より確実に美少年ですね^^。