『侍戦隊 シンケンジャー』第三十三幕「猛牛大王」

爺ちゃんがあれだけツンツンしてた理由はそもそも息子(ヒロの父親)に牛折神の封印を解き制御下に置くことを(置けるのではないかということを)持ちかけたのは自分であり、そのことを深く悔いたがためにヒロ(や殿たち)に対して厳しい態度を取っていたと。孫には息子と同じ道を歩ませたくない一心からのツンツンだったと。それはまぁわかるんだけどさ、だったら封印解除の文字を教えたりしなきゃいいのに・・・。
で、え?結局のところ、ヒロの両親が死んだのは「山の事故」であって、それは牛折神を飼いならそうとしたバチがあたったと爺ちゃんが思ってるだけで直接の因果関係はなかったってことなんですか?。牛折神の封印を解こうと両親(主に父親)が起こした何らかの行動によって例えば地すべりが起きてそれに巻き込まれて死んだ・・・とかってことかなぁ?とか思ったけど、父親だけならともかく幼い子供がいる母親がそういう危険な行動に出るか?とも思うわけで、となるとやっぱり二人の死は牛折神とは直接的な関係はなくて、言うなれば“牛折神の封印場所(あの洞穴みたいなのの入り口)を父親が頻繁に訪れていたために山の事故に巻き込まれる羽目になった”ことの遠因というか、牛折神の封印を解こうとあの場所を訪れていなければ山の事故に巻き込まれることはなかったのに・・・ということなのかなぁと。それが爺ちゃんにとって牛折神の封印を解こうとしたせい=自分のせいってことに結びつくのは理解できるけど、もうちょっと直接的な原因となったのかなぁと思ってたんで若干肩透かしな感じは否めません。
そしてヒロがあれだけ「このディスクがあれば牛折神は『絶対』制御できる」と豪語したディスクは全く使えなかったってことなんですか??。
てか死んだ父親がヒロのモヂカラに合わせたディスクを作ってた??え?え?父親の教えの記憶がないと思われるほど子供が幼い時点で既に子供用のモヂカラに合わせたディスク作っちゃってんの??。この“合わせた”ってのはヒロが殿たちと違いモヂカラを吸収する系の力の持ち主だからそれ用のってなことだろうけど、まだ一桁年齢のうちから専用ディスク作っておくとか父親は息子に何をさせるつもりだったのだろうか・・・なんつーか・・・ちょっと恐ろしいわ・・・・・・。
フジツボさんとシンケンレッドが乗り込めるのはいいとして、暴走中の牛折神に汗一つかかず傷一つ受けずに余裕で乗り込んでこれる爺ちゃんすげーなオイ(笑)。そら手前で殿と外道衆が戦ってるってのにガン無視で孫と感動シーン繰り広げるってのなw。爺ちゃん→息子→孫と『封印を守る一族』にしちゃアグレッシブすぎw。
つーかてっきり森の中とか洞穴というか物陰に隠れてるのかと思いきや、送電線?に引っかかった状態でおもきしデカイ図体晒してる牛折神を見つけられないシンケンジャーって一体・・・・・・なんか空飛べるロボいましたよね・・・?それに乗って空中から捜索するとか考えなかったんですか・・・・・・?。
十臓さんの復活もどのツラ下げて殿の前に現れてんだってな話だしさー、なんかこれじゃああの時「勝った・・・!」ってフルフルしてた殿が可哀想な子みたいじゃないですか・・・。ていうか十臓さんと薄皮姐さんは“雇われだったらこの程度だろ”と仰ってましたが、そんな二人の様子はカッコよかったですがアクマロさんというか外道衆としてはシンケンジャー=シンケンレッドではないかと思うわけで、肝心の殿をあっさり行かせちゃった時点で報酬を受ける権利はなくなったと思うのw。
でも流ノ介と千明の横をスルリと駆け抜ける殿の図はカッコよかったし戦いにくそうな山道での素面戦闘(殺陣)からの変身もめちゃめちゃカッコよかった。それと、どんなに小さくても託された想いは残ってると自分の経験でもってヒロの想いの後押しをする殿はよかったです。あ、あと爺ちゃんとサシで会話するために流ノ介に「先に行け」と命じる殿と「ハッ。みんな行くぞ」な流ノ介も良かったわー。とりあえずこのシーンだけで一週間生きていけます・・・。



あー・・・なんかこれちょっと取り返しのつかない流れに本格的に乗っちゃった気がするなぁ・・・。