『侍戦隊 シンケンジャー』第十二幕「史上初超侍合体」

おいおいおいおい最初の1クール終了回だからっていくらなんでもこれは太っ腹すぎだろう!!この時点でこれだけ燃えさせちゃってこの先どうすんだってマジで!!毎回凄いだの面白すぎるだの持ち上げまくってますが、今回はなんていうかもう・・・そういうの通り越して怖いって感じだった。だってまだ12話だぜ!?恥ずかしながら特オタやり始めて二桁年数になりますが、この時点で展開に鳥肌立ててマジ泣きしたのは始めてです。シンケンジャーガチすぎて怖いっ。そして殿回かと思ったら結局流ノ介(企画書)回とかシンケンこういうの多すぎw。川からザッパーっと現われたドウコクさんと十臓さんの初直接絡みからアヤカシの力をしばし封印される十臓とか、殿が背負う宿命とかそれを認めたうえで改めて殿についていくと決めた家臣の決意とか、(一般人の)父親をバケモノに殺された少年がいるという事実とか、要所要所はシリアス全開の激重テーマ回のはずなのに一番印象に残ってるのが流ノ介の企画書ってどういうことかとw。
殿と家臣がそれぞれの立場を認めた上で本当の意味でお互いを信頼しあった1クール目の締めと、さあここからシンケンジャーの本当のスタートだという2クール目の繋ぎをしっかり果たした大人が見ても子供が見ても楽しめるまさに特撮番組の鑑のような良回だったと思います。ああもうシンケンジャー大好き!!!。


「殿・・・また一段と重さが堪えましたか。志葉家18代目当主・・・この荷物、確かに重い。時に降ろしたくもなりましょう。・・・が、お探しは致しません。お早いお戻りを」
殿不在の上座に向かって話しかける爺。誰よりも殿の苦労を身近で感じてる爺もまた辛いんだよね。でもどうすることも出来ない・・・というか、これは当主として殿が自分の力で乗り越えなければならない試練なわけで、爺は手を出してはならないんだよね・・・。「また一段と」ってのが二人の歴史を物語ってて、わたし爺のこの言葉だけで既にヤバかったわ・・・。千明と茉子さんの前ではなんてことない風を装う爺素敵すぎるし・・・。


その頃殿はと言うと・・・背負った荷物の重みに耐えかねフラフラと彷徨い歩く途中で轢かれそうに・・・。そんな殿のお姿にはなんていうか・・・そんな弱い殿なんて見たくないですっ><と思いながらも殿を守ってあげたいっ><ギュッってしてあげたいっ><とモエてしまうというアンビバレンツな魅力がございましていろいろと大変だったわけですが・・・・・・保育士マツリちゃんの「帰れます?」に「あっ・・・あぁ、ばっ場所が分からなかっただけだからっ」迷子扱いされて困ったテレ笑いする殿キャワキャワキャワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!でもちょっとイヤ・・・・・・・殿が爺以外の人にこんな可愛い素顔を見せるなんてちょっとイヤだったわ・・・。


そこへ現われたウシロブシさん。女子供を躊躇なく襲うまじまじ外道なウシロブシさんですが、殿に折ってもらった紙飛行機を踏んだ足をどかそうと必死の子供を見下ろし
「アァーン?」
ってきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
「フッ・・・死ね」
ピッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!
やばいやばいウシロブシさんヴォイスやばいってえええええええええええ><これ絶対狙ってるし!!!すいませんこの時ばかりはストーリー関係ないところで悶えまくってすいませんっ!てかアフレコの時に戦闘中の「ハッ」とか「ヤッ」とか声の出し方を諏訪部さんに聞く「グリーンの子」(わべたん談)とそれを教えてあげる諏訪部さんの図を想像しすぎて汗ダックダクになってほんとすいませんっ!!!


自分達を招集することを最後まで反対していたという殿の本心を聞かされ、それぞれの想いを胸に子供達を必死で守る殿の元へ駆けつける家臣たち。
「殿っ!!うるさく思うでしょうが、私はこのように育ちましたしっ、このようにしか戦えませんっ。この先も、ずっと!!」殿を射抜くような力強い目線でキッと見て言う流ノ介。
「正直、戦うなら仲間でいいって思ってたけど殿だから背負えることもあるんだよね、きっと。だから決める。丈瑠に命、預けるよ!」と始めて本音と覚悟を告げた茉子さん。
千明は敵をオラオラと叩き斬り、階段に腰掛け刀かついでカッコつけつつ(これ丈瑠のまねっぽいよね)「お前が殿様背負ってくってんなら、家臣になってやってもいい。ただし!俺がお前を越えるまでだ」と生意気なことを!。
そして痛む身体で必死にアヤカシと戦うことはは「うちっ・・・あのっ・・・殿様、死んだらアカンッ。うち、イヤです!それだけですっ!!」と・・・。

もう俺号泣。みんなみんなカッコよすぎるだろう!!!。殿が背負っているものをしっかり見極めそして認めた上で命を預けると決意した茉子さんも、“アヤカシを封印するための切り札である自分の命を家臣を犠牲にしても最優先で守らねばならない”というもしかしたら殿が背負う荷物の中で一番重いものかもしれないものを「うちイヤです!」という素直な一言で軽くしてみせたことはも、自分なりの言葉で殿を認め支えると宣言してみせた千明も、殿に仕えるために育てられた自分のこれまでをしっかりと肯定した上でこの先もずっとそうであり続ける(殿を守り続ける)と凛々しく言ってのけた流ノ介も、おまえらとんでもなく格好いいじゃねーかよおおおおおおおおおおおお!特に流ノ介はほんっとに素敵だった!こんなカッコいい燃え台詞を言える人はそうそういないわよ!相葉っちいい役もらえてよかったね相葉っち!しかも流ノ介相葉っちの生身アクションの身のこなしさすがすぎだし!!!(ていうかどう見てもつばめ返しでしたありがとうございます)、涙だばだば出ちゃったじゃないのよもう・・・。


家臣たちの想いを聞いた殿は目を瞑り父親の言葉を思い出す。
「強くなれ、丈瑠。志葉家18代目当主。どんなに重くても背負い続けろ。落ちずに飛び続けろ」
まだ幼い息子にこんなことを言い聞かせなければならない丈瑠父も辛かっただろうなぁ。殿はきっとこの言葉の意味を考え続けて生きてきたのだと思う。そして殿は今回のことでその言葉の意味と重みを実感し、そしてこの瞬間志葉家18代目当主として『流ノ介たちと共に』落ちずに飛び続けることを決意したんだと思う。


殿「流ノ介、茉子・・・千明、ことは。お前たちの命、改めて預かった!」
流ノ介「元よりっ!」
殿「俺の命、お前たちに預ける!!」
千明「任せろっ」
力強く頷く流ノ介と茉子
ことは「はいっ」


なんなんだよこれえええええええええええええええええ!これマジで戦隊モノの領域じゃねーっつのな!!!シンケンジャーおかしい!絶対おかしいって!!!(ボロ泣きで)。「元よりっ」も「任せろっ」もやべーっつのまじで!!!・・・ってもう馬鹿みたいな言い方しかできないんだけど、このやり取りは戦隊史上ベストと言っても過言ではないシーンだと思う。どの戦隊も敵と戦う中で力を合わせる=背中を預けあうってのは描かれてはいるけど、シンケンジャーの戦いは先代だけでなく一般人にまで死者が出てると明確にされてることもあって、戦いの次元が違うというか・・・まさに「命を賭けた真剣勝負」って感じがするから殿と家臣たちの今回の決意は言葉以上に重みがあるというか・・・魂が詰まってるってのがひしひしと伝わってきたもの。
でさー、シンケンの凄いところはこっからなのよ!「落ちずに飛び続けろ」という丈瑠父の言葉を紙飛行機というモチーフに込めることで共にアヤカシによって父を奪われた一人の少年と丈瑠の交流とそれによる丈瑠の殿としての成長を描いただけでなく、それを新ロボにまで繋げてみせるのがシンケンジャーなのよ!!!しかもナレーションの中で何度も登場する「現代の若き侍」という言葉通りに若者らしい発想力で新たな物を生み出してみせるのよ!!!なんという密度!!!素晴らしすぎるっ!!!


それなのに。


新合体のキッカケが流ノ介お手製の企画書てwwwwwwwwwwwwwwwwwwwシンケンジャーふざけんなwww。「初めてお前に感心したぞ!」ってさり気に酷いこと言う殿ですが、あの手作り説明書(人数分コピー済み)は感心せざるを得ないだろうwwwwwwwwwwwwww。これやっぱあれかな?おでん合体が伏線になってるってかあの時「俺余ってるだろ!!」って殿にダメ出しされたのがキッカケになってんのかなw。お優しい殿のことっ余る折神が出てはきっと悲しむだろうと何一つ余すことなくてんこもり=殿への愛だったりしてwww。てか(仮)とか○○なはず!!とかへんな擬音多すぎだし「完成はお楽しみに!ということで!」って肝心なとこ適当とか流ノ介お前まじなんなのwwwwwww。


そんでもって
『必殺技!ダイシンケン天空唐竹割り』
1.上空へ飛びあがる!
2.ここで一度決め!
3.ターゲットロックオン ナナシ「やめれー」
4.天空より舞い降り斬りつける!


3.ターゲットロックオン ナナシ「やめれー」←これwwwwwwwwwwwwwww「やめれー」ってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww馬鹿すぎるwww。合体が成功して殿に思わず馴れ馴れしく肩組んじゃいそうになって「ああっ;」ってワタワタする流ノ介馬鹿可愛いすぎるwwwお願いだからちょっと自重してw。てかどうせならいっそ巻物状にして欲しかったけど左上ホチキスだったのが地味に現代仕様でまたワロスw。さっきまで本気で号泣してたのに今度は爆笑しすぎて違う涙が出たんだけどwww。しかもロボがめったくそダサいのがまたw胸のおっぱいドリルあれ絶対邪魔だろうwwwwwwwww流ノ介センスだと思うとまぁ納得できなくもないけどw。普通ってか通常だったら勢いでなんとかしちゃう(なっちゃう)ところをマニュアルってか“企画書”見ながら戦う戦隊初めて見たわw。殿は実戦派だし基本は覚えるより慣れろ派だと思うんだけど、一人ではなく四人とともに戦ってるからか、企画書をガン見しながらきちんと段取りを踏む姿に意外な一面を見た気分w。
この企画書をおもちゃにも付けてくれたら絶対買う!!むしろ遊ぶ用と見せびらかすために持ち歩く用と保存用の3体買うからバンダイ様頑張ってバンダイ様!!!
でもとりあえずはお弁当箱買いますw。お弁当箱CMの殿カッコよすぎるんだものw。実はわたしのおにぎり(おやつ)袋は妹に買ってもらってお母さんに「みんこ」って名前書いてもらった殿柄なんだけど、(↓コレw)


滅多にお弁当持たないけどでも買っちゃうもんね><外見も中身も殿だもんね><


五幕ではボロボロの身体で一人戻り爺の腕に倒れこんだ殿ですが、今回は家臣たちとともに笑顔で帰宅したのがめちゃめちゃ嬉しかったです。みんなが節句のご馳走に釣られてワーイ!と屋敷に駆け込む中、脱いだ靴をきっちり揃えた上でちゃーんと正座し両手広げて殿を迎える流ノ介ウザキャワw。そして殿を迎える爺の嬉しそうなことといったらもうもうもうっ><。爺と黒子さんに支えられるシンケンジャーのこれからの戦いが楽しみです!シンケンジャー大好きだああああああああああああ!!