アトリエ・ダンカンプロデュース「風が強く吹いている」@ル テアトル銀座

とりあえず初回の感想を。
多分観劇予定の人も見ようかどうか迷ってる人も駅伝シーンがどういう演出になるのか?ってのが一番気になるポイントだと思うのですが、それについては続きを読むで言及するつもりですがこれだけは言っておく。


通路は全く使わないぜ☆


恐らく通路を多用すると思ってわざわざちょっと上乗せしてでも通路横集めたわたし完全涙目w。でもそれもそのはず。そういやこの会場通路がものすごい細かい段差だったわ・・・。これじゃ無理。
通路が階段状と言えばですね、この通路ものっそい音が響くのね。これアンケにかなりキツイ口調で書いたんだけど、平日だし遅れて来る人がいるのはまぁ仕方ないことかもしれないんだけど、遅れてきた人のヒールの音でセリフ聞こえない場面が多々あったのには真剣に殺意を覚えました。ハイジさんとカケルが出会うオープニングシーンってすごく重要なのに幕が上がった直後からテア銀スタッフがカツカツ足音たてる遅刻者わらわら案内してて心底腹立たしかったわ。特に初日なんだからオープニングシーン終わるまで待たせるべきだろうと。わたしかなり前方席だったんだけど、端とはいえ最前列の客が目の前で黄川田と和田が一生懸命演じてるってのに身体屈めるでも頭下げるでもなくものっそいデカイ足音立てながら堂々と遅れて入ってきたのには驚いたわ・・・。遅れた時は全力で気を使いながらこっそり入るってマナー以前の常識だよねぇ?このところそういうイライラ感一切感じずに楽しめたことってない気がする。

とまぁ楽しくない話はこれぐらいにして、以下、内容に触れてます↓↓↓。これから見に行く人でもし原作を読んでない人がいるとしたら漫画版でもいいから絶対に読んでから見るべき!と声を大にして主張いたします。それからパンフレットの出来が素晴らしいです!稽古風景は少ないけど原作者とハイジさん・カケルの対談とか読み応えは結構あるし、なんといっても写真が可愛いっ><ちんまんセットは激キャワだし和田&荒木も(全く興味ないのに)可愛いです!!おまけに松本くんとジョージの写真もすごくいいから絶対に買いよっ!



アオタケのセットがかなり豪華で驚いた。そして実際に走るシーンは本番(箱根駅伝)だけだということにも驚いたw。1年間の練習は記録会や夏合宿や予選会を含めて全部会話の中で成立してます。アオタケの共有スペース内“だけ”で話は進んでいくんだけどキャストの服装とコタツ→裸コタツ→コタツにすることで季節を描写。陸上を扱ってる舞台なのにある意味画期的な演出法w。でもまぁそれなりに時間の流れは感じることができたし、原作好きとしては特に双子がハイジさんに不信感を抱くという反抗期エピがズバっとカットされてたことは残念でならないのですが、これだけは押さえておかなければならない家庭(母親)に対するユキの想いだとか神童の背景(心情)とかムサに対する人種差別なんかはキッチリ押さえられてたのは好印象でした。そして何より幕が上がった瞬間からアオタケメンバーが仲良しだってのが感覚として伝わってくるのが嬉しすぎた。アオタケメンバーが酒盛りしながらギャーギャー騒いでるそのなんでもないシーンで何度も泣きそうになったもんw。うわー、わたしの大好きなアオタケメンバーが目の前にいるうううううっ><って思ったらじわって涙が出ちゃったんだもん><。たとえ原作のダイジェスト舞台でも、この空気を“初日から”味あわせてくれたのは本当に凄いと思う。特にユキ-ニコチャン先輩ラインと神童-ムサラインはわたしが思い描いていた通りの距離感でたまらなかったわ!。
あと多分これも演出のうちだと思ったんだけど、夏合宿からお揃いのTシャツ着て帰ってきたアオタケメンバーが全員日焼けして真っ赤!って感じになってたのにはちょっと感動しました。これなに?舞台メイク?それともそう見えただけ??全員まさに真夏のギラギラ太陽の下でいっぱい走ってきたってのが伝わってくる赤黒さで、ここすごい良かったなぁ。

メインの駅伝シーンは背景のスクリーンに走者のシルエットを映し、ステージの最前で実際に走者をルームランナーwの上で走らせ、傾斜になったその背後で各中継所にメンバーが待機しつつ応援するという演出法で、これは考えたなぁと。走り終えた走者はルームランナーからビシっと降り(横にずれ)、次の走者としっかり向き合いしっかりと襷を渡し、次の走者は一息置いて覚悟を決めてルームランナーに乗って走り出すのね。ルームランナーって書くと間抜けっぽいんだけどw一度乗ったら(走り出したら)襷を繋ぐまで降りられない、降りるわけにはいかないんだって覚悟みたいなものが伝わってきて、悪くない演出だと思いました。でもこの回は初日だったから不慣れ+緊張もあったんだろうけど特にキングとカケルがルームランナーの先っちょにつっかかってよろけそうになったり横にはみ出して走るリズムが狂いそうになったりしててちょっと怖かった。そんなことにならないように祈るけど、そのうち誰か転びそう・・・。
膝の痛みを堪えて走るハイジさんを黄川田がどう演じるのかってのが期待3割不安7割だったのですが(ごめんよサキエルさん)、ここの演出はめちゃめちゃ良かった。ハイジさんがボロボロになりながら箱根を目指そうと決めたあの日のアオタケを回想するとか卑怯だって!!!わたしここで恥ずかしながらボロッって泣いてしまいました。だってみんながどれほど頑張ったか、ハイジさんが今どれほど嬉しくて幸せな気分なのか(わたしの脳内では)知ってるもん><。あーやっぱ大楽行きたいいいいいいいいいい。


で、ででででで!お目当てのちんまんぺですけども!
ちんまんぺが同じ舞台に立ってる破壊力ハンパねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それぞれが舞台に立ってるのは何度か見たことがありますが、2人一緒になった時のキャワさ∞。ありえない!まさにありえなさクライマックス!!。衣装替えが何度かあるんだけど2人とも私物なのかなぁ?細身のパンツにダウン+ぼんぼん付きニット帽or耳当て付きニット帽とか反則でしょ!?しかも買出しから戻ってきたら2人の服が変わってて、ジョータ(まんぺの役名)とジョージ(ちんぺの役名)を間違えるニコちゃん先輩に「ブッブー!違いますぅー!さっきそこで服取り替えたんだもんね〜♪」とか言ってキャッキャすんのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!過労と睡眠不足で倒れたハイジさんを心配し反省する会で2人並んでちょこんと体育座りしたりすんのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!おまけに靴下が色違いのしましま!!!!!!!!!ひねりつぶしたい!この可愛すぎる双子をひねりつぶしたい!!!。
2人が言い合いするシーンもあるんだよお><みんなで盛り上がってる最中にちんぺが弱気なことを言い出すと、すかさずまんぺが「お前何言ってんだよ空気読めよ」って真顔で怒るのね。そしたらちんぺはしゅんとなりながら「そんなに怒らないでよ・・・。ごめん、兄ちゃん」って謝るのよおおおおおおおおおおおおお><そうなのっ!何が一番ヤバイかって、ちんぺがまんぺに何度も「兄ちゃん!」って呼びかけるのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ><ないないないないこれはないこれはずるいこれは壊れる!俺が!!。
あとね、箱根の前日か前々日か、とにかく本番を直前に迎えたその夜、走順表を見ながらアオタケメンバーみんなソワソワ落ち着かない・・・という場面があるんだけど、ちんまんぺも同様で、いつもだったら2人一緒でキャッキャしてるのに、銭湯グッズを手にしたちんぺが1人共用スペースでコースの地図を見ながらソワソワしてるところにまんぺが銭湯から帰ってきてね、
ちんぺ「銭湯行ってたんだ。声かけてくれればよかったのに」
まんぺ「あ、ああ・・・ごめん」
ちんぺ「混んでた?」
まんぺ「ん?・・・あぁ、普通?」
ちんぺ「普通ってどっちだよ(苦笑い)」
まんぺ「だから普通だよ」
ちんぺ「兄ちゃん」
まんぺ「ん?」
ちんぺ「・・・・・・あ、いや、なんでもない」
まんぺ「なんだよー」
ちんぺ「もう、寝るの?」
まんぺ「あ、うん。今日はもう寝るわ。・・・・・おやすみ」
ちんぺ「おやすみ」
アバウトだけどこんな会話をするわけですよ!!めちゃめちゃ気まずい感じなわけですよ!!ゲキモエるっつの!!!!!!!!会話の間と「おやすみ」の言い方がクソモエス!!!!!!!!!
あとあとどっちが先にトイレ使うかお尻押さえながらジャンケンとかね、そんなものが生で!目の前で!!見られるわけですよ。わたしがこんなテンソンになるのも当たり前でしょう?
2人は駅伝シーンも相当アホキャワで、特にちんぺオタは死ねるレベル。あ、そうだ!毎回かどうかはまだわからないけど、ちんぺは前髪ピンで留めてアップにしてます><これがまた猛烈可愛いのでぶん殴ってやりたい!
まずい・・・・・・書いてるうちにどんどんテンソン上がって地方も行きたい気が沸々とわいてきた・・・・・・現実問題として日程的に無理なんだけどさ。ハイタッチでお見送りイベとかなくてよかったと心の底から思うわ。可愛さは時として凶器になるということを思い出させられました。ちんまんぺこえー。


ところで。荒木さんの役はどうして金髪なのでしょうか?