『ゴンゾウ 伝説の刑事』最終話「夏の終わり」

氏家さんと佐久間母ってば最終回にしてなんという見事なデレ!!2人ともカッコよすぎる!!!
鶴に自分が舐めてたあめちゃんを舐めさせる黒木はド変態!ていうか「ばっちい!」w。
エンケンさんの遺影にあのダッサイネクタイが添えられてるのには泣けた・・・いろんな意味で・・・・・・。
そんでもって最終回日比野たんの出番少なっ!!!!!!!!!!寺さんせっかく戻ってきたのに張り込み要員かよ!!!!!!!!!!!もったいねえええええええええええ!
つーか「ゴンゾウ!」って言うマスコットポジションってだけだと思ってたQ太郎までもが事件の1パーツだったなんて!
Q太郎幸せになってねQ太郎。


以上がとりあえず最終回の感想です。
なんかちょっと拍子抜けというか、佐久間の策略で岸さんとルミ子によって眠らされる黒木とか首から大量出血する黒木とかめちゃくちゃハラハラさせときながら黒木のあの説得で「なんかごめんなさい」しちゃう乙部にはあっけなさすら感じたんだけど・・・だってロダンの奥さんの塩むすびとか乙部知らんやろwww(ていうかニコラスの愛は無視かよw)。なんか首から血流したオッサンが訳わかんないこと熱弁してるからめんどくさくなってとりあえず謝っとこぐらいの「ごめんなさい」だったとは思うけど、そこで理沙離すなよと(その女がカウンセリングと称してありきたりのコメント言ったのがそもそもの元凶なのであっていっそそいつ殺してお前もシネと思ってしまいました・・・)。それにあんだけクビから血噴出しといて朦朧とするでもなくしっかりと喋る黒木の生命力はいくらなんでも異常。精神力と杏子への想いで立ち上がることが出来たってとこまではドラマ的展開として納得できるけど、弾が掠って肉抉られた程度じゃあそこまで血吹き出ないだろ。あれはどう見ても頚動脈やられたと思ったもん。21時台のドラマであんだけ派手に血しぶきあがるの久々に見たかも。最後だからって張り切っちゃったスタッフの気持ちは分からなくもないけど、さすがにあれは釣りすぎです。そんで乙部逮捕した後気を失ってぶっ倒れるでもなく1人屋根裏部屋みたいなとこで号泣て・・・なんという生命力。どうせ頑張っちゃうならもういっそ黒木が喋るたびにドックドク血が湧き出るぐらいやっちゃえばよかったのに。
乙部の背景もなー、ものすごくざっくりとした感じだった。「この世界に愛はあるの?」って聞きたくなる気持ちは分かった・・・気がするけど、母親のために父親を殺してやったのに母親は自分の愛を受け入れず逃げたからってその罪を母親に被せるってのはねえ・・・あの言いっぷりからすると目の前で母親が首吊って死んだ(裏切られた)ショックでなにも言えなくなってたら周囲が父親を殺したのは母親だと思い込んでくれた、とかではなく、自らそう思わせるよう証言するなりなんなりして仕向けた・・・ってことでしょう?連続殺人者は自分なりの形を持ってるものだと言うけれど、乙部のソレは“裏切られたら誰かに罪を被せて殺す”というものなわけで、その原点が母親だってのはちょっとなぁ・・・ナチュラルボーンキラーじゃないか・・・。それに肝心の杏子やもなみへの偏執愛の与えっぷりも、トカゲタトゥー男はともかく(あんなまるっきり同じシールとかあるのかなぁ?)岡林に罪を被せようと思った理由も暴発ショットガンの謎もやっぱりよく分からなかったし、ちょっと尻つぼみになっちゃったのは残念だったな。尊敬する人がマリリン・マンソンと言うだけあっておかしな人の演技、特に目つきはなかなかの熱演だったけど(演技ではなく素だと思いますw)。


でも最終回が詰め込みすぎで散漫な感じになろうとも、ゴンゾウというドラマに対するわたしの評価はさして揺るがなかった。ちゃんとそこまでの積み重ねがあるから。だからこそ(←ここ重要)再び現場に戻ってきた車から降りるスーツ姿の佐久間に思わず萌えてしまいました・・・筒井なのに・・・・・なんだかすごく負けた気分・・・。今になってみると初回のあの頭足りない人みたいなウッチーに本気でガッカリした自分を微笑ましく思えるわ。乙部を仕留めた(殺してないけど)あの一発ひとつとってみたって最初から見続けた人とチラホラ見てた人じゃ受け止め方が段違いだもんね。日比野たんに助けられつつ最後まで完走できてほんとによかった。ありがとう日比野たん。


いい男が汗と涙と血と愛に塗れるいいドラマでした。
佐久間の嫁とか鶴の家族関係とか寺さんの引退後とか黒木と理沙先生の関係とか(実はこれはどうでもいいけど・・・)知りたいことはまだまだあるし、13係の仕事っぷりももっとみたいし、そしてなにより日比野たんと飯塚姉の関係とか!あとニコラスのその後とかwめちゃめちゃ気になるし、続編とは言いません!2時間SPで続編やってくれることを期待しつつ・・・みなさんお疲れさまでした。