『ゴンゾウ 伝説の刑事』第4話「天使の証明」

ええええええええええええええええええええ!?佐久間に若くて美人の嫁はいないのか!?!?!?嘘ってこと!?佐久間がみんなにそう嘘を言ってるってことなの!?それとも若くて美人の嫁はいたけどあの母親の面倒を見ることから逃げたってことなのか!?あれ?佐久間が自ら嫁の存在を口にしたわけじゃなくて回り(主に理沙)が勝手にそうだと思い込んでるだけってことなのか??いずれにしても俄然佐久間の背景に興味が出てきたわぁ。先週のエロ発言といい今週といい、佐久間の引きの威力恐るべしw。
物語の展開スピードはもうこのペースでゆっくり進めるつもりなんだろうなぁ。普通の刑事ドラマだったら被害者の(本当の)人となりを描くのに1時間使ったりなんてしないだろうけどゴンゾウはそのことに惜しげもなく時間を使う。前回まではもうちょいテンポアップしてくれないかなーと思ってたんだけど、逆にこれは一つの事件に関わる人々の姿を幾重にも描くことが主題であって、事件は言わばそれぞれを結ぶ媒介の役目なんだなってことがようやく理解できました。そういう意味ではこれはとても贅沢な作りのドラマなんだな。もなみの母親の嗚咽とかちょっとすごかったもん。もなみの出生エピとかあんなもん見せられたら両親にガッツリ感情移入しちゃうしさ、被害者家族が捜査の過程で明らかになる事実のせいで二重の苦しみを味わうとかって小説なんかではわりとよくあったりするけど、ドラマで、それもそれが主題ではない刑事ドラマでここまでガッツリ描いたのってちょっと思い浮かばないもんなぁ。4話にしてようやく視聴スタンスが決まった感じ。
贅沢と言えばエンケンさんの使い方ですよ。実質5分ぐらいの出番だったわよ!いわゆる瞬殺よ!でも無駄遣いではないんだよなぁ。あの清純そうなもなみの手も握れないエンケンさん(柿沼)・・・きりんが刺繍されたネクタイを後生大事に懐に忍ばせるエンケンさん・・・あまりの似合わなさが滑稽なんだけど、それが一層切なさとかもの悲しさとか憐みを誘うのよ。これはエンケンさんならではの空気だと思ったわ。ていうかねー、友達やキャバクラの店長の口ぶりから想像するにもなみはやっぱり天使ではないと思うのよw。これはわたしが女だからかもしれないけど。柿沼のほかにもこれぞと思った男にはネクタイ送ってると思うわあの女w。もしかしたらいつでも渡せるように暇なとき刺繍し溜めすらしてるかもしれないとすら思ったもん。だっていくら純愛とは言えども高価なコートやら時計やらは貰ってるわけだし。女は男ほどロマンチックな生き物じゃないのよねw。まぁ「音楽は人を救える」ってのはわたしもそう思うし、もなみの音楽が柿沼を最後の最期で救ったんだろうなってことだけは素直に受け取りますけど。

4話めにして初めて黒木が薬を飲むシーンがあったけど、精神安定剤の類・・・かなぁ。柿沼を殺したチンピラをたこ殴りにした瞬間は冷めた熱というか・・・自分でも抑えきれない激情に駆られてるように見えたから、それを鎮めるためにこれまでは飲んでなかった(飲まずに済んでた)薬を再び飲んだのかなーと思った。で、甦った心の傷が予告にあった誰かの転落によるものなのかな。
でもインコに「ルミコブス」って吹き込むのはいくらなんでも器が小っちゃすぎると思います黒木さん!w

好みすぎるスーツ姿で特捜に入った日比野くんは捜査に加わった途端埋もれてしまってちょっとしょんぼり・・・。でもでも歯磨き粉で口の周りすごいことになってる黒木と5センチぐらいの間で顔近づける負けん気の強い日比野たんにはギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー><て叫んだ後ハゥ〜〜〜〜〜〜ン☆てなりました。欲を言えばあの場面は横からだけでなくそれぞれの後頭部からも映していただきたかったです!!