津原 泰水『ピカルディの薔薇』

ピカルディの薔薇

ピカルディの薔薇

三浦しをんさんの帯文を読むと、感想を書くのがおこがましい気分。だってその通りなんだもの。そう。死と美を描いて一番なのは、津原泰水さんの小説 なのです。エロスとタナトスの海でゆらゆらと、いっそ溺れてしまおうかな・・・と思うひととき。なんて幸せ。装丁も素敵です。ああ、なんて幸せ。