『One!-the history of Tackey-』@日生劇場

13日夜の部を見ました。思いっきり内容に触れてます。





今回は滝ちゃん舞台皆勤賞のヨコヤマさんがご出演なさらないので、とりあえず1回分のチケットしか取ってないんだけど、でもかなり前方の通路脇という結構な良席。行く前に軽く感想を漁ってみたんで、ジュニア時代の嵐メンバーあたりとワチャワチャ!とかエイトの三馬鹿とゴチャゴチャ!とかそういうのはないってことは分かってたわけですが、やっぱなんつーか地味っつーかね、タッキーの半生を描いた舞台!とか言うわりには「苦労して育ててくれたお母さんありがとう、大好き」ってことと「腹違いの弟がいます」ってだけでした。
冒頭でトッツー以外のえびし3人が仮面を付けて!少年隊を演じてる横で
タッキー「僕はこの頃産まれて〜」
次にローラースケートでキスマイ2光GENJI(この時の衣装秀逸ですwww)をやってる横で
タッキー「僕はこの頃○○歳で〜(ここ曖昧)」
藪と八乙女がキンキキッズをやってる横で
タッキー「この時初めてバックで踊って〜」
そのあとめっさちゃちい宝塚風の階段の上にタッキーがどどーん!と現れ
タッキー「そして僕はデビューしてスターの仲間入りすることになったのです」
みたいなことをサラッとセリフで語るだけで、おいそこ!キンキのバック時代からデビューするまでを端折るな!そこ大事!超大事!!みたいなね。舞台が始まる前に「この物語は実際の出来事を元にしてますけど名前を出すのがNGだった人や当事者に了承を得られなかったエピソードはカットしてますんでそこらへんよろしく」みたいなアナウンスがあったのですが、やっぱアレか、嵐と三馬鹿はNGか(多分違います)。
すっかりスターの仲間入りをしたタッキーは、ステージ後バックで踊ったえびしに「お疲れ〜」とガウン姿でお声かけ。ここでえびしのふみきゅん落とし込みコント。次は俺がワントップになるかもよ?とかのたまうふみきゅんをよそに新曲のフォーメーション確認をする藪+八乙女とえびし。「前2人(藪と八乙女)だから後は3人の方がバランスいんじゃね?」という藪(生意気っ!)にそうだねーと答えるえびしw。それに気付かず俺の時代クルー!?てテンソンアゲアゲなふみきゅん。えびしの3人はジャケットを着用し藪と八乙女と練習を始め、それを見たタッキーに「おまえ(ふみきゅん)抜きでやってるぞ?」て言われてふみきゅん大慌て。
「ちょ、俺も入れろよ。ていうか俺のジャケットがない!?・・・・・・ナイナイナイ、ジャーケットナーイ♪(シブガキ隊のNAINAI16で)」
・・・お、おもしろーい。総じて今回ズニアの中ではふみきゅんがいちばん目立ってました。本来であればウザイほど前に出る北山は別のお仕事あったし、となるとふみきゅんが引っ張るしかないわよね。
このジャニクオリティなコントの奥で(舞台裏の設定)地味にQが演技してるんですけど、今回ほんっとQ不憫やなぁ・・・・・・と思ってしまいました。セリフあるわけじゃないし(あったかもしれないけど、俺は気がつかなかった)Qが出る必要性が全くわかりませんから。そらね、淀川が見れるだけで俺としちゃ嬉しいですけど、Q的にはどうなのかなーって。経験は積めるだけ積むべきだと思うけど、Qが積むべき経験はこれじゃないだろう。

その後『8時だJ』のオーディションシーンがあって(背後のモニターに映される昔の相葉ちゃんキャワキャワ。そして横尾様のラップに失笑)この舞台のメイン、タッキーの過去の話。タッキー(子供時代を演じたのは京様)とゆうとりん演じる義理の弟がお互いの立場を思いやりながら一瞬心を通わせあう。親の都合でこんな関係になってしまっているけれど、俺はお前の兄貴でお前は俺の弟だと語るタッキー。でもそれは2人が会えた最後の時間だった。そこへワラワラと現れ「春(演舞城公演時期)に両親が離婚した」「俺は母子家庭で育った」「父親がリストラされた」などと唐突に暗い家庭環境を語りはじめるズニアたち。「俺たちはそれぞれ一人で生きていくべきなんだ!」「いや、そうじゃない、人は一人で生きられないんだ!」・・・てことなのかどうかさっぱり分かりませんでしたが黄色チームと青チームに分かれて殴り合いを始めるズニアたちwww。デター!これぞ社長クオリティ!やっぱチームでケンカしないとジャニ舞台じゃないよね!セリフはかろうじて聞きとれるんだけど、みんなでワーワー言い合ってるもんで誰が言ってんだか全然わかんねー!つーか俺、今回は横尾ロックオン!て決めてたんで誰がしゃべろうが横尾しか見てなかったわけですが。この時の横尾様ったら下手の舞台袖の柱に寄りかかってアンニュイなお顔をなさってました。ちなみに横尾様は青チーム。お背中に「9」の番号を背負ってらっしゃいました。キャ★素敵。
殴りあうズニアたちの元へ「やめろ!そんなことして何になるんだ!」と叫びながら颯爽と現れたタッキー。タッキーに「なんだとゴルァ!」と突っかかり殴り飛ばされる北山w。ねーここ何のシーン?何やってんのこの人達??いや、好きだけどさ。「それでも俺たちは生きていかなきゃならないんだ!」と熱く叱咤するタッキーに感化され、次々と落ち着きを取り戻していくズニアたち。そして最後は全員でダンス。なんだこれ。いや、好きだけどさ。とりあえずこのシーンで言えることは、おでこにゴーグルを装着した黄色チームの塚ちゃんがさすがの殴られっぷりでございました。

一部のラストは噂のモルダウ。クラッシックに合わせてタッキーを筆頭に女性ダンサーとズニアがひらひら踊るのですよ。何度もいいますが、基本横尾ロックオン!なもんで全体がどーとかは全く見れませんでしたが、オフホワイトのジョーゼット地みたいなひらひら衣装でバレエ風の踊りを踊るズニアというちょっと珍しいものが見れた。横尾様の動きは優雅には程遠いガチガチしたものでしたけど。

で、二部。二部の最初のダンスはヤバイ!とあちこちの感想で読みましたが、バーリやばい。1曲目はタッキーと女性ダンサーの大人っぽいセクシー系ダンスなのですが、2曲目ですよ。記憶が定かじゃないんだけど、少クラでやった曲だった気がする。黄色と黒を基調とした衣装を着たえびしとキスマイ2がバックに付くのですが、テラテラモエーーーーーーーッス!!!めっさカッコエエのんですよ。モルダウみたいなダンスもいいけどやっぱジャニーズはこれっすよこれ。ていうかエロ塚だーーーーーーー!!この曲を踊る戸塚・塚田はエロ塚だ。いやー久々に見たよエロ塚。横尾ロックオンしてたはずなのに、問答無用で目が2人にいっちゃったもん。やっぱこういうスーツベースの衣装で手と腰をくねらせる系の踊りをさせるとこの2人は動きがセクシーだわ。しなやかなのに男臭いの。トッツーは見た目通りの可愛さで売っちゃいかんよ。kitty?なにそれ?って感じですよ。見た目清純そうで大人しそうなのに踊ると普段表に出ない色気が零れ出ちゃうところがトッツーの魅力なんだから!とこの時ばかりはエロ塚ガン見。カッコよかったわー。わたしのチケット代ほぼこの1曲に支払ったといってもいいぐらい。逆を言えばこの曲ぐらいしか見所なかったとも言えるんだけど・・・。

その後、ラスベガスでイリュージョン学んできてそれかよ!?な宴会芸に毛が生えたようなマジックショーがありまして、(こんときのキスマイが黒いマント姿でちょっと素敵だった)、いきなりタッキーがおじいちゃんになって「つばさも死んでしまった・・・」て語っておしまい。若干端折ってるけどでもほんとこんな感じだった。うーん、なんだろうなぁこれ。24で半生やらされるタッキーに罪はないと思う。思うんだけど、演舞城のあとでこの舞台は酷いだろと言わざるをえない。タッキーの半生を舞台化なんて煽ったのが間違い。タッキーの光と影ぐらいにしときゃよかったのに。リハ2週間程度で舞台やんなきゃなんないタッキーも辛いとこだろうし、それでも頑張ってるのは充分伝わってくるし、そもそも演舞城は舞台でこれはショー的なものだから比べることが間違ってるんだろう。でも演舞城を見て感動したあたしとしては、やっぱり不満足。
まぁ目当てはズニアなわけで、ズニアだけ見れば城よりもこの舞台の方がセリフも多いし踊りまくりだしむしろこっちの方がいいと言えるんだけど。そうなんだよな。城で“タッキーの舞台”に対するハードル上げ過ぎちゃったんだよ、俺の中で。タッキーだってジャニーズ。タッキー舞台=ジャニーズ舞台なのに、城のせいでタッキーの舞台は舞台として見れる、と思ってしまった俺が悪いのだ。だってこの舞台おもいっきりザ★ジャニーズ舞台だったもん。ストーリーなんてあってないのがジャニ舞台だもん。あ、そう思ったらなんか楽しかった気がしてきた・・・・・・。も一回行こうかな。


おまけ。あたしの隣にいかにも歌舞伎会のポイント稼ぎでチケット取ったようなマダムの2人連れがいらっしゃったのですが、「やっぱりタッキーよりも海老蔵の方が素敵ね」と仰ってました。ちょ、さすがにそこと比べちゃダメだろ!!!