『神はサイコロを振らない』第5話・the 5th day

録画したのをやっと見た。話がなかなか進まなくて、もう止めようかなぁ・・・と思ったんだけど、やっぱちょっと気になる自分がいて、結局見ちゃった。
亮くんのエピソードは2週に渡って引っ張るほどのもんかなぁ。息子が死んだ(ということになった)ことで夫婦の関係に亀裂が入り結果的に離婚、父親はホームレスに・・・ってさほど珍しいことではないわけで、確かに瑠璃子のCDを聞きながら飛行機を見上げる日々、瑠璃子の母親が自分に言った「きっと天国で瑠璃子のピアノを聴きながら、仲良くやってると思う」というその思いだけが救いだったというのは、実感としては分からないまでもちょっとこみ上げてくるものがあったけど、でもやっぱり薄いんだよなぁ。刻々と少なくなる残り時間に対して全く緊迫感がないのは、誰もが半信半疑というか実感が湧かないから・・・と理解するとしてもやっぱり余りにも淡々としすぎてて、ちっとも盛り上がらないんですけど。これはここまできたらもうこういうもんだと割り切って見るしかないんだろうけど。盛り上がらないと言えば、菊坊がサイト作ってたってのはどうなったのよ?もう更新してないわけ?もう終わったことになってるわけですか?なんか最初に枝を広げすぎちゃったのかなぁ、満足に消化したものがないような気がするんだけど。
先週、ヤッチがテツにはっきりと思いを告げたことで、そっち方面は終了するのかと思ったらまーだグダグダやるみたいだしなぁ。正直あの二人が観覧車でちゅーしても、ときめきませんよ?アッチが自分の時間を全てヤッチとテツの恋愛に費やそうとしてるのが、10年前のオナゴだなぁ・・・と思う。同じ28歳の女であっても、現在の28歳は恋愛だけじゃ生きていけないと思うんだよな。でも10年前の28歳は恋愛が最重要項目だったんだろうなぁと。見逃してるだけかもしれないんだけど、アッチの家族は全然描かれてないですよね?アッチにだって会いたい人ややっておきたいことがあるだろうに、このドラマではヤッチとテツのことしか考えてないってのが不思議なんだけど、でも10年前のオナゴであるアッチには親友の恋(=自分の知ってる頃と変わってしまった親友)をなんとかすることが最重要課題なんだろうなぁと。アッチとテツはヤッチのことを心から思い、自分達がいなくなった後のことを心配してるってのに、グダグダグダグダ自分のことしか考えてないヤッチを見て、イライラする反面これが現在を生きる人間の余裕のなさの象徴なのかなぁなんて思ったりした。もっとダーッとバーッてやったほうがいいのかもしれないなぁなんて。