劇団演技者。『家が遠い』第2話 原作・脚本 前田司郎(五反田団)

オープニングが手越のナレーションにあわせて登場人物紹介になってました。トミーが乱暴者ってのがちょっと「?」。外に向ける暴力ってよりも、内に向ける暴力(自分を傷つけるだとか)なタイプかと思ったんだけど、衝動を抑えられなくて仲間を傷つけてしまうってことなのかな。
1話のラストで突然どこかへ歩いていっちゃったトミー(手越)の行動は、久米(マッスー)の歌にムカついたからだったんだ・・・。俺、納得。ドロドロに汚れ、傷ついて戻ってきたトミーですが、その理由はもしかしてスルーですか?「オリベ油」拾ってきた理由はスルーなのですか?話の中では最初からトミー=変わった子ってな共通認識があるせいで、今更誰も不思議に思わないってことなんだろうなぁきっと。他人にあまり興味を持たないってのもイマドキの子供らしいんだろうし。
汚れたまんまで道路の真ん中に横たわるトミーを見て「トミーは自由でいいよな」と言う久米。中学受験に失敗した久米だけでなく3人ともそれぞれ悩みがあるようで、じーっと虫を見続けるトミーを複雑な表情で眺める3人。やっと『家が遠い』になってきたっぽいぞ。
そこへバイト中なのに、休憩時間にわざわざ制服に着替えてまでやってきたトミー姉。弟想いの姉かと思いきや、トミーを「この人」呼ばわり。「オリベ油」に突っ込みいれない姉もバカなのか、それとも貧困で「オリーブオイル」の存在に触れたことがないのだろうか。木田(草野)がゼリーを「食べる?」と勧めた瞬間はそれほど乗り気でもなさそうだったのに、「タダでいいよ」と言われた途端に「うん♪」と食いついたのも、貧乏の伏線か。イマドキの女子高生はあのゼリーごときに飛びつかないよねぇ?
グダグダと喋る4人+トミーをマンションの上から見下ろす男。それを見て「昔ここら辺で自殺あったんだよ・・・。多分、ここら辺に落ちた」とトミー姉が言い出した。「あの人、俺らがどくの待ってんのかな・・・?」「なんかやだな・・・」と呟く3人の横で、トミーは“ここら辺に落ちた”という辺りを凝視。「何か、たまにじーっと見てんだよ。ちっちゃい時から(トミーが)」・・・・・・・・・そんな話なんですかー!?!?ホラー?ホラーなのか??で次回へ続く。

寝てるだけなのに、美味しいなぁ手越。食いしん坊で変態というキャラ付けがしっかりしてる草野もなかなかいい役だな。始まる前は素人草野が一番不安だったわけですが、蓋開けてみたら一番自然でいい感じ。
今回は面白ポイントも結構ありました。
・かっこつけてタバコ吸ってるフリをする3人。キョドりすぎです
・草野タバコくわえろー!!
・マッスーにジッポは似合わない。死ぬほど似合わない
・血が出た手越の口元をぬぐう草野。腐女子としてはたまんねーシチュエーション
・「何と闘ってきたの?」
・マッスーとシゲの間にちょこんと座る草野。カワエエ
ビートルズ(洋楽)を「吹き替え版?」「翻訳?」
・トミーの顔をちょっぴり乱暴に拭く姉を見た草野は「「ふいて欲しい(はぁと)」
・トミーを動かそうとと思いっきりトミーの太ももをつねる姉を見た草野は「俺にも・・・(はぁと)」
・お徳用ゼリーは1つ30円
・トミー姉の髪の毛の匂いを嗅ぐシゲの顔がキモイ

というわけで、次回は1ヶ月近くあいて10月18日ですってよー!なんでこんな変則なんだよ。忘れそうな予感がひしひしと・・・。