小路 幸也『そこへ届くのは僕たちの声』

そこへ届くのは僕たちの声

そこへ届くのは僕たちの声

植物状態の人間を覚醒させるという「奇跡」を起こせる能力の持ち主がいるという噂と、日本全国で起こっている奇妙な誘拐事件。無関係に思える二つの出来事を結びつけたのは<ハヤブサ>という言葉だった。子供にしか使えない力を駆使し、子供たちはやがて起こる大事件に勇気を持って立ち向かおうとする。


ジュブナイルってこういう話のことを言うのでしょうか。メルヘンだなー。
滅多にこういうタイプの話を読まないので、なんか新鮮でした。面白いとかそういうんじゃないけど、いいお話だと素直に思う。なんか夢のない大人になっちゃったなぁ、私・・・とちょっとだけ切なくなったりしましたよ。