- 作者: 戸梶圭太
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: 新書
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希少動物の地下オークション情報を得たプロの強盗鉤崎は、これを次のターゲットとすることに決めた。完璧かつ冷徹な準備を整え強奪は決行されるが、計画にないつまづきが一つ二つと発生する。
すべてのドウブツ好きに贈る、血も涙もないトカジ流強盗小説。「動物好きに、いいヤツなんかいない。」(帯より)
昨年刊行された「クールトラッシュの」続編です。続編というか「鉤崎シリーズ」だな。「クール〜」は戸梶好きとしては全然物足りなかったのですが、これはまぁまぁ戸梶ワールド。ちょっとばっかりレベルアップといった感じ。内容はそれほどでもないものの、とりあえず変態しか出てきません。登場人物オール変態。
聞いたこともないような動物のオンパレードなので思わずネットで調べてしまいました(ニッコリ)。
動物がらみの話ではありますが、獣姦とかそういうのは全然なし。そっち方面じゃないです。邪魔な人間を処理する為にちょっと豚さんたちに食べてもらおうかなーぐらいで、決して動物の命を粗末に扱ったりしないし、むしろ大切にされてます。動物ラヴ☆なハートフルストーリーです。
加熱するペット業界や愛好家に対して警鐘を鳴らすという社会派な側面もあり、一動物好きとして共感できる場面が多々ありつつも、最低限のマナーは守らなければならないなと改めて思った次第です。うわ嘘っぽい。
前作のラストでは「また会いましょう」的なコメントがあったのに今回はなし。鉤崎はどうなっちゃうのかな。気になる終わり方。