『光る君へ』第28回「一帝二后」

妹を喪って嘆くのはわかるけど、「全部道長のせいだ」って、いやお前(ら兄弟)が遊び半分で矢を射った相手が花山院だったうえに謝らずにゴネまくったから出家するってことになったんだろうがってな話なわけで、なんならお前あれだけ御子産め御子産めっつってただろうがって話なわけで、伊周の描き方が愚かを通り越して哀れすぎるだろ・・・。
それもこれも道長を悪く描かないからで、そのとばっちりが伊周であり宣孝に向かってるところを三浦翔平や佐々木蔵之介がなんとか成立させてるよなーと、ここ数話は特にそう感じる。
そういう意味でこれからの伊周が楽しみなんだけど、期待は禁物だといい加減わたしは学習しました。

で、道長を現世に引き戻したのがまひろだったのははいはいソウルメイトソウルメイトってことでいいんだけど、「まひろ!」と言って目を覚ました道長に看病してた明子が「明子でございます」と言ったってことは、明子は「まひろ」という名を聞いたってことでいいんだよな?。
今回一番面白かったのは病床の道長を前にしての倫子様のマウントでしたが、明子もいい性格してるから「まひろ」のカードを倫子様に対してどこで切ってくるかだよな。

あと(一条帝に「一帝二后」をどう受け入れさせるのかと思ったら、前回自分は母親の操り人形だと思ってるということを描いたうえで、彰子も「自分と同じ」なのだという同情心を理由にするのはなるほどなーと納得しつつ)今回行成頑張った。めっちゃ頑張った。
ようやっと道長の役に立ててよかったな行成!。