ここで瀬名と信康が死ぬという「決まり事」はさておき、「死んだことにして逃げろ」という家康の命を聞かない瀬名と信康に、「絶対に死なせるな」という家康の命を遂行できない家臣たちにゲンナリ・・・。
当然家康（徳川家）も築山の「企み」に加担というか賛同してることぐらい、少なくとも築山を拠点に武田と手を結び織田を謀ろうとした事実を徳川が知らないはずがないことぐらいは承知してるだろうけど、それでも「どうケリをつけるかはお前に任せる」と信長に言わせ（ことしも信長さんは能無しには厳しいけど裏切り者には優しい）、「身代わりを用意して（その者たちを犠牲にして）妻と息子の命を守る」と『自分で決めた』家康だけど妻も息子も言うことを聞いてくれずに自害してしまいました（なんとなく「いつか命を賭ける時がくる」という母の教えが布石だった（ロングパスが決まった）みたいな雰囲気になってるけど、息子を道連れにしてる（そういう形として描いてる）時点で違わね？と思っちゃうんだけど）と、家康は悪くない、なんなら家康可哀想ってなふうに描くかよと。
まあそうなるとは思ってたけども、慈愛の国などというものを作りたいという妻の話に乗ったからこんなことになってるというのに国なんかどうでもいい妻のほうが大事などと言われるとほんとゲンナリですわ・・・。いっそお前もあとを追ったら？とすら思ってしまった。
そら勝頼も「武田と徳川」で示し合わせて空撃ちしあってたのに、そして頃合いを見計らってそのことを織田にリークすることで徳川は妻子を守るために織田と戦うことなるであろうことを期待してたというのに、その責任を妻と息子「だけ」に背負わせて処分させる家康を「人でなし」と言うわなってなもんだけど、武田（というより勝頼）を見限ったっぽい千代という描写もあったし勝頼がクズみたいに描かれてんのが（そう見える人もいるであろうことが）クッソムカつく。
そしてコレが史実の「追放」にあたるならば佐久間信盛完全に瀬名のやらかしのとばっちりじゃねーか・・・。
