『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第6.7話

ラストマンで裏切られたもんで柴犬が出るらしいけど過度な期待はしないでおこうと思いながら再生ボタンを押したらいきなり柴犬が登場し、ノーリードでテケテケどこかへと走っていったまま「行方不明」扱いになるもんで、「小太郎」が心配で心配で事件どころじゃなかったです。

強盗が発生してから小太郎が発見されるまで何日が経過してたんだろう。それこそ「事件の鍵を握る」小太郎を見つけるべく警察を挙げて大々的な捜索をしてるのに見つからず・・・ってな描写があったんで少なくとも数日はかかったでしょうが、その間あんな場所で肋骨の痛みを抱えながら飲まず食わずでいた小太郎がどれほど恐怖と苦しみを感じていたのかと思うと泣けてきちゃう。

劇中で「これだけ探してもいないとなるともうこの町にはいないのかもしれない」と言ってたけど、犬って案外戻ってくるものなんですよね。小太郎がなぜ家から出て行ってしまったのかは(その時点では)わからないものの、気持ちが落ち着けば「自分の家」に戻ってくるだろうに戻ってこないってことは戻れない理由があるんだろうなと思いながら見ていて、田口さんに聞こえた犬の鳴き声の感じと声が聞こえてくる場所の感じからしてあの廃墟みたいなところに入り込んでしまって出られなくなってしまった(アホ犬な)んだと思ったのに、多恵さんを守ろうとして強盗に噛みつき蹴られて肋骨に罅が入ってた(から痛くて動けなかったのだろう)だなんて、なんで小太郎がそんな可哀想な目に遭わなくちゃならないんだよー!。再犯らしいし犯人はこの先死ぬまで塀の中にいるがよい。

兄(刑事たち)に礼を言ったぐらいで二階堂検事にときめくわ、めぐちゃんにじっと見つめられたらその気になるわ、ここへきてみなみが激チョロインと化し諸星判事とめぐちゃんとの四角関係はなにげに面白くなってきたのはいいんだけど、主役のはずの豪太にはなんの物語もなくてさすがに気の毒になるな。
ていうかめぐちゃんが参考人として法廷で証言する話と強盗の捜査は事件として繋がることはなくとも物語としては繋がり(そういう仕掛け)があるのだろうと思ってたのに、まったくの無関係だとは思わなかったわ・・・。