『魔法のリノベ』第2話

職場の後輩で恋人だった男との関係性、元の職場を辞めた理由はだいたい分かる(初回で説明された)ものの、初回だからまだキャラクター性をしっかり把握することができていないことを差し引いても“現在の小梅と元カレ”のバチバチな感じに違和感みたいなものがあったんですよね。
過去回想での小梅は職場で針の筵状態で、逃げるように退職するしかなかったように見えたし、だから転職に際し髪型を変えて“家族経営の小さな工務店”に馴染むように“キャラ変”したのだと最初は思ってたんだけど、営業先で元カレとバッティングしても弱気を見せるどころかバリバリ強気で、なんなら喧嘩腰で、そこは元上司の原田泰造が「あの真行寺」と含みを持たせて言うことと繋がるから元からこんな感じのキャラであり営業スタイルなんだろうけど、であれば自分を信じてくれない久保寺にビンタ一発くれて辞めるぐらいしてもよさそうなもんなのになーと、小梅の辞め方と現在の元カレに対するファイティングスタイルが繋がらないなと。
そこに違和感を覚えてて、続く2話ではライバルなのに元カレにクライアントの希望を教えてやるもんだからますます混乱したんだけど、「フェアに勝ちたいという乙女心」で納得できてしまった。

小梅さんは基本ストロングスタイルで、男の趣味が悪いんだね(笑)。
スーパー営業ウーマンかと思いきや思いっきり私情を挟んで失敗しちゃう小梅さんの好感度上がったわ。

で、その小梅の「フェアに勝ちたい乙女心」のせいでクライアントを怒らせてしまったってんで玄之介のスキルが発揮されるというこの流れは面白かった。
というか玄之介のワビリティすごすぎる(笑)。これは見事な職人技と言わざるを得ない(笑)。

「なんということでしょう」と「喫茶チロルで作戦会議」の使いかたも上手かったし、野間口さんと水野さんのアシストもあって(野間口徹水野美紀というどちら側にも転べる役者夫婦だもんで、表面上は仲良し夫婦を装ってるけど実は・・・的は話になるんじゃないかという不安と期待があったんだけど、ほんとうに素敵な夫婦で良かったような、若干の物足りなさがあるようなw)小梅と玄之介によるバディの土台がしっかりできたよね。
初回でいらんなと思ったRPGパートも今回は「小梅の情報漏洩」というそのものズバリだったし、金子大地くんの闇の騎士姿もキマってたからまあヨシw。